田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

子供獅子舞は集落の宝なのだ

2006年12月31日 | 日記
12月31日(日)晴れ 雲の多い一日 風が冷たく大晦日らしい
  大晦日 何時もながら気ぜわしい日の始まりだ。
  午前中の障子張りがノルマとして残っている。障子が破けるのは、愛息Salaが自分で日向ぼっこをするために障子を開けるときに爪で破いてしまうのだ。今日の張替えは部分的に下のいくつかの枡を張り替えるだけなので時間は取られないと思っていた。しかし、障子張りに適する糊がないのだ、仕方なく両面テープでやってみたが張り終わった後が綺麗にいかないのが気になり、近くのホームセンターまで買いに走った。両面テープで張ったものを全て剥がしてからやり直しをしたので全て終了したのは午後1時を過ぎていた。
  昼飯の後は今日の獅子舞が家に来るので霜でぐちゃぐちゃになっている芝生の端の部分に刻んでおいた藁をたっぷり敷き詰め、獅子舞の子供やお囃子の連中の靴が汚れないようにした。また、正月の門松代わりに紙の札を玄関の両脇に貼り付けた。これは信州へ来て初めて知ったもので、生活改善運動と松の伐採をセーブするために始まったらしい。門松は竹や藁、松などで作られているから松だけが保護されるのも可笑しなもの、此処の集落でも竹が増えすぎて山が荒れているので復活してもよいのではないか??
  集落の獅子舞は子供が演じることになっているので時間も早く31日の午後7時頃から集落の一軒一軒を廻るのだ。先鋒が家に上がり「風の神叩きだせ、福の神入り込め」と梵天を振りながら大きな声で叫ぶ、次に別の子供が「開けましておめでとうございます、獅子のご年始です」と挨拶の後、獅子舞が始まり、最後に獅子が亭主、家族の順に肩を噛んで締めとなる。
  これで元旦の午前中に集落全員の新年会が行われるのだ。
  我が家の行事は此の後に越前形式の「おろし蕎麦」で年越しをするのだ。しかし、乾蕎麦は東北、山形県寒河江産、大根は信州立科町、生醤油は四国高松産、カボスは九州福岡産、まあ無事に今年も過ごせたので全国的に感謝の印としてよいのではなかろうか・・・・・
コメント (2)
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