私が所属する「オヤジの仲間づくり21の会」の9月例会が9日(金)に行われ、野幌森林公園、北海道開拓記念館、北海道開拓の村を訪れるという盛り沢山の内容だった。
細々と、しかし着実に例会を重ねている我が「オヤジの仲間づくり21の会」である。
当初、仮称としてスタートした我々のグループ名だが、いつの間にか仲間内では正式名となってしまった。ちょっと気恥ずかしい気もする名称だが、さりとて改めて検討するほどの気力もないというのが実際のところか?
私たちの会は「札幌を知る」(併せて北海道を知る)ということをキーコンセプトにして、各会員が持ち回りでそのときどきに興味関心があることをテーマに取り上げて見学したり、一緒に考えたりしている。
9月例会はO氏の担当だったが、上記のように3ヶ所を訪れるという提案だった。
それぞれの会員は2~3度くらいは訪れた経験があったが、「改めて訪れるのもよかろう」ということでO氏の提案に従った。(私もすでに何度も訪れていた)
まず「野幌森林公園」だが、公園内の遊歩道のほんの一部約4km弱をウォーキングして森林浴を楽しんだ。楽しんだと記したが、けっこうなアップダウンもあり、その上数日来の雨の影響で湿気が多く、私たちにはけっこうな負荷のかかったウォーキングだった。
学校は秋の遠足のシーズンらしくたくさんの学校の子どもたちが森林公園を訪れていた。
※ 野幌森林公園には小学生が遠足に訪れていた。
「北海道開拓記念館」もこれまで何度か訪れていたが、今回初めて地下の資料室を覗くことができたのは一つの収穫だった。また、少し残念に思ったことは、他の博物館などでは映像資料の充実が目立つのだが、開拓記念館は確か2ヶ所のみだったと思う。
展示資料の充実も望まれるが、映像資料をもっと充実しては、と思ったのだか…。
※ 開拓の村食堂ではいも団子、みそおでん、豚汁などを組み込んだ
「屯田兵定食」(1,000円)が人気だとか…。
最後は「北海道開拓の村」だったが、歴史が浅いといわれる北海道だが本格的な開拓が進められてから百数十年、それなりに歴史を重ね由緒ある建物が現物保存されているのを一堂で見ることができるのは貴重である。
私にとっては記憶の中にあるような建物も数多くあったが、最も印象に残ったのは「開拓小屋」と称される萱だけで覆われた掘っ立て小屋だった。過酷な冬を隙間だらけの小屋でどう過ごしたのか想像することすら困難な状況を耐え抜いた先人の苦労が偲ばれる。
※ 開拓の村に再現されている「開拓小屋」です。
さて、私たちの「オヤジの仲間づくり21の会」だが、平成21年3月に発足以来、1~2ヶ月に一度くらいの割合で細々とではあるが会合を重ね、活動している。
現在2年半が経過しようとしているが、いつも気になっていることがある。
それは私たちが「札幌を知る」をコンセプトにして、あらゆる角度から札幌を知る活動を展開しているが、それは全て私たち自身にインプットすることばかりの活動内容だということだ。アウトプットすることも必要なのではないかとの思いが時おり頭をもたげるのだが…。