田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

西2丁目地下歩道 開通!

2018-09-14 17:51:45 | 札幌(圏)探訪

 「札幌には開かずの地下歩道があるらしい」とか、「札幌の地下歩道の先に謎の空間が存在するらしい」などという都市伝説的な噂が流れていたのは、私が札幌に転居した10数年前だった。それは都市伝説でも何でもなく実在した空間だったが、そこが昨日開通したと聞いて駆け付けてみた。

          

            ※ 「さっぽろ創世スクエア」の全体図です。私も撮ったのだが、やはりHPのものがよりその素晴らしさを表現している。

 札幌中心部には10月7日(日)にグランドオープンを待つ新施設「さっぽろ創世スクエア」が市民の話題となっている。北1条西1丁目の一角を占める高さ131m、地下4階、地上27階の威容は札幌のランドマークとなるのではと言われている。(なお、札幌の最高層建築はJRタワーの173mである)

 

 その創世スクエアのグランドオープンを前に、札幌の地下道「オーロラタウン」と札幌市役所、さっぽろ創世スクエアを地下で結ぶ「西2丁目地下歩道」が昨日9月13日(木)開通したのだ。その「西2丁目地下歩道」こそ、開かずの地下歩道とか、謎の空間と噂されていた地下歩道だったのだ。(長さ130m)

           

 その「西2丁目地下歩道」は、札幌の元祖地下歩道ともいえる「オーロラタウン」(地下鉄大通駅からテレビ塔に向かって東へ伸びる地下商店街)を地下鉄大通駅から東方向に行くと、札幌市役所や札幌市民ホールに向かう広い地下歩道に左折する。

              

             ※ 地下鉄大通駅から東方向に進むと、写真のところから左折します。     

 すると正面には地下鉄東豊線に通ずる下り階段があり、左側には札幌市役所へ、右側には札幌市民ホールに通ずるドアがある。その東豊線と左右のドアの間に「西2丁目地下歩道」に通ずる歩道がある。

           

          ※ 左折して広い地下道を歩いていくと、真ん中が地下鉄東豊線への入口。左が市役所地上入口、右側が札幌市民ホールに通ずるエスカレーターホールで、その地下鉄と施設入口の間に「西2丁目地下歩道」への通路が伸びています。

 頭上には真新しく「西2丁目地下歩道」、「札幌市民交流プラザ」「(さっぽろ創世スクエア)」と書かれた真新しい案内がある。(なぜか「さっぽろ創世スクエア」だけは( )書きで表示されていた)

 その表示を過ぎるとエスカレーターで一段低いところへ導かれる。そこが新しい地下歩道らしい。

          

          ※ 上図の案内板を過ぎると少しだけ通路があり、前方に下りエスカレーターが待っています。

          

          ※ この下りエスカレーターで地下2階部分に降ります。

 昼過ぎとあってあまり人通りのない中進んでいくと、左手に札幌市役所の地下1階(あるいは地下2階?確かめなかった)に通ずる入口があった。入口はなんとなく細やかでひっそり感があった。

          

          ※ 地下2階部分を降りると、左手に札幌市役所に通ずる入口があります。

 さらに進むと、右手にこちらは堂々とした入口が待っていた。

          

          ※ 地下2階部分の通路は創世スクエアに向かって伸びています。中央部分の柱が太いのが目立ちます。

 広々とした地下2階のエントランスからエスカレーターで地下1階へ上がると、そこは地下駐車場、駐輪場に通ずる通路があった。

          

          ※ やがて通路突き当りの右手にご覧のようなエントランスがあり、地下1階へ導かれます。

 さらにエスカレーターで上がると、そこが地上1階だった。そこから上は、まだ立入禁止ということだったが、施設を南北に貫く施設内南北通路(パサージュ)は開通していたが、開店予定のセブンイレブンをはじめ、事務所等はいずれもオープン前だった。

 

 「さっぽろ創世スクエア」の目玉はなんといっても、「札幌芸術劇場 hitaru」のオープンだろう。オペラやバレエなどの本格的な公演が可能となる劇場のようだ。私が楽しめるような公演が行われるのは何時のことだろうか?その時は「西2丁目地下歩道」を通って創世スクエアに向かおうか…。