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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自然に触れる! (自分はどこに流れていきたいか 5/10)

2016-09-19 | 第一章「意識と知覚」

 人生の夢を持っていても、日々難問がやってくるのもの。そんな中で悪戦苦闘すると、時には夢や理想が凶器となってしまうこともある。そのあたりのことを理解しとくことは大事である。

 今は季節の変わり目、夏の疲れもでてくる時期のようだ。こんなときは、のんびりとする一日も必要だと思う。一昨日。久しぶりに近くの大栗川周辺の散策をした。この時期は写真のようにニラと蝶のコラボが美しい。部屋の中で美しいデジタル画像を見たりしても、こころのそこから満たされることはないように思う。やはり五感と体感が全開するのは本当の自然の中なのだと思う。

 夏目漱石の草枕に次の一節があるが、とても気に入っている。今は秋だが、春のヒバリの話だ。

 春は眠くなる。猫は鼠を捕る事を忘れ、人間は借金のある事を忘れる。時には自分の魂の居所さえ忘れて正体なくなる。ただ菜の花を遠く臨んだときに眼が醒める。雲雀の声を聞いたときに魂のありかが判然とする。雲雀が鳴くのは口で鳴くのではない。魂全体が鳴くのだ。魂の活動が声にあらわれたもののうちで、あれほど元気のあるものはない。ああ愉快だ。こう思って、こう愉快になるのが詩である。

      

  

自分はどこへ流れていきたいか 5/10

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