田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

一日中果樹との対面

2006年12月19日 | 日記
12月19日(火)快晴 平凡な朝焼け雲ひとつない 午後からは冷たい風
  早朝に目が覚めたので朝焼け見物と決め込んで起きてしまった。東の空が赤く染まってくると最近出来た携帯電話のアンテナ塔がくっきりと浮かんでくる、同じように送電線の鉄塔も今までは余り気にしなかったが2本見えて荒船山の姿にかぶって3本の鉄塔が並んでいる。この地区は佐久平の西の丘陵地帯でこれより更に西に行くと小県郡の高い山に続いている。このアンテナ塔は丘陵地帯の取り付きに最近出来たもので2箇所に新設。ここ宇山区の5つつの集落で携帯電話の感度が良くなった。今までは機種により受信できないことがあり、特に建物の中や山襞に入ると全く使えないことがあったが今ではほとんどの機種が使える。
  8時前には朝食を済ませて9時から果樹の枝の剪定と誘引の作業を行った。日差しが高くなるとともに暖かさを感じるようになって12月の下旬に近いとは思えない陽気だ、この異常気象は北米大陸でも大幅な高気温が続き世界的な異常気象になっているのを実感させる。順調に作業が進むが枝の誘引の難しさは、直立している枝を水平に近い状態まで紐で引くのだが強すぎると枝が折れる直前でメリメリと音を立てるので慌てて元に戻して枝の付け根を紐でぐるぐる巻きにして補強する。それでも2箇所くらいは裂けてしまったものがあるが、補強したので来春にその先に芽が出てくればありがたいのだが・・・・・
  妻・Mが11時頃に鹿教湯温泉から帰ってきた。昼飯の準備は任せられるのでありがたい。昼飯は何時もの握り飯2個に漬物他の定食だが今日はデザートに干し柿が2個付いていた。私の好物なのだ!!
  最後の木を剪定するのには樹が高いので3脚を使って作業をした。これだけ観る本格的な植木屋か果樹屋さんの出番のようだ。しかし、3脚も斜面に植わっている樹を扱うときにはよほど気をつけないと転倒の恐れがある。
  素人の作業は安全確保が第一だ。 今日の作業は3時半で終了
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Aさん ご夫妻とAmiと 自然回帰に盛り上がる

2006年12月19日 | 日記
12月18日(月)夜 満天の星 冷たい空気が心地よい
  5時過ぎにAさんご夫妻の別荘に行く。妻・Mは鹿教湯温泉に行ったが、妻が作った おでん を鍋いっぱい持ってご夫妻の待つお宅へ向かう。我が家からは2分と掛からないが、おでんが入った鍋は軽トラの荷台にあるダンボールに入れこぼれないように坂道を下った。お宅に着くとご主人が愛犬Amiの散歩で外に出ていた。相変わらず大きな身体のAmiは堂々としている。
  おでんと一緒に持ってきた漬物を抱えてお宅に入りストーブの上に鍋を置いた。この家は完成してまだ数ヶ月しか経っていないが落ち着く。玄関を入ると広い土間がありそこから一段高い部屋に入るようになっている。土間のある家を作るのは趣味だけではできない心意気が見えるが、ご主人の趣きの深さには敬服してしまう。自然回帰を前提として「人間も一つの自然の中で生かされている」という超自然派である。やがて散歩から帰ってきたAmiとご主人を交えてビールで乾杯をした。今日はMのお陰で楽しい時間が過ごせる。
  夫妻とは自然の中で生きるという考え方が同じような価値観を持ち頼もしい存在なのだ。ゆっくり話が出来るのは今日が初めてのような気がする。彼の考える自然農法はその土地に代々ある草や木、地上の虫、地下の微生物など全て生を持ったものとして、己が作る野菜や果実の価値観と同じに観る考えを持っている。この考えには同感する。自ら作る野菜の一部を自然に回帰させるのに虫に食わせ、微生物に食させるその度量の大きさは見習いたいものだ。自らが自然の恵みを口にするときに、それは生命を口にするという考えなのだ。
  ストーブの前にはAmiが横たわり夫妻との会話はゆっくりとしたテンポでストーブの揺らぐ炎と同じ呼吸で進むことが何よりも嬉しく感じる。同じ価値観を持って自然回帰に向かう近い将来は、この山裾で過ごす楽しみが倍加していくことだろう。帰りには奥様Aさんお手製のハワイアン・ファブリックで作られたバッグをいただいたが、その縫製、センス、キャンパスの裏地の使い方は全てが湘南のセンス満杯で嬉しい限りだMも喜ぶことだろう。また、特性のベーコンの塊をいただいたので何の料理に使うかが楽しい思いとなる。
  これが、私の今夜のお楽しみ・・・・・・ だったのだ
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