変なタイトルだが、実はこの2つは論理的な関係がない。
中学生君への教材の資料としてつくっているのが、三角形の面積についてであり、現在頭を悩ましているのが、昔書いた数学エッセイの改訂新版をつくろうとしているのが、テンソル解析だということしか脈絡がない。
どちらが簡単かというともちろん「三角形の面積」である。それで昨日の午後3時過ぎからこれについて書いた。それもその下敷きになる文書は私が高校のときに使った「解析II」のテクストである。
田島一郎先生の編集した好学社発行のテクストでもうボロボロになっている。あまりよくわからなかったところに赤線がいたるところに引かれたテクストである。それでも大事にもっている。もう60年以上まえのテクストである。
さすがにいまごろになれば、このテクストであまりわからないことが多くあるわけではない。これは高校生のころもわかりやすいテクストという感じをもっていたのだと思う。
「テンソル解析」のほうはいまでもなかなか難しい。もっともいま改訂しようとしているエッセイの初稿は1885年である。だから、これももう35年前のものである。
ということは、私は35年経ってもあまり進歩していないということの証かもしれない。