午前中に理髪店に行った。理髪後、ついでにデパート三越松山店の5階にあるジュンク堂へ立ち寄った。
数学その他の理系書を眺めて1冊だけ本を買ってきた。『物理学のための数学』(ベレ出版)である。ベクトル解析についてどう書いているのか関心があるためである。
テイラー展開の説明はこの書でも感心はしない。これは最近読み直しているヨビノリたくみさんの『予備校のノリで学ぶ大学数学』(東京出版)でも同じである。
どうして単刀直入に関数 f(x) が x または x-a のべき級数で表されるとして、このべき級数での各べきの項を両辺を未定の係数を何回も微分することによって決めていくという風になぜしないのか。
もっとも多くの微分積分のテクストを読んでも直接にそこからテイラー展開の説明が始まる本は少ないのが原因であろうが、嘆かわしい。
だから、そういうことを後の方になって書いている本はいくつかあるのだが。この『物理学のための数学』だってそうではないか。
もっともこの書にはLevi-Civitaの記号の縮約の証明が付録に出ていた。これは私のお得意の説明の一つだが、まあよかった。
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