奄美大島を舞台にした美しい映画「二つの窓」(河瀬直美監督)を見たが、いろいろ考えさせられた。私の古代からのDNAが騒ぎはじめる、なんとも縄文的な映画であったが、愛とか親密性がもたらす自由ということに想いを馳せた。なぜ、そう私が感じたかはどうぞ映画をご覧になっていただければと思う。
私も時に過去に囚われたり、変な劣等感や罪悪感や疑惑感、不信感・・・いろいろと囚われたりし、防衛規制で心がますます不自由になる極地で、不思議なタイミングで他者(神仏含む)からの愛を感じると、北風と太陽の寓話ではないが、こころが突然自由になる感覚を味わったことがある。これは、生き甲斐の心理学でいう、ロジャースの6条件でこころが開放されるという現象だと思うが、こころが自由になることで、自分の自己実現の方向が希望をもって見えてくる。
そして、不思議なことに過去の様々なことに囚われていたのが、自分の自己実現に囚われるようになるという副次効果もある。ふと「二つの窓」とは関係ないが、新約聖書にあるサマリアの女(ヨハネ福音書)を思い出した。彼女も結婚に何回も失敗しヤコブの井戸で人目に付かない時間帯にイエスに出会う。そしてほんの少しの会話の後で、大きく変わり街に出かける。それはやはり自由の問題でもあるようだ。
ところで、最近縄文後期についていろいろ調べているのだが、この時期に多摩丘陵の1000年近く続いていた村が消えていったりする(写真の大栗川の畔には前期から中期に栄えた多摩ニュータウン72遺跡がある)。これは、関東に限らず中部日本などでもそうだ。消えるといっても、どこかに移動する(例えば低地へ)わけであるが、伝統などの過去に固執するわけでもなく、未来に固執をしたといっても良いかもしれない。愛と自由と固執する対象・・・面白いテーマである。
大人になって知る親密性と孤立感 6/10
------------------------------------------------------------
縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。葉書
「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」購入方法
1.紙の本の入手については・・・
四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。
電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)
住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2
2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、
Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。
サンプルもあります。
森 裕行 | |
なお、カスタマーレビューを書いていただけると励みになります!
尚、私の電子書籍は現在この縄文小説だけです。同姓同名の方の
著作がありますのげご注意ください。私の著作の確認はこちら!
------------------------------------------------------------
+++スマートフォン等のブログ表示で心理学関係の広告が掲載されることがありますが、私が推薦しているわけではありません。ご注意ください。