私が民謡に興味をもった、ということではないのだが、ある民謡教室の様子を拝見する機会を得た。趣味の世界って、いろいろあるが、その世界に真剣に打ち込む人の姿は素晴らしい。民謡教室に集う人たちも、誰もが真剣だった。
5月11日(水)午前、拙宅の近くの総合福祉センターで民謡教室があるという。そこには私の知人の一人も通っている。その知人から「民謡教室を覗いてみないか」という誘いを受けた。私にはまったく知らない世界だったこともあり、興味半分に覗いてみることにした。

※ 民謡教室の様子です。中央で唄う人。その左側に座る人は次の唄い手。その他は伴奏の皆さん。
会場には教室に通う多くの人が集まっていた。平日の午前、しかも民謡とあって、はやりお年寄りの方が目立った。私の知人が最年少に近かったのではないか。
教室の指導方法はとてもシステマチックになっていた。
担当者の一人が、団扇に書いた数字を掲げると、それを見て次から次へと唄う人が準備に入る。どうやらその数字は尺八の長さを表しているようだった。
「尺八」というくらいだから、そもそもは一尺八寸の竹笛(?)が基本のはずだが、今はさまざまな長さの尺八があるらしい。長尺のものから順に短くなっていくようだった。それはつまり、徐々にキー(基準の音)が高くなっていくということで、自分の声の高さに合った尺八で唄うということのようだった。

※ 私が唯一といっても良い、民謡で知っている「江差追分」を唄った方です。なかなか渋い声が魅力だった。
次から次へと、唄い手の方がステージに上がっていく。ステージでは、曲に合わせて三味線と尺八、それに囃子太鼓(?)の方が唄に合せて伴奏してくれる。
唄い手の方は、みなさんそれぞれ真剣である。
ステージに上がるときには、足元がおぼつかなかったような人も、一声上げればもう唄の世界にどっぷり浸かって、朗々とした唄声を響かせる。
わずか3分程度の唄に全力を尽くしていることがステージ下にも伝わってくる。
中には自分の唄の世界にどっぷりと浸かり、陶酔しているかのように見える人もいた。
それにしても伴奏をされるお師匠さん(?)たちは、どのような曲のリクエストがあろうとも、楽譜を見ることもなく難なく弾きこなしていたことはさすがだと思えた。合いの手を入れるお囃子の方も全ての曲に熟知しているようにみえた。

※ 私の知人の若々しい(?)唄声が会場内に響き渡りました。
我が知人はさすがに受講者の中では若いだけに声量は十分とみた。
そして、みなさんが真剣に取り組む姿には、ある種の感銘さえおぼえた。
ただ、悲しいかな私には民謡についての素養がないだけに、唄の巧拙については計りかねた。
私が民謡の世界に嵌ることはおそらくないと思うが、それぞれの趣味に没頭し、真剣に取り組む姿には教えられるものが多々あった民謡教室体験だった。
5月11日(水)午前、拙宅の近くの総合福祉センターで民謡教室があるという。そこには私の知人の一人も通っている。その知人から「民謡教室を覗いてみないか」という誘いを受けた。私にはまったく知らない世界だったこともあり、興味半分に覗いてみることにした。

※ 民謡教室の様子です。中央で唄う人。その左側に座る人は次の唄い手。その他は伴奏の皆さん。
会場には教室に通う多くの人が集まっていた。平日の午前、しかも民謡とあって、はやりお年寄りの方が目立った。私の知人が最年少に近かったのではないか。
教室の指導方法はとてもシステマチックになっていた。
担当者の一人が、団扇に書いた数字を掲げると、それを見て次から次へと唄う人が準備に入る。どうやらその数字は尺八の長さを表しているようだった。
「尺八」というくらいだから、そもそもは一尺八寸の竹笛(?)が基本のはずだが、今はさまざまな長さの尺八があるらしい。長尺のものから順に短くなっていくようだった。それはつまり、徐々にキー(基準の音)が高くなっていくということで、自分の声の高さに合った尺八で唄うということのようだった。

※ 私が唯一といっても良い、民謡で知っている「江差追分」を唄った方です。なかなか渋い声が魅力だった。
次から次へと、唄い手の方がステージに上がっていく。ステージでは、曲に合わせて三味線と尺八、それに囃子太鼓(?)の方が唄に合せて伴奏してくれる。
唄い手の方は、みなさんそれぞれ真剣である。
ステージに上がるときには、足元がおぼつかなかったような人も、一声上げればもう唄の世界にどっぷり浸かって、朗々とした唄声を響かせる。
わずか3分程度の唄に全力を尽くしていることがステージ下にも伝わってくる。
中には自分の唄の世界にどっぷりと浸かり、陶酔しているかのように見える人もいた。
それにしても伴奏をされるお師匠さん(?)たちは、どのような曲のリクエストがあろうとも、楽譜を見ることもなく難なく弾きこなしていたことはさすがだと思えた。合いの手を入れるお囃子の方も全ての曲に熟知しているようにみえた。

※ 私の知人の若々しい(?)唄声が会場内に響き渡りました。
我が知人はさすがに受講者の中では若いだけに声量は十分とみた。
そして、みなさんが真剣に取り組む姿には、ある種の感銘さえおぼえた。
ただ、悲しいかな私には民謡についての素養がないだけに、唄の巧拙については計りかねた。
私が民謡の世界に嵌ることはおそらくないと思うが、それぞれの趣味に没頭し、真剣に取り組む姿には教えられるものが多々あった民謡教室体験だった。