1月3日(木) 夜半の雪が残る 霧のような雪 風は相変わらず強い 寒い一日
元旦には初日の出を拝もうと言うよりはカメラに収めようと密かに思っていた。ところが ・ ・ ・ 初日の出 すでに頭上に 昇りけり(哉) とお些末な正月の出だしだった。
2日目はぼんやりとした曇り日、これも正月らしくない。尤も今年はMもSalaも“病み上がり”、Mはやっと家の中をそぞろ歩きと言うかすり足で歩けるていどなので、食卓にはクロネコが運んでくれたものが並んだ。正月料理を好まない俺としては何となくトーストが欲しくなる。二日目は食パンを軽く炙ったモノが主食となった。正月だからと人が訪ねて来てくれて結構賑やかだった。Algoは人がくればいち早く玄関に飛び出し騒ぎ立てる。そして、挙げ句の果てはSalaにも同じことをヤレとじゃれつく。Salaは大手術をして頑張り、その痛みもやっと治まったころなのにAlgoにジャマをされる。
今日の正月三日目は一面が雪景色、暮れの雪とは違い寒い、気温も低く、少し気の緩みもあり寒さを酷く感じた。暮れに預かった地区の資料作り、結局今日まで手を着けていない。明日にでも電話が掛かってくるだろうか?朝から暖かいリビングにパソコンを持ち込んで作業に没頭した。遅い午後、Algoは寒さを案じるようになると、コタツ代わりにSalaの身体にひっつく。これを見るとストーブの薪が足りないのに気がつき、慌てて薪運び既に暗く人感の電気が灯った。
元旦の新年会も長老が参加できなくなると、邑(ムラ)の謂われとか昔ばなしが出ないのが淋しい。元気なのは子どもたちばかりだが、いまや年金を支えてくれると言う子どもは大切にされすぎているようだ。しかし、田舎の子は素直な子ども、彼らの話を耳にするとサンタクロースを信じている。正しい子ども純に育てる親の正しい嘘の在り方だろう。