砂川大橋 ⇒ 石狩川橋 トレッキング実施日 ‘16/12/15
久しぶりの石狩川とのご対面だった。石狩川は思っていたより速い速度で流れているように見えた。およそ1年ぶりの石狩川河岸トレッキングに張りきった私だったが、その前に横たわっていたのは…。
※ この石狩川は最初に対面した石狩川ではなく、川幅が広くなってからの石狩川です。
朝、6時42分札幌駅発の電車に乗り、8時04分に目的地の砂川駅に降り立った。
この日のスタート地点である「砂川大橋」まではマップ上で目測したところ2キロ以上あった。めったに使うことはないのだが、少しでも早くスタートするためにタクシーを利用して「砂川大橋」の袂に着いた。
※ タクシーで降り立ったときの「砂川大橋」の袂で撮ったものです。
8時40分、橋の袂でスノーシューをつけ、石狩川河岸に向かって行動を開始した。
雪面を踏み込んだときの沈み込みは思ったほど深くはなく、くるぶしが隠れる程度だった。
灌木の間を抜け、今春以来の久しぶりの石狩川との対面だった。
「あれっ?ずいぶん川幅が狭いな」と思った。ところがよく観察してみると、川中に中島があったため、私が見ていたのはその一方の流れだったのだ。
※ スノーシューを付け、スタート直後の踏み跡の様子です。それほど深く沈み込んではいません。
※ 最初に目にした石狩川の流れです。ずいぶん川幅が狭くなったと錯覚しました。
河岸(右岸)に沿って遡行を開始した。イタドリが密生していたり、灌木が茂っていたりする中を進んだ。
30分ほど進んだとき、「袋地沼」から流れ出る掘割が現れた。流れは凍っていなくて、幅も広くとても渡ることのできない掘割だった。
※ この日最初に現れた掘割です。掘割というよりは立派な川の流れですね。
掘割の流れに沿って堤防まで戻らねばならなかった。9時15分、掘割の水量を調節する「袋地樋門」を通過した。
再び石狩川河岸に近付き、川面を見ると、全体に薄い氷状のものが浮かんで流れていた。水面が凍る前の状態なのかもしれない。その氷状のものがかなり速く移動していく。下流と比べると、川の流れも速くなってきたのかもしれない。
※ 堤防のところに設置されていた「袋地樋門」です。
※ 石狩川はこのような薄い氷状のものが浮かび、けっこうな速度で流れていました。
河岸を前に進むのだが、灌木の密度が濃くなってきた。その上、横たわる風倒木の数が増えてきた。風倒木を乗り越えて進むのは難しい。迂回しなければならないところが何度もあった。
灌木地帯、さらには風倒木との苦闘を続けること1時間強、川向に大きな流れが石狩川に注いでいることが確認できた。マップを確認してみると、それは「空知川」との合流地点だった。
※ こうした風倒木が次から次へと現れて私を悩ませました。
※ 風倒木は根こそぎ倒されているものが多く、私の前に小山のように立ちはだかりました。
※ 石狩川の向こうに見えるのが空知川の流入口です。
それからも私の行く手を妨げる風倒木に悩まされながらの前進が続いた。
手つかずの河岸は、ただ無秩序に灌木が茂り、風倒木が横たわるだけで写真に撮るような光景にも巡り合えない。そんな中では、木の枝全体に雪が張り付いた光景が妙に鮮やかに目に映った。
※ 写真のような樹氷(と称してよいのでしょうか?)がとても鮮やかでした。
遅々とした前進だったが、それでも確実に前へ歩を進めていると、この日2度目の掘割に遭遇した。この掘割もかなり大きく、水面も凍っていなかったために渡ることはできず、迂回するしかなかった。
この掘割をマップで確認すると、ちょうどこの日の予定の中間地点あたりだった。
11時25分、この掘割の水量を調節する樋門(名称は確認できなかった)を通過した。
※ この日、二度目に現れた掘割です。この時期ではまだ氷は張っていませんでした。
※ やはりここにも樋門が…。
(続きは明日の後編に)