物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

続・サッカー選手の名言

2021-01-25 12:27:51 | 本と雑誌
NHKのEテレの「旅するドイツ語」で名言が読まれている。

いつだったかBeckenbauerの名言が出ていたのでメモしたのだが、それをブログに投稿するのを忘れていたらしい。

 Der Ball ist mein Leben, Alles andere ist Dekoration.
   (デア バル イスト マイン レーベン、アッレス アンデレ イスト
   デコラチオン)
  ボールは私の人生だ、他のものはすべて飾りにすぎない。
                         Beckenbauer(ベッケンバウア)

私はこのベッケンバウアのプレーをテレビでも見たことがないが、ベッケンバウアはドイツのサッカー選手としてとても有名な方であり、人気もあったサッカー選手である。

『マクスウエル方程式から始める電磁気学』を読む

2021-01-25 12:12:28 | 物理学
『マクスウエル方程式から始める電磁気学』(裳華房)のはじめの1章から4章までを読んだ。

論理的にすっきりしていて、これは推奨できる電磁気学の本である。実はガウスの定理とストークスの定理の証明をこの本ではどう書いているか知るためにE大学の図書館から借りて帰ったのだが、この部分の記述も難しくはなくていい本である。

ベクトル代数のベクトル積の定義があまりすっきりしないようだが、ここを少し書き直すべきかと思ったが、それもさほど問題ではなかろう。

5章以下はいま読んでいないので、アマゾンコム等の書評でもむしろ問題点はこの後半部分だという指摘は当たっているのかもしれないが、いまのところこの部分を読む気がしない。

後半部分についてはまたいい本はたくさんあるので、この本にその点の改善を期待するのは期待しすぎであろう。

『ファインマン物理学』(岩波書店)の第3巻と似ているのかもしれないけれど、それでも論理的にすっきりしているのはまちがいがない。

森鴎外のこと

2021-01-25 11:27:18 | 本と雑誌
森鴎外のことでは脚気の原因のビタミンB_{1}だというだということに反対したという汚点がある。

脚気の原因については医学者としての鴎外(森林太郎)はちょっと問題があるということは数年前に亡くなった板倉聖宣さんの科学史的な研究で明らかになっている。

もちろん板倉さんは小説のことには関して議論しているわけではないので、人によっては鴎外の小説についての高い評価をする人もある。

湯川秀樹は夏目漱石の小説「坊ちゃん」は中央の(これは東京のと言ったほうがいいのだろうが)、地方蔑視であるとして松山の人がありがたがる必要はないとの見解であった。この意見は独自な見解であるので、びっくりしたが、この見解は当たっていると思われる。