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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

こころの自由を得るために(3) (こころの自由 10/10)

2016-10-20 | 第十章「今ここでの恩寵」

 どんな本に感銘を受けたか。普段あまり考えないことを先日の勉強会で考えた。その時々にあった真善美の何かの知識に触れることは大事だなと思ったり、軽い本もいいが重い本(聖書などは重量も重い)も苦悩の中にいるときは良いなと思ったり、いろいろした。

 そして、先日の勉強会で話題の一つだった旧約聖書のヨブ記を、昨日から熟読した。まあ、これは重い本の典型であり、心理学でもよくでてくる本だ。ヨブのこれでもかこれでもかという苦悩が統御感、幸福感に変わる話だが、深い。私もそうだが、例えば3.11の時にこの本を読んだ人は多い。

 U先生の生き甲斐の心理学で考えれば、ストレス曲線を幸福曲線にどのように変えていくかというテーマに分類できるのだろうが、こころの領域の問題、身体の領域の問題、魂の領域の問題すべてが濃厚に詰まっている物語だ。

 苦悩(簡単に解決できない問題)に遭遇すると、こころはヨブ記を引用すると

 1.奴隷のように日の暮れるのを待ち焦がれ

 2.傭兵のように報酬を待ち望み

 こころの自由から遠のく。

 たぶん私もそうなる傾向は大いにある。そこを、こころの自由をなるべく得て、思考・感情・行動のバランスの良い組み合わせで自分を再構成・統合していく。その場合、問題が深刻であればあるほど、ヨブ記のような重い本は心の糧となるのだと思う。

こころの自由 10/10

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