[写真]自民党本部(上)と総裁の麻生
「故宮」という名の博物館は台北と北京の両方にありますが、中国・清朝までの紫禁城の文化遺産の多くは台北の故宮博物館(故宮博物院)にあります。
敗色濃厚となった蒋介石率いる中国国民党が、中国共産党の手に渡る前に、船に乗せて、台湾島(台湾)に疎開させたからです。
そして、現在に至る。
どうやら自民党が蒋介石状態になりました。
政府自民党が提出し、連休明け5月7日に衆院予算委員会で基本的質疑が始まる「2009年度第1次補正予算案」が「自民党・蒋介石状態ネコババ疎開予算」であることが判明しました。
衆院予算委の細野豪志委員の質問主意書に対し、自民党政府は1日の閣議で「46種類の基金をつくり、総額4兆3000億円を疎開させる」との趣旨を認めた内容の答弁書を18閣僚のサイン(花押)入りで決定しました。
細野豪志さんの質問主意書と自民党政府の答弁書のやりとりは下のホームページにいずれ載ると思います。衆議院事務局さん、早く作業してくださいね(^_^)v
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/171334.htm
これとは別に、衆院予算委の枝野幸男理事(民主党)は政府から資料を取り寄せました。この資料を当ブログは独自のルートで入手しましたので、お知らせします。
ここで紹介するのは一般会計です。
雇用保険を受給できない人に職業訓練をする「緊急人材育成支援事業」などを名目に7000億円の基金を造成。
「介護職員の処遇を改善する」という美名の下に3975億円の基金をこしらえました。
「都道府県が2次医療圏単位を基本として各地域の実情を踏まえて作成する地域医療再生計画について有識者による協議会の審査・承認の上で行われる事業」という“霞をつかむような儲け話”に3000億円の基金をつくります。
「非正規労働者、中高年齢者の一時的な雇用・就業機会をつくる雇用の受け皿を
つくる都道府県の創設した基金の積み増しのための基金に3000億円。
介護職員が研修で職場を離れる時の代替職員の雇用に3000億円。
こういった巨額の基金に自民党の影響力を忍ばせます。基金ですから複数年度にわたって使えます。
3000億円以上はすべて厚労省の事業。同省はハコモノを造るのではなく、現金給付が多いので、巨額になる傾向は以前からあります。
農水省は「農地集積加速化事業」と銘打って小規模農家・高齢農家が担い手に農地を任せる交付金として2979億円の基金をつくります。しかし、農水省は健康商法のように猫の目のように、少しずつ違う表現でいろいろな交付金(補助金)を考えつくもんです。
これにより2009年度第1次補正予算案が、経済対策ではなく、自民党議員の政権転落&失業後の雇用対策であることが明白になりました。
自民党、民主党双方の支持者から巻き上げた税金で基金を4兆3000億円つくり、複数年度で使いますから、仮に民主党に政権をとられても、当面の生活はできるわけです。
自治体や天下り団体にも基金を絡めますから、その疎開先の「故宮」に行けば、年間2000万円程度の生活費は確保できるでしょう。
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政府が追加経済対策を計上した2009年度補正予算案で、総額4兆3000億円に上る46種類もの「基金」をつくることが明らかになった。地方自治体などにお金をプールし、複数年度の支出を確保する狙いだ。ただ予算が過剰に積まれたり、お金の使い道が不透明になるなど財政規律を損ねる懸念がある。
民主党の細野豪志衆院議員の質問主意書に回答するため、1日に閣議決定した答弁書で判明した。日本の予算制度は、単年度ごとの予算について国会の承認を得るのが原則。補正予算でこれだけ多くの基金を設けるケースは異例で、野党などから「ばらまき」との批判が強まる可能性もある。
答弁書によると、46基金のうち22が農林水産分野で計7000億円を計上。1兆円の農水予算の7割を基金方式に頼った計算だ。競走馬の種馬を生産する農家向けの基金に50億円を積むなど、各事業に「薄く広く」予算を計上した。社会保障は、非正規労働者への再就職支援(7000億円)など11の基金に計2兆8000億円を盛り込んだ。(01:22)