山頂近くの岩峰に度肝を抜かれた私に、黄金山は下山時にもさらなる試練を私に与えた。それは、少しオーバーに表現すると垂直に切り立った壁の横腹に僅かにつけられた踏み跡を辿っていくものだった。一つ間違えば谷底まで真っ逆さま…。慎重の上にも慎重を重ね、恐る恐る下る私だった…。

※ この異様な山の形と共に、恐怖の黄金山は忘れることのできない山になるだろう。
山頂で20分の休憩をとり、いよいよ下山である。
岩を這うように上ってきたところを、再び同じような格好で下りはじめた。一度通ってきたところとあってか、上りほどの恐怖はなく、なんとか通過することができた。

※ 下山は山頂からまず写真向いの岩峰を目ざします。
山頂から15分で新道と旧道の分岐点に来た。計画通り旧道に歩を進めた。
分岐の入口から登山道とは思えぬ細いたどたどしい道に変わった。
進むにつれ、道はさらに険しさを増した。脇に張ったロープを手繰り寄せ、立木があるとそれに掴まり、壁にへばりつくように一歩一歩進むといった具合だった。
登山には3点確保という上り方(下り方)があるが、私の場合は4点確保と言った方がいいような下り方だった。なぜなら、足元を見ると、垂直に見えるほどの谷が広がっていて、そこへ落ちたらという恐怖に支配されていたからだ。
下るスピードは登山時よりはるかにかかっている。あまりの恐怖に写真を撮ることも忘れてしまった。

※ どこを下ったか分かりますか?まさに道なき道を下りるルートでした。

※ ロープと細い木にすがりながらの下山が続きました。
そうした格闘がどれくらい続いたのだろうか?ようやく壁の横腹の部分を通過できたと思っても、急斜面の下りは続いた。 そんな中を一人の女性が下から上がってきた。私は「なぜ上りに旧道を使われたのですか?」と聞いた。すると「旧道にはとてもきれいなお花畑があるんですが、一週間ほど時期が早かったようです」と答えてくれた。それも大きな理由だろうが、彼女にとっては上りを旧道にして下りは新道を、と考えた結果なのだろうと、後から思った。

※ 崖の横腹を過ぎても、ご覧のような急斜面が続きました。(写真は登っている人たちです)
その後も何組かの旧道を上ってくるグループに出会った。
私に言わせれば、壁のところでの格闘、それに続く急斜面で40分以上の格闘が続いたように思った。
ようやく斜度のないところまで降り着いた。すると!
登山道の両側に白や黄色の小さな花が咲き誇っているではないか!まさにお花畑である。この山を良く知る件の女性は、もっと見事なお花畑を期待していたということだろう。
ここで一挙にお花畑で出会った花だけではなく、この日黄金山で出会った花々を一挙掲載することにする。山野草の花々も魅力の黄金山のようだ。
※ 花の名前は良く分かりません。間違えをご指摘ください。

※ フギレオオバキスミレ(黄色)とエゾイチゲ(白色)の競演?

※ これは何でしょう?花の様子がイマイチ分かりません。

※ これはエゾノリュウキンカですね。

※ これはオオサクラソウでしょう。

※ 初め何だろうと首をひねりましたが、カタクリの若い花のようです。これから花びらが反り返るんですね。

※ こちらもやや若いシラネアオイです。
急斜面を下った鞍部のところには残雪がまだ残っていた。
そうして、再び新道と旧道が合流する地点に到達したとき、分岐点から1時間かかっていた。上るときには私の足でこの間が55分だった。下りの方がかかったことになる。いかに厳しい下りだったか想像していただけると思う。

※ 鞍部の所にはこうして残雪がまだ溶け残っていました。

※ たまあに遊びの写真を…。熊がベンチに腰かけているように見えませんか?
合流点からは上りの時同様、楽々ハイキングだった。山開きに参加した多くの人たちと出会い、挨拶を交わしながら登山口に着いたとき、時計は10時30分を指していた。

※ 登山口に帰り着いたときには、写真のような横断幕がかかっていました。
黄金山に向かう時にはパスした、黄金山の麓に立つ樹齢1,500年とも言われる高さ18mのイチイの木(全国18位だそうだ)を眺めて帰路に就いた。
私にとってはとてもスリリングな一日であり、忘れぬことのできない黄金山だった。

※ 高さ18mのイチイの木です。
【黄金山(こがねやま) 登山データ】
標 高 739.1m
駐車場 登山口のところに20台くらい駐車可能なスペース有。
行 程 ※ グランドシニアの足とお考えください。
登山口→(20分)→新道・旧道の分岐点→(上りは新道経由55分)→新道・旧道の合流点→(20分)→黄金山山頂(20分滞在)→(15分)→新道・旧道の分岐点)→(旧道経由60分)→新道・旧道の合流点→(15分)→黄金山登山口
時 間 上り(1時間35分) 下り(1時間30分)
天 候 晴れ後曇り、山頂風強し
登山日 ‘16/05/15

※ この異様な山の形と共に、恐怖の黄金山は忘れることのできない山になるだろう。
山頂で20分の休憩をとり、いよいよ下山である。
岩を這うように上ってきたところを、再び同じような格好で下りはじめた。一度通ってきたところとあってか、上りほどの恐怖はなく、なんとか通過することができた。

※ 下山は山頂からまず写真向いの岩峰を目ざします。
山頂から15分で新道と旧道の分岐点に来た。計画通り旧道に歩を進めた。
分岐の入口から登山道とは思えぬ細いたどたどしい道に変わった。
進むにつれ、道はさらに険しさを増した。脇に張ったロープを手繰り寄せ、立木があるとそれに掴まり、壁にへばりつくように一歩一歩進むといった具合だった。
登山には3点確保という上り方(下り方)があるが、私の場合は4点確保と言った方がいいような下り方だった。なぜなら、足元を見ると、垂直に見えるほどの谷が広がっていて、そこへ落ちたらという恐怖に支配されていたからだ。
下るスピードは登山時よりはるかにかかっている。あまりの恐怖に写真を撮ることも忘れてしまった。

※ どこを下ったか分かりますか?まさに道なき道を下りるルートでした。

※ ロープと細い木にすがりながらの下山が続きました。
そうした格闘がどれくらい続いたのだろうか?ようやく壁の横腹の部分を通過できたと思っても、急斜面の下りは続いた。 そんな中を一人の女性が下から上がってきた。私は「なぜ上りに旧道を使われたのですか?」と聞いた。すると「旧道にはとてもきれいなお花畑があるんですが、一週間ほど時期が早かったようです」と答えてくれた。それも大きな理由だろうが、彼女にとっては上りを旧道にして下りは新道を、と考えた結果なのだろうと、後から思った。

※ 崖の横腹を過ぎても、ご覧のような急斜面が続きました。(写真は登っている人たちです)
その後も何組かの旧道を上ってくるグループに出会った。
私に言わせれば、壁のところでの格闘、それに続く急斜面で40分以上の格闘が続いたように思った。
ようやく斜度のないところまで降り着いた。すると!
登山道の両側に白や黄色の小さな花が咲き誇っているではないか!まさにお花畑である。この山を良く知る件の女性は、もっと見事なお花畑を期待していたということだろう。
ここで一挙にお花畑で出会った花だけではなく、この日黄金山で出会った花々を一挙掲載することにする。山野草の花々も魅力の黄金山のようだ。
※ 花の名前は良く分かりません。間違えをご指摘ください。

※ フギレオオバキスミレ(黄色)とエゾイチゲ(白色)の競演?

※ これは何でしょう?花の様子がイマイチ分かりません。

※ これはエゾノリュウキンカですね。

※ これはオオサクラソウでしょう。

※ 初め何だろうと首をひねりましたが、カタクリの若い花のようです。これから花びらが反り返るんですね。

※ こちらもやや若いシラネアオイです。
急斜面を下った鞍部のところには残雪がまだ残っていた。
そうして、再び新道と旧道が合流する地点に到達したとき、分岐点から1時間かかっていた。上るときには私の足でこの間が55分だった。下りの方がかかったことになる。いかに厳しい下りだったか想像していただけると思う。

※ 鞍部の所にはこうして残雪がまだ溶け残っていました。

※ たまあに遊びの写真を…。熊がベンチに腰かけているように見えませんか?
合流点からは上りの時同様、楽々ハイキングだった。山開きに参加した多くの人たちと出会い、挨拶を交わしながら登山口に着いたとき、時計は10時30分を指していた。

※ 登山口に帰り着いたときには、写真のような横断幕がかかっていました。
黄金山に向かう時にはパスした、黄金山の麓に立つ樹齢1,500年とも言われる高さ18mのイチイの木(全国18位だそうだ)を眺めて帰路に就いた。
私にとってはとてもスリリングな一日であり、忘れぬことのできない黄金山だった。

※ 高さ18mのイチイの木です。
【黄金山(こがねやま) 登山データ】
標 高 739.1m
駐車場 登山口のところに20台くらい駐車可能なスペース有。
行 程 ※ グランドシニアの足とお考えください。
登山口→(20分)→新道・旧道の分岐点→(上りは新道経由55分)→新道・旧道の合流点→(20分)→黄金山山頂(20分滞在)→(15分)→新道・旧道の分岐点)→(旧道経由60分)→新道・旧道の合流点→(15分)→黄金山登山口
時 間 上り(1時間35分) 下り(1時間30分)
天 候 晴れ後曇り、山頂風強し
登山日 ‘16/05/15