本格的冬が到来した。冬というと、この3年間、私は石狩川河岸を遡るスノーシュートレッキングに取り組んでいる。これまで3年間で石狩川河口から砂川市の砂川大橋まで達することができた。今シーズンはそこから先を目ざすことになる。
2011年2月10日の「豊平川河畔を遡る」と題するブログの冒頭に私は次のように記している。
道なきところに踏み出せるスノーシューで何かをしてみたい。さりとて不案内な山野は危険が伴う。そう考えたときに、「そうだ河原を歩こう!」というアイデアが閃いた。冬だからこそ近づける河原を辿りながら、川を遡ろう!私の小さな冒険は豊平川の上流を目ざした。どこまで行けるのか、事前踏査をまったくしていないのだから皆目見当が付かない。何日かに分けて無理なく行けるところまではと思っているが…。
この思いは今も変わってはいない。対象が豊平川から石狩川に変わっただけである。
しかし、豊平川と違い石狩川はスケールが圧倒的に大きく長い。これまで3年間で12日間を費やしたのだが、河口からようやく砂川市に達したところだ。
これまでの記録は次の通りだ。
◇第1日 ‘14/01/22 石狩川河口 ~ 石狩河口橋 (前編 後編)
◇第2日 ‘14/01/30 石狩河口橋 ~ 札幌大橋 (前編 後編)
◇第3日 ‘14/02/09 札幌大橋 ~ 新石狩大橋 (前編 後編)
――――――――――――――――――――――――――――――――
◇第4日 ‘15/01/29 新石狩大橋 ~ 美原大橋 (前編 後編)
◇第5日 ‘15/02/05 美原大橋 ~ 川下集落 (前編 後編)
◇第6日 ‘15/03/01 たっぷ大橋 ~ 月形大橋 (前編 中編 後編) ※6日と7日が
◇第7日 ‘15/03/12 川下集落 ~ たっぷ大橋 (前編 後編) 反対になった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
◇第8日 ‘16/01/22 月形大橋 ~ 札比内 (前編 後編)
◇第9日 ‘16/01/28 札比内 ~ 美浦大橋 (前編 後編)
◇第10日 ‘16/02/19 美浦大橋 ~ 奈井江大橋 (前編 後編)
◇第11日 ‘16/03/06 奈井江大橋 ~ 於札内 (前編 後編) <浦臼休養林センター泊>
◇第12日 ‘16/03/07 札比内 ~ 砂川大橋 (前編 後編)
※ 苦労して過去の全記録を貼り付けました。それぞれの前編、後編のところをクリックすると当時の記録にアクセスすることができます。
私は今のところゴールを石狩川に忠別川、美瑛川が合流する旭川を想定しているが、いつ着けるのやらまったく見通しが立っていないのが現状である。
とりあえず、2016-2017シーズンを構想してみることとした。
大まかな構想は次のとおりである。
第1日 2016年 12月 日 砂川大橋 ⇒ 石狩川橋 ※日帰り
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第2日 年 月 日 石狩川橋 ⇒ 新十津川町大和北10号線 ※ 雨竜町泊
第3日 年 月 日 新十津川町大和北10号線 ⇒ 江竜橋 ※ 雨竜町泊
第4日 年 月 日 江竜橋 ⇒ 妹背牛橋 ※ 札幌帰着
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第5日 年 月 日 妹背牛橋 ⇒ 深川橋 ※ 深川泊
第6日 年 月 日 深川橋 ⇒ 納内橋 ※ 深川泊
第7日 年 月 日 納内橋 ⇒ 神納橋 ※ 札幌帰着
ここまではなんとか計画を立てることができた。「神納橋」とは、ちょうど神居古潭の集落の近くである。「神納橋」の近くに高速バスのバス停があり、そこから札幌へ還ってくることができるので、なんとか第7日目までは見通しが立った。しかし、その先は今のところどのように攻めるべきか、戦略を立てられないでいる。というのも「神納橋」から旭川間(この間が相当に長い)に宿泊できるような所がないからだ。さてどうしようか?
体力的なところも心配である。年々体力が衰えているのに、備えが十分とは言い難い。この一週間1日、5日、8日と藻岩山登山をして備えたつもりだが、付け焼刃的な感じが免れない。ただ、一日の距離をかなり短めに設定しているので、なんとかできるのではと思っているのだが…。
例年より早くスタートすることで、費やす日数を多く取れるので行けるところまで頑張ってみたいと思っているシーズン前の心境である。
ということで、明日(12月11日)現地視察を兼ねて今シーズン第1回目のトレッキングを計画していたのだか、ご承知のような大雪である。止むを得ず延期することにした。(残念!) 果たして何時できるのだろうか???