自分が置かれた環境のことを普通は余り考えないように思う。ところが幼い頃であっても、転校や異文化接触などがあると、周りの環境について考えざるをえなくなるようだ。
私も小学校2年の頃にアラスカに一年弱暮らし、そして戻った経験をした。子供なりに必死に異文化に溶け込んでいったわけだが、日本に帰ってからも溶け込む必要があり、文化の違いを大いに経験した。
Aという文化では当たりまえのことが、Bという文化では悪いことというようなことがあった。アラスカでは褒められることが日本では叱られて目をつけられる。逆に日本では普通のことがアラスカでは異常に思われる。
一例だが、大人になって外資系企業で海外の方々と一緒に研修を受けたりすると分かるが、質問をすることは異常という感覚が日本にはあるが(おとなしくしていることが美徳?恥の文化か)、外国では質問をしないことが異常と思われる(主張するのが美徳?)。
成人して企業に勤め今に至るわけだが、職業や職種も独特の文化というようなものがある。医療や介護の世界で当たり前のこと、大企業で当たり前のこと、主婦で当たり前のこと・・・どれが良いか悪いかということというより、そこに置かれた人が個性や習慣との関係でどうなるかだ。ある文化では「空気を読めないやつ」といわれたり酷い目にあったりするが、ある文化では普通に評価されイキイキと仕事ができたりする。
心理学では現実原則の問題ということになると思うが、日々の暮らしの中で旨くいかないことが多かったりするとき、自分を責めてばかりいないで、時には自分の環境にあっているかを考えることは非常に重要だと思う。変なのは自分ではなく、周りの方だったりするものだ。
そして、昨日の三つの自問自答。①自分は何のために生きているのか?②生き甲斐は何か?③自分の身体、心(生育史)、魂(宗教や哲学の対象)を大事にしているか?をしっかりやってみて、時には変な文化から脱出するのも大切かもしれない。
因みに縄文時代のことを研究している私だが、例えば縄文晩期にあったと思われる刺青の文化に抵抗を覚えるが、当時の人はそれが当たり前と考えてたと思うと、ちょっと変な気持ちになるが、この現実原則を考えてみると何かほっとする。
大人になって知る防衛機制 5/10
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