まだ完全にわかっているわけではないが、球面三角法の現代的な導出法がすこしづつわかってきている。
これはもちろん私にとってという意味である。専門家にとってという意味ではない。以前にインターネットからとってきてプリントしていたコピーを少し読んでいる。
もっともたぶん一番たどり着きにくいのは球面三角法の発見法的な導出であろう。
『四元数の発見』の第11章の「四元数の広がり」で球面三角法の定理の導出の方法として
1.発見法的に導く
2.現代的に導く
3.平面三角法を用いて導く
4.四元数を用いて導く
の4つの導出法をレヴューしたいと自分の願望を述べたが、2-4の導出法はそれぞれどこかにすでに記述されているはずだ。いま学んでいるのは2の「現代的に導く」である。
だが、1の「発見法的に導く」はそういう観点をもっている人が世界全体をみてもどれくらいいるのだろうか。
もっとも不勉強な私はTodhunterの球面三角法のテクストをインターネットでダウンロードしてもっているが、それをまだ開いて読んだことはない。