田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

う~ん…。コンサ悔しすぎる引き分け

2018-12-01 19:06:40 | スポーツ & スポーツ観戦

 前半早々に2点リードしたときには、誰もが「これでいける!」と思ったに違いない。もちろん私もその一人だった。あ~あ、なにのその後広島に2点を献上してしまい、悔しすぎる引分けとなってしまった。この結果、今のところACLへの道も閉ざされてしまった…。 

 今日(12月1日)はサッカーJ1の最終戦。コンサドーレは広島サンフレッチェをホームに迎えて、勝利するとACL(アジアクラブ・チャンピオンズ・リーグ)への出場権が得られるという大一番だった。

          ※ 本日の写真は全てTV画面をストップモーションにして撮影したものです。

           

       ※ この写真は本日の試合のものではなく、チャナテップ得意のポーズとして度々放映されているシーンです。

 この試合は以前からスタジアムで観戦しようと計画していた。「今日の最終戦は混雑が予想される」とメディアが伝えていたので、いつもより早く12時30分頃に札幌ドームに着いた。凄い人出だった。私はいつものように当日券売場に急いだ。売場へ行ってみると、スタッフの方から「整理券は持っていますか?」と尋ねられた。そんなものは持っていない。すると「当日券は既に売り切れです」との冷たい宣告だった。万事休すである。

 私は直ぐに切り替えた。地上波(UHB)で中継放送があることを知っていたので、仕方がないTV観戦に切り替えようと…。

 会場近くにはダフ屋さんのような人も見えたが、それまでして観戦しようとは考えなかった。もし、TV中継が無かったとしたら??私の判断も違ったものになったかもしれない…。

           

          ※ コンサの1点目。チャナテップが右足を一閃する瞬間の映像です。

 さて、TV観戦の試合の方である。

 コンサイレブンは大一番ということに対して、固くもならずアグレッシブに試合に入ったようだった。そんな中、試合開始3分後に今シーズン躍進の立役者の一人、チャナテップのところにジェイが落としたボールが転がると迷いなく右足を一閃、見事なミドルシュートがゴールに吸い込まれた。鮮やかな先制点である。

          

        ※ 同じくチャナテップのシュートの瞬間を別角度から撮ったものです。ボールが長方形に映っています。

 さらに攻め続けるコンサ、前半はかなり自由にサッカーをさせてもらっている感じだった。そうすると、またまたFWのジェイがビューティフルゴールを決めた。前半20分、相手GKが前へ出たことを見たジェイが、狙いすましたようなふわりとしたループシュートがきれいにゴールに吸い込まれた。 

 「えーっ?大一番の試合がこんなに簡単に点を取っていいの?」という気持ちに包まれた。「なんだか、意外なほど簡単にコンサの夢が実現しそう…」と思ったのは私だけではあるまい。百戦錬磨の選手たちが私たち同じような気持ちになったなどとは露ほども思わないが、どこか心に隙のようなものが生じたことはなかったろうか?

           

          ※ コンサの2点目を決めたジェイの得意のポーズです。

 あまりのコンサの速攻に、広島イレブンにはあきらめにも似たような表情も見て取れたが、けっして諦めてはいなかった。前半39分、混戦の中から広島に1点を返されてしまった。結果的にこの1点が痛かった。せめて前半を2対0で折り返していたら、広島に焦りが生まれ、コンサは有利な試合運びができたであろうに、この1点によって広島の息を吹き返してしまった感があった。

  さらに痛かったのが、後半開始早々6分に同点ゴールを決められてしまったことだ。これでせっかくの2点の先制がフイになってしまった。あっけなく同点に詰め寄られたことでコンサイレブンに焦りのようなものが生まれたようだ。

 後半はまったくの広島ペースだった。何度も決定的なチャンスを作られるが、幸いに相手の拙攻によってその後ゴールを割られることはなかったが…。しかし、それ以上にコンサのチャンスが遠のいたように感じた後半だった。

  う~ん。悔しすぎる引き分けで今季最終戦は終わった。

 夢だったACL出場も遠のいた。(わずかな可能性として天皇杯で鹿島が優勝した場合には4位のコンサにも出場権が与えられるというが…)

 しかし、考えてみればこれまでのコンサからすると、ACL出場権を賭けての試合など遠い夢だったはずだ。それが今季はあれよあれよという感じで上位争いに食い込んだことは、長い間コンサドーレを応援してきた者にとっては素晴らしく幸せなJ1後半戦を楽しませてもらった。

 日本のプロサッカーも、ロシアWCでの活躍などによりまた隆盛の兆しを見せている。来季のJ1も厳しい戦いになると思われるが、その中に伍してコンサドーレがまたまた上位戦線で活躍することを夢見たい。