田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

コストパフォーマンス

2011-03-19 16:14:29 | 講演・講義・フォーラム等
 私のブログのタイトル名としては似つかわしくないというか、珍しいタイトル名である。経済については全く疎い私が敢えてこの言葉を使った意味とは…。

  4年前から毎年開催されていた中央区の「オヤジの仲間づくり講座」が3月12日(土)、円山動物園を会場に開催された。講座は今年の開催をもって終了するとのことだった。これまで過去3回の講座はゲストを招請したりするなどの企画があったが、今回はこれまで3回の参加者に講座の効果や、講座後の変化などを語り合ってもらうという内容だった。
(正確に言うと、その他に円山動物園のボランティアの話を聞いたり、そのボランティアの方に動物園を案内していただいたりしたのだが、メインは話し合いだったと理解した)

        
        ※ 動物園ボランティアの方(後向き)の案内で動物園を見学した。        

 その講座なのだが、過去3回の参加者が39名だったにもかかわらず、参加者はわずか13名だった。
 その参加者に対して主催する側は依頼した講師のほかに中央区の関係者が5名もいて、私たちの様子を前に後ろにと写真を撮ったり、発言を記録したりしていた。
 講座の趣旨がいまひとつ明確でなかったこともあり、話し合いは低調に終始した。
 その様子を見ていて参加者の一人が疑問を呈したのだ。
 「この程度の講座にこんなに関係者が必要なのか?費用対効果を考えると、民間では考えられないほどの費用をかけて開催しているのではないか。このような講座はNPOなどに任せるべきではないのか」との指摘だった。

 私も「なんだか物々しいなぁ」という感じはもっていた。
 とは言いながら、その方の意見に若干の違和感を抱いたのも事実だった。
 というのは、確かに運営に人をかけ過ぎているきらいはあったものの、この種の講座はやはり行政が積極的に呼びかけて私たちシニア世代への情報提供やネットワークづくりを支援することが必要だと考えるからである。

        
        ※ 「オヤジの仲間づくり講座」最終回の話し合いの様子です。

 最近は行政においてもコスト意識が問われてきている。その点において主催者である中央区も見直しが必要かと思うが、何もかもが費用対効果(コストパフォーマンス)で推し量ることができないのが行政の仕事ではないだろうか。