【札幌近郊低山紀行】とは、「低山」の定義を標高1,000m前後の山としてその山々を巡ろうというものである。数えたところ札幌近郊には30峰以上の登山に適した低山があるようである。そこを体力づくりも兼ねながらぼちぼちと挑戦することにした。
7月末以来の久しぶりの山行だった。某先輩に紹介されて以来いつかやってみたいと思い続けていた小樽近郊の三山縦走だった。ようやく念願かなった三山縦走だったが、久しぶりの山行は思っていたよりずーっと厳しいものだった…。
9月16日朝、妻が「晴れているよ~」とベッドで眠る私に声をかけた。
「これは行かねば!」と跳ね起きた私は急いで支度をし、8時10分発の小樽行高速バスに飛び乗った。
小樽駅前からバスを乗り継ぎ、小樽市塩谷のバス停に降り立ったのは9時41分だった。

※ 跨線橋のあるところがJR函館本線塩谷駅です。
早速ガイドブックを頼りに登山口を目ざした。バス停の「塩谷」からJR函館本線の「塩谷駅」まではひと山越して1Km以上あった。9時55分塩谷駅の横を通過し、緩い坂道を20分ほど上ると登山口があった。入山届に名前を記入し、登山を開始した。

※ 塩谷丸山の登山口です。近くにはヒグマ注意の看板がありました。
上り始めは緩やかな林間コースが続き、「これは楽勝かな?」と思われた。ただ、数日来の雨のため登山道はところどころぬかるんでいた。また、晴れているとはいっても厚い雲間からときおり太陽が顔を出す程度で林間の湿度は相当高かった。

※ ご覧のように登山道はところどころぬかるんでいました。

※ 山は一足早く秋が訪れススキがあちこちに顔を出していました。
緩やかだった林間コースも徐々に斜度がきつくなってきた。すると湿度が高いせいもあり、全身が汗に見舞われ始めた。と同時に私の息も荒くなり始めた。

※ 徐々に上りがきつくなってきて、何度も何度も休みながら登るはめになりました。
「たいしたことはない」と思っていた塩谷丸山だったが、そんなことはなく私の体を十分苛め始めた。そうこうしている内に高い木がなくなり、見晴らしのきく笹原に出た。「間もなく頂上かな?」と思ったのだが、そうではなかった。どうやら「450m台地」に出たということだった。この時、時計は11時05分を指していた。

※ 「頂上間近し!」と思ったのですが、まだまだ先でした。
笹原になって見晴らしが効くようになり、後ろを見ると小樽の海岸線が見えた。前方にはこれから登る塩谷丸山の頂上が見えた。
ここからが長かった。反射板のところを通過し、最後のきつい登りになった。すでに私の体力は相当に消耗し、10歩上って休み、20歩進んで休むといった情けない状態になっていた。猛暑の夏に何もせずにいたツケが回ってきた感じだった。

※ 450m台地から後ろを振り返ると日本海が見えました。

※ 前にはこれから上る「塩谷丸山」の山頂が見えます。

※ 何の電波の反射板なでしょうか?
最後の岩場を登り切ったところが塩谷丸山の山頂だった。この時11時45分。450m台地から標準の時間より10分も余計にかかって辿り着いたことになる。
頂上は360度視界がきく素晴らしい眺めとガイドブックにあったが、曇り空のために残念ながら遠くの視界はきかなかった。
ここで昼食を兼ね30分の休憩をしたのだが、この調子では残る二つの山を登ることができるのかかなり不安になった…。(以下、明日に続きます)

※ とうとう辿り着いた「塩谷丸山」山頂です。

※ 山頂から余市方面を見た景色です。
【塩谷丸山 登山データー】
標 高 629.2m
駐車場 登山口手前のゲートのところに数台の車を停めるところあり。
行 程 「塩谷」バス停→(35分)→登山口→(50分)→450m台地→(40分)→塩谷丸山山頂
時 間 登山(約2時間05分)
天 候 薄曇り
登山日 ‘11/09/16
7月末以来の久しぶりの山行だった。某先輩に紹介されて以来いつかやってみたいと思い続けていた小樽近郊の三山縦走だった。ようやく念願かなった三山縦走だったが、久しぶりの山行は思っていたよりずーっと厳しいものだった…。
9月16日朝、妻が「晴れているよ~」とベッドで眠る私に声をかけた。
「これは行かねば!」と跳ね起きた私は急いで支度をし、8時10分発の小樽行高速バスに飛び乗った。
小樽駅前からバスを乗り継ぎ、小樽市塩谷のバス停に降り立ったのは9時41分だった。

※ 跨線橋のあるところがJR函館本線塩谷駅です。
早速ガイドブックを頼りに登山口を目ざした。バス停の「塩谷」からJR函館本線の「塩谷駅」まではひと山越して1Km以上あった。9時55分塩谷駅の横を通過し、緩い坂道を20分ほど上ると登山口があった。入山届に名前を記入し、登山を開始した。

※ 塩谷丸山の登山口です。近くにはヒグマ注意の看板がありました。
上り始めは緩やかな林間コースが続き、「これは楽勝かな?」と思われた。ただ、数日来の雨のため登山道はところどころぬかるんでいた。また、晴れているとはいっても厚い雲間からときおり太陽が顔を出す程度で林間の湿度は相当高かった。

※ ご覧のように登山道はところどころぬかるんでいました。

※ 山は一足早く秋が訪れススキがあちこちに顔を出していました。
緩やかだった林間コースも徐々に斜度がきつくなってきた。すると湿度が高いせいもあり、全身が汗に見舞われ始めた。と同時に私の息も荒くなり始めた。

※ 徐々に上りがきつくなってきて、何度も何度も休みながら登るはめになりました。
「たいしたことはない」と思っていた塩谷丸山だったが、そんなことはなく私の体を十分苛め始めた。そうこうしている内に高い木がなくなり、見晴らしのきく笹原に出た。「間もなく頂上かな?」と思ったのだが、そうではなかった。どうやら「450m台地」に出たということだった。この時、時計は11時05分を指していた。

※ 「頂上間近し!」と思ったのですが、まだまだ先でした。
笹原になって見晴らしが効くようになり、後ろを見ると小樽の海岸線が見えた。前方にはこれから登る塩谷丸山の頂上が見えた。
ここからが長かった。反射板のところを通過し、最後のきつい登りになった。すでに私の体力は相当に消耗し、10歩上って休み、20歩進んで休むといった情けない状態になっていた。猛暑の夏に何もせずにいたツケが回ってきた感じだった。

※ 450m台地から後ろを振り返ると日本海が見えました。

※ 前にはこれから上る「塩谷丸山」の山頂が見えます。

※ 何の電波の反射板なでしょうか?
最後の岩場を登り切ったところが塩谷丸山の山頂だった。この時11時45分。450m台地から標準の時間より10分も余計にかかって辿り着いたことになる。
頂上は360度視界がきく素晴らしい眺めとガイドブックにあったが、曇り空のために残念ながら遠くの視界はきかなかった。
ここで昼食を兼ね30分の休憩をしたのだが、この調子では残る二つの山を登ることができるのかかなり不安になった…。(以下、明日に続きます)

※ とうとう辿り着いた「塩谷丸山」山頂です。

※ 山頂から余市方面を見た景色です。
【塩谷丸山 登山データー】
標 高 629.2m
駐車場 登山口手前のゲートのところに数台の車を停めるところあり。
行 程 「塩谷」バス停→(35分)→登山口→(50分)→450m台地→(40分)→塩谷丸山山頂
時 間 登山(約2時間05分)
天 候 薄曇り
登山日 ‘11/09/16