えっ? こんなに関心が低いの? 会場(道新ホール)はざっと見て5割くらいの埋まり具合。そのような中で、札幌市長選に立候補を予定しているお二人の討論会が開催された。
昨3月17日(水)午後6時30分から道新ホールにて札幌市長選の公開討論会が開催された。
私はあるいは入場制限によって入場できないのでは、との思いから開場(午後6時)のおよそ1時間前に会場に到着した。ところが、並んでいた人は僅か二人…。
「えーっ!」と思いながらもその後に並びながら開場を待った。
その後の出足も鈍く、結局道新ホールのキャパの半分程度しか埋まらず、300名程度の聴衆ではなかったろうか。
あるいは、大地震被災の現状を前に「市長選どころじゃない」という思いが会場に足を向けるのを躊躇ったためなのだろうか?
※ コーディネーターを含めて三人が登壇した討論会です。
討論会はコーディネーターの道新記者を含めて3名が登壇し、立候補予定の上田文雄氏と本間奈々氏がコーディネーターの設問に答える形で進められた。
討論の様子について本日(18日)の北海道新聞朝刊では「本間、上田氏が激論」という見出しが出ていたが、私には激論とは映らず、まだまだ序盤戦ということもあり両者ともに冷静に自らの考えを披瀝した討論だったと映った。
いろいろと両者の考え方の違いが見えた討論会だったが、最も鮮明にその違いが表れたのは新聞でも報道されたとおり、「財政」に対する考え方の違いだった。
本間氏は「積極的に公共投資をすることによって景気を刺激し、財政再建を図るべき」と主張した。
※ 立候補を予定している本間奈々氏です。
一方、上田氏は「大型の公共投資をやる時代ではなく、札幌市の負債をできるだけ減らすことで財政再建を図りたい」と主張した。
そのシンボルが「地下鉄の延伸問題」に対する両者の考え方の違いと言えるようである。
※ こちらは三選を目ざして立候補予定の上田文雄氏です。
この種の投稿で私がどちらかに肩入れするような意見を述べることは厳しく差し控えたいと思う。それは拙ブログの趣旨とは合わないからである。
ただ、昨日の討論を聞いていて両者ともにまだ「具体論からは遠いなぁ」という印象である。選挙戦が深まる中で、どれだけ具体策が提示され、それが選挙民の気持ちを掴むことができるかが勝敗の帰趨を決めるのでは、と思われたのだが…。