隕石が屋根を貫いて降ってきたというようなニュースがあったりするが、思いもしないことが世の中では起るものだ。かつて想定外という言葉がはやったが、将来のことは何が起るか分からないというのが真実で、おそらく想定も想定外もない不安に満ちたものだと思う。ただ、将来の不安に底知れぬ不安を感じパニックになるよりは、今ここに生きて饅頭を食べたりしていることに感謝したほうが良いとも思う。
23歳~34歳の成年前期の私も、仕事がある程度できるようになったり、妻や子と家庭を持ったりしても、厳しい世の中で孤立感に苛まれ、また防衛機制の知性化をしすぎたためか、神経をすり減らしやや病的になった時期があった。普段でさえ心配事が沢山あるのに、それこそ隕石が落ちてくるのではないか(理論的には確率は極めて低くてもありうること)と余計な心配までしたものだ。
昨日は過去の不安について少し述べたが、将来の不安というのもこのように確かにある。そして将来の不安がやたらと増幅してしまう。こうした時に、生き甲斐の心理学の一つの知恵、不安を過去、現在、将来の不安に分けてみるということは意外に大事で、何となく自分の傾向を知るだけで安定感を取り戻すようである。そして、将来の不安よりは今のまんじゅうに感謝するという観点も大事だ(過去の失敗より今のまんじゅうもあるかもしれない)。ちなみに、某コンビニで買ったきんつばが美味しくてちょっとやみつきになってしまっているので、まんじゅうの例えが・・・(笑)。
将来の不安は、自分の目標などとのギャップから生じることも多い。私たちは幸福を追い求める存在であるが、幸福も二種類があり、ひとつは幸福になるための条件(目標)を描くこと(追い求める)。もう一つは今ここの幸福感を味わうことのようだ。幸福の条件は状況によっていろいろ変化しなかなか難しいが、幸福感というものは考え方一つで得られるものであり、死ぬまで身近な存在のようだ。
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ (石川啄木)
大人になって知る親密性と孤立感 7/10
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