田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

石狩川遡行河岸トレッキング 2 後編

2018-09-18 16:10:42 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

石狩河口橋 ⇒ 豊平川河口 トレッキング月日 ’18/09/15

 

 当初の最低限の目標「札幌大橋」に到達した私は、時間的にも体力的にも少しは余裕があったので豊平川が石狩川に注ぐ合流点(豊平川河口)を目ざした。さらに豊平川を迂回するために上流の橋を目ざしたのだが…。

 「札幌大橋」を過ぎると間もなく、「札幌大橋」と並行するようにJR札沼線(学園都市線)の橋梁が架かっている。調べてみると「石狩川橋梁」と称するようである。

           

           ※ 石狩川に架かるJR札沼線の「石狩川橋梁」です。

 JRは線路内に入ることはもちろん禁じられている。はて?どうして通過しようかと線路傍まで寄ってみると、堤防から川側に橋梁を潜れるようになっていた。

            

           ※ 石狩川橋梁の真下から撮ってみました。

 「石狩川橋梁」を潜った後は、淡々とした堤防が続いていた。

 札幌に近づいてきたせいだろうか?サイクリストの姿が一段とおおおくなったような気がした。さらにはラジコン飛行場も目に入った。

           

           ※ 豊平川沿いと思いましたが、まだ石狩川沿いでした。ラジコンのフライトを楽しむ人たちです。

 そしてここにきて石狩川の流れも視界に入るようになった。石狩川の向こうには江別市の「環境クリーンセンター」(清掃工場?)の建物が見え、冬にはその傍を通ったことを思い出していた。

           

           ※ 写真のように少しだけ石狩川の流れが見えるようになってきました。

           

           ※ 川向う(石狩川)には江別市の「環境クリーンセンター」の建物が望めました。

 「札幌大橋」から1時間を経過した11時50分、ようやく豊平川が石狩川に注ぐ合流点が望めるところに達した。しかし、冬とは違ってその直前まではとても行くことができなかった。遠くから望見した写真を撮り合流点(豊平川河口)到達とした。

            

           ※ 写真右手が豊平川が石狩川(写真左上)に注ぐところです。         

 身体はかなり疲れを感じていた。さらには足の底の痛みが出てきていた。

 この先どうするか検討をした。検討案の一つとして札幌大橋まで戻ってJR札沼線「あいの里公園駅」から列車に乗って帰宅するという案があった。しかし、疲れてはいても“戻る”というのは精神的に辛い。この時点ではまだ前へ進む意欲があった。

 堤防上に日射を避けるところは皆無だったが、唯一堤防を降りたところに工事小屋のようなところがあったので、その建物の日陰で昼食タイムとした。 

 約30分の昼食タイムを取った後、再び堤防トレッキングを開始した。リスタート!

 暑さはそれほど感じなかった。それより単調なトレッキングが私の疲れを一層増してくれているように思えた。

          

          ※ 時にはアスファルト舗装で、時には写真のような砂利道の堤防道路が延びています。

          

          ※ 堤防の両脇の雑草はきれいに刈り取られていました。除草前はどんな状態だったのでしょう?

 堤防横には札幌リサイクル団地の大きな処理工場が目に入った。

          

          ※ 札幌リサイクル団地の処理工場なのではと思われます。

 さらに進んでいくと、一見橋のようなものが目に入った。しかし、豊平川を跨ぐようには架かっていない。よく見ると、それは豊平川から取水し工場に引き込むための設備だったようだ。その施設には「水利用標識 工業用水道」という表示があった。

          

          ※ 右側の工場(何の工場かは不明)が豊平川から取水するための施設(橋状の施設)のようです。

 単調さ変わらない。徐々に、徐々に疲れが蓄積されてきた。

 リスタートした時は、あわよくば10数キロ先の「新石狩大橋」まで行けたら、などと考えていたが、この時点では豊平川に架かる最初の橋「雁来大橋」まで辿り着けたら、そこにはバスが走っていて、それに乗って帰宅しようと思いを新たにしながらトレッキングを続けた。(この時点で雁来橋まで6~7キロ?)

 堤防上に一人の男性が立っていた。地元の人らしいので話しかけてみた。

          

          ※ 堤防上で出会った近くで農業を営んでいるという男性です。

 私「橋のところまであとどれくらいありますか?」

 男性「う~ん。まだ相当あるぞ…」

 私「橋のところを通る道路はバスが走っていますよね」

 男性「いや、バスは走っていない。バスなら、ここから少し歩いたところに走っているぞ」

 私はできれば区切りのあるところでトレッキングを終了したかった。その旨を話すのだが、男性はしきりと自らが主張したバスに乗れと勧める。雁来大橋までは少なくともまだ5キロくらいありそうだった。疲れた身体に鞭打ってそこまで行って、もしバスがなかったら…、そう考えると男性の強い勧めに従おうか?と弱気になってしまい、その何の区切りでもない堤防上をこの日のトレッキングを終了することにした。う~ん、残念!

          

          ※ トレッキングを中断したポイントです。遠くにうっすらと豊平川が望めます。この辺りは中沼町というところだということでした。

 結局、モエレ沼近くの中沼町というところの堤防で終了し、そこから約1キロ歩いてバス通りに出て、バスと地下鉄を乗り継いで帰宅した私だった。

 帰宅して疲労困憊していた私はね男性の強く、しつこい勧めに応じたことが正解だったのだと悟り、男性に密かに感謝したのだった。

 この日の歩数 32,896歩  トレッキング距離 24.4Km