田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

今日も獅子舞の準備明日の本番に向けて

2006年12月30日 | 日記
12月30日(土)快晴 風もなく穏やかのまま太陽は西に傾く
  師走の静かな一日が暮れてゆく。
  東京・吉祥寺に住んでいた頃は正月前の三鷹の南口商店街を好んで歩いたように思う。この商店街は遠来の客ではなく地元の人だけが行きかう路地が多くあり、忙しいながらも日々の糧を求めるのと同じ姿勢で、ハレの正月の用意をするために人々が町に出て来ているのだ。迎える店側も特別に高価なものを並べられているわけでもなく、此の商店街特有の沢山が暖かさを表すように感じる。八百屋ではミカンを笊の上に山盛りして一山○○円とか惣菜でもウインドウの上にまで皿盛りした煮物や天麩羅などが広げられている。吉祥寺のハレの姿と比べ庶民的なのだ。そのような商店街の中にある蕎麦屋には良く行ったが、そこには「ざる蕎麦」だけを扱っていてあとは店主の好みの酒と油揚げの焼いたものが突き出しで出るだけだ。一風代わっているが、愛想もなく無駄口を開かない店主の寡黙さがよくって客は通って来る。一通り商店街を歩いた後は玉川上水べりを東に井の頭公園まで歩くが、途中に有三文庫という(故山本有三氏が寄贈した蔵書を住居跡で開放している)http://mytown.asahi.com/tama/news.php?k_id=14000119999990222 という図書館があり、大正時代の西洋館と庭園が設けられ落ち着いた雰囲気のあるところで、本に目を通しながら休憩が出来るのだ。そこから直ぐに井の頭動物公園があり、街道を渡ると森に囲まれた池があるがそこまで進むと回りの木立の上にはマンションや商業ビルが立ち並ぶのが目に入る。
  思わずこのような昔の思い出に浸っている私はやはり山の中の道を静かに歩き
春の準備をしっかりと済ませて暖かい光を待つ枝先を眺めるのが好みなのだ。4時頃に隣の集落のYさんより電話があり「今、餅をついているので夕方持って行く・・・・・」と、昼には隣のA氏が貸した餅つき機を返しにきて搗きたてあんころ餅を持ってきてくれた。
  夜は今日も獅子舞の準備、明日の本番に向け総仕上げとなる
  
コメント
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