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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

石狩川遡行河岸トレッキング 3 前編

2018-09-22 19:13:59 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

豊平川河口 ⇒ 豊幌 トレッキング月日 ’18/09/12

 

 確たる意味を見出せない石狩川河岸トレックであるが、私の中では一つの目標を見いだせたことで、今後時間を見い出しながら石狩川に通いたいというキッカケができた思いだ。登山ほどの負荷がかからない堤防トレッキングは体力的に厳しい今の私には最も相応しいアウトドアスポーツと思っている。

 朝、札幌ターミナル6時45分発の江別行のバスに乗って石狩川を目ざし、「新石狩大橋」停留所で降り立った。

 空は晴れてはいるものの雲の量もけっこう目立つ天気だった。体調は万全とは言い難いが、平坦な道の堤防トレッキングなので何とか耐えることができるだろうとの思いだった。

 この日はまず、前回のゴールに定めた豊平川が石狩川に合流する豊平川河口まで遡行とは反対に下流に向かって約5キロ戻らねばならなかった。その豊平川河口に向かって「新石狩大橋」を7時30分スタートした。(この豊平川河口へ向かっての行程は、同じところを折り返すためレポは折り返してからのものとする)

          

       ※ この日のスタート地点の「新石狩大橋」は、新しい橋の造成中で、左側が新しい橋(開通前)と右側に現在使用中の橋があった。

 スタートから1時間10分後、豊平川河口付近に到達したことをスマホのGPSが示していた。しかし、二つの川が合流するところまで行くには灌木の中を進まねばならないのだが、どこをどう行けばよいのかさっぱり分からない。灌木が厚く覆っていて、湿地帯も広がっているように見える。

 その時、助けの神が現れた。近くに堤防の管理をしているらしい業者の方がいた。私は「この先、合流しているところまで行くことはできませんか?」と尋ねたが「いやー、この先へ行くのは無理だねぇ」との答えだった。無理はできない。ここを合流点として、遡行のスタートを切った。

          

          ※ 豊平川河口付近で作業をしている業者の方がいて、アドバイスをいただいた。

          

          ※ 豊平川と石狩川の合流点(豊平川河口)は、写真右手奥の方向だとGPSは教えてくれた。

 スタートを切った辺りは豊平川の河口部分に当たるが、聞いたところ泥炭地帯のようである。辺りは灌木や雑草が繁茂し、畑らしいものは見えなかった。

 しばらくして畑のように整地されたところが現れたが、それは牧草地だった。作物の作るには不適で、牧草を育てて乳牛を飼っている牧場が多いようだ。

          

          ※ 河口付近は泥炭地のためか、ほとんど牧草地帯だった。

          

          ※ 石狩川の向こうには、江別市のクリーンセンターの建物が望見できた。

 堤防の石狩川側を見てみると、斜面の草を刈り取って、それをロール状にしたものが沢山転がっていた。堤防沿いの雑草も上手に牧草として利用しているようだ。

          

          ※ 堤防の内側の斜面の雑草を刈り取って、それで牧草ロールを作っていた。

 途中に樋門があったが樋門名が記されていなく何という樋門かは不明である。

          

          ※ かなり大きな樋門であるが、その名称は不明だった。

 また、頭上を高圧の送電線が通っていた。冬の石狩川河岸遡行では周りが真っ白のため目印となるものがない中では、こうした樋門や送電線が現在地を知る手掛かりとなるだけに貴重であるが、雪のない今は周りにさまざまな光景が展開されるため現在地の把握に困ることはない。

          

          ※ 頭上を送電線が走っていたが、冬のトレッキングでは有力な目安となる。

 樋門のあったところで、この日初めて石狩川の流れを少しだけ確認することができた。石狩川のような大河になると、堤防から河原までの距離も長く、なかなか水面を見ることができないのが石狩川河岸を遡っている者としては辛いところがあるが仕方あるまい。

          

          ※ 石狩川の流れはほとんど目にできないが、樋門付近でちょっとだけ顔を出してくれた。

 そうしているうちに行きと同じく約1時間10分で「新石狩大橋」のところまで還ってきた。「新石狩大橋」は現在新しい橋を建設中で、現在使用中の橋と二つの橋が並列して並んでいた。

          

          ※ 「新石狩大橋」は国道275号線が走っているためか交通量が多い橋である。

 「新石狩大橋」の袂で一休みした後、「石狩大橋」を目ざしてスタートした。

 ここからの堤防は、隣を走る道路との高低差も小さなため、堤防の道というよりは公園の中を通る道のように周りに木々が植わっていて心地よいトレッキングとなった。

          

          ※ 堤防道路といった感じのしない堤防道路です。

          

          ※ 堤防道路上には時々このように数字が大書されていました。ヘリコプターなどなどが位置を確認するためでしょうか?

 堤防の反対側は江別市の工業団地のようにさまざまな企業や工場が立ち並んでいた。

          

          ※ 堤防横には多くの工場が立ち並んでいました。

 さらに堤防内には市街地が近づいたことを示すように野球グランドやサッカー場が展開していた。

          

          ※ 堤防内には江別市内が近いとあって、野球グランドやサッカーグランドが広がっていました。

 「新石狩大橋」から45分後の11時25分に「石狩大橋」に到達した。

          

          ※ 「石狩大橋」です。

 晴れてはいたが風がやや強く暑さはほとんど感じなかった。足の方は歩くたびに足底金に鈍痛が走るようになってきた。

 昼には若干早かったが、橋の傍に水位観測所の小さな建物があり、ちょうど日陰になるところもあったので昼食ポイントとした。

          

          ※ 石狩川の水位を観測する小屋のようです、階段のところに日陰ができていたので昼食ポイントとしました。

                                (ここから後半は明日後編として綴ることにします)