工学ジャーナルという昔の工学部の紀要にあたるものへの投稿原稿の目途がやっとついた。今回は自分で計算したところは皆無。全部共同研究者の計算したもの。自分でも計算はしようとはしたんです。これでも。でもうまくいかなかった。
しかたなく、他人のまとめてくれたメモをもとに何とか15ページの論文をまとめた。すみません。いままでこんなことをしたことは一度もなかったのです。
でも、今年は世間の義理がなかなか果たせていないので、こんな結果になっています。分量的にはまあまあでしょう。
ガンマ関数を複素数でどう評価するか、Bessel関数で次数が純虚数のときどう評価するか等Mathematicaでやれば、なんてことないかもしれませんが、旧式の人間なのでfortranではどうするのかこれから調べてみたいと思っています。
研究というほどのこともしていないのだけれど、やはり研究的なことをしていないと小著「数学散歩」(国土社)に出てくるようなネタは得られないのです。多次元の球の体積を解析的に求めるというようなことを考えてみたのもやはりモンテカルロ積分を行ったときのその誤差評価ができるからと思ったからです。