田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

映画 162 64(ロクヨン) 前編

2016-05-26 21:13:04 | 映画観賞・感想

 久々に極上のエンターテイメント映画を観た思いである。集中力のきわめて乏しい私が最初から最後までスクリーンに釘づけなったほどだ。原作、監督、キャスト、全てが噛み合っていて久々に映画の醍醐味を味わった。後編も楽しみである。 

          

 映画「64(ロクヨン)」は早くから評判で、私も一日も早く観たいと思っていたが、なかなか時間が取れず、今日(26日)午後、ようやく時間を作りシネマフロンティアで観ることができた。

 映画「64(ロクヨン)」には、魅せる要素がたくさん詰まっていた。
 まずは主題である時効目前に迫った昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件、主人公の三上が属する県警警務部と刑事部の対立、県警広報官である三上と記者クラブの対立、さらには三上自身の娘の失踪事件、などなど…。
 それらが複雑に絡み合い、ストーリーを深いものにしている。

               

 そして演技の達者な豪華なキャスト陣である。
 主演の佐藤浩市はもちろんだが、脇役陣が凄い! それらを列記してみると、椎名桔平、奥田瑛二、遠藤賢一、仲村トオル、三浦友和、吉岡秀隆、綾野剛、榮倉奈々、瑛太、夏川結衣、永瀬正敏…、それはもう綺羅、星のごとく名優たちの名が並ぶ。
 特に主演の佐藤浩市はまったくのはまり役という感じで、前編の後半、記者クラブを相手に渡り合う場面は、まさに佐藤浩市の真骨頂といった場面だった。

 映画を観終えたばかりの私は少々興奮気味なのだが、一度観たかぎりではストーリー全体を完全に把握しているとは言い難い。
 順序は逆なのだが、映画を観終えた帰りに書店に立ち寄り、早速横山秀雄作の「64(ロクヨン)」上下2巻を購入してきたので、これから全体を把握し、後編に備えたいと思っている。
 後編は6月11日、ロードショー開始という。今度は遅くならないうちに是非とも観たいと思っている。

               

 おっと、書き忘れました。主題歌は小田和正が「風が止んだ」という曲で参加している。