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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

歌で甦る昭和の記憶

2016-12-04 23:28:49 | 「めだかの学校」関連

 まさにタイトルどおりだった。無邪気に野山を駆けまわった少年時代。多感だった中高生時代。好景気に沸き続けた若き日。歌とともに、あの日やあの時が鮮やかに思い出されたひと時だった…。 

 映画噺に食傷気味なのではと思い、少し趣向を変えてみる。
 歌うことが嫌いではない。
 11月29日(火)午後、「めだかの学校」はこのところ年に一度、タイトルのように「歌で甦る昭和の記録」という講座を開講している。今回は第4弾ということだった。

 まずは記憶の中にかすかに残る「童謡」で喉ならし。「かえるの合唱」、「アイアイ」、「里の秋」、「紅葉」…、次々と音楽が流れると自然にメロディーが口を付いて出てくる。いったい何曲歌ったのか分からないが、どれ一つ歌えない歌はなかった。

 この「歌で甦る昭和の記憶」講座は、市内で歌声ボランティア「ふれあいサポート」というグループを主宰する園部真人氏が、仲間とともにカラオケ機材、さらには自ら編集した音源、映像投影装置などを持ち込んで、参加者が声を合わせて歌い合うという方法である。
 メロディーが流れ、歌詞が目の前に提示されるので、誰もが記憶の底からその曲を思い出せる仕組みになっている。

               

 続いては思い出の昭和の歌だった。誰もが口ずさんだ、いわゆる流行り歌が次から次へと流される。時には講師の園部氏がリードして、時には受講者がマイクをとって…。歌った一つ一つの曲は思い出すことができないくらいたくさんの歌が紹介された。

 この日は、事前受講者に対して、「あなたにとっての思い出の曲」というアンケートがとられていた。後半は主にそうした曲が紹介された。
 「青春時代」、「テネシーワルツ」、「宗谷岬」等々…、それぞれの思い出がいっぱい詰まった曲が紹介された。
 私もアンケートに応えた。私が選んだ曲は、「遠い世界に」と「翼をください」だった。その選定理由に私は次のように記した。
 「遠い世界に」には、私が担任をもった子どもたちとの共通の記憶が残る大切な歌だった。(詳しくは記すことができない。秘密にしておきます)
 「翼をください」は、私が大好きだった「赤い鳥」というグループがヒットさせた曲だが、サッカー日本代表のフランスWC予選においてサポーターたちが合唱したのを聴いて鳥肌が立つくらい感動した曲だったから、というのが選定した理由だった。

               
               ※ 講師の園部真人氏です。講師だけあって歌唱力は抜群です。

 講師の園部氏は、自分が選定したのだから責任をとれ、とマイクを渡された。思い出いっぱいの曲である。心を込めて熱唱(?)させてもらった。

 この「歌で甦る昭和の記憶」講座は、道民カレッジの「健康・スポーツコース」の単位が付与される。まさにお腹の底から声を出して歌うことは心身ともにスカッとさせてくれ、しかも心地良い疲労感さえ与えてくれる「健康」に資する講座である。