私にとってはもはや恒例となった年末の「私的に一年を振り返る」シリーズである。今年も例年通り5日にわたって振り返ることにする。今年もいろいろな体験をすることができた一年だったが、年齢と共に多少の変化が出てきたかな?と思える一年でもあった。
私のこの「私的に一年を振り返る」シリーズは、調べてみると2008年から始まっている。但し2008年には「私的に…」という冠は付いていない。「私的に…」という冠を付けたのは2009年からである。だからちょうど今年で10年目ということになる。で2009年の時にはまだ3日間のシリーズだったが、2010年から5日間シリーズとなり現在に至っている。カテゴリーも【誰のお話を聴いたか】、【どんな講座を受講したか】、【どんな山に登ったか】、【どこを歩いたか】、【どんなスポーツイベントを観戦したか】、【どんなステージを堪能したか】、【どんな映画を観たか】、【どこに旅したか?】、【どんな店に入ったか(初めて訪れた店)】、【どんなボランティアをしたか?】、【その他参加したイベント・体験等】も多少の変動はあったものの、ここ数年は固定化された感がある。今年もこの分類で一年を振り返ってみた。
実はこれをまとめる作業は結構大変である。私は一か月以上前から時間を見つけて少しずつ作業をして完成させた。大変ではあるが、この作業は楽しい作業である。自分自身の一年を振り返る貴重な時間だからである。
さあ、今年は私にとってどのような一年だったのか、振り返ってみることにします。
【誰のお話を聴いたか】
◆池上 彰 氏(ジャーナリスト、立教大学主催講演会「グローバル社会を生きる」)道新ホール 1/27
◆東国原英夫 氏(元宮崎県知事、評論家 サッポロ「おもてなし講座」)札幌市民ホール 2/01
◆二宮 清純 氏(スポーツジャーナリスト 「スポーツ!北海道フォーラム」で基調講演)道新ホール 2/03
◆岡部 哲也 氏(元冬季五輪スキー選手 「スポーツ!北海道フォーラム」でスピーカー)道新ホール 2/03
◆長友 エリ 氏(サッカー選手長友佑都の母 市教委主催「親育ち応援団」で来札・講演)道新ホール 2/14
◆荻田 泰永 氏(冒険家 南極大陸を無補給胆道徒歩で南極点到達)円山動物園 3/25
◆小林 快次 氏(北大准教授、怪獣ハンター「サイエンス・フォーラム in さっぽろ」講演)中央図書館 4/16
◆片山 善博 氏(政治評論家、早大大学院教授「ほっかいどうの地方再生」で講演)道新ホール 5/26
◆清宮 克幸 氏(ラグビー監督「ラグビーワールドカップ2019に向けて」で講演)道新ホール 7/20
◆大畑 大介 氏(元ラグビー日本代表 「大畑大介トークショー」道新ボックスDU-BOX 8/29
◆伊藤亜由美 氏(クリエィティブオフィスキュー社長 民間放送教育協会札幌大会で講演)かでるホール 9/05
◆保阪 正康 氏(ノンフィクション作家 道新フォーラム「現代への視点2018」で講演)道新ホール 9/22
◆加藤 陽子 氏(東大大学院教授 道新フォーラム「現代への視点2018」で講演)道新ホール 9/22
◆姜 尚中 氏(東大名誉教授 道新フォーラム「現代への視点2018」で講演)道新ホール 9/22
◆安田菜津紀 氏(フォトジャーナリスト HIECC設立40周年記念講演会で講演)プリンスHパミール館 10/04
◆ジュデイ・オング氏(歌手・女優 札幌市小動物獣医師会公開講座で講演)かでるホール 10/14
◆十五代樂吉左衛門氏(楽焼茶碗師 道立近代美術館「極と巧」展 特別講演会講師)道立近代美術館 10/20
◆武田 鉄矢 氏(歌手・俳優 STV・北海道循環器病院主催のセミナーでゲストスピーカー)STVホール 10/28
◆保阪 正康 氏(ノンフィクション作家 道新文化賞受賞記念講演)道新プラザDO-BOX 11/09
◆加藤一二三 氏(元プロ棋士 ビジネスEXPOセミナーの特別講演会で講演)アクセスサツポロ 11/09
◆荒井 優 氏(札幌新陽高校々長 キャリアを生かした大胆な高校改革の姿に瞠目!)かでる2・7 12/17
◆杉山 愛 氏(元プロテニスプレイヤー「日経プレミアムゼミナール in 札幌」での講演)道新ホール 12/21
いつも注釈を入れるこのカテゴリーであるが、私は講演・講座で実に多くの講師の方々から毎年お話を伺っている。その中からこのカテゴリーでは全国的な知名度があると思われる方のみ抽出して掲載している。
振り返ってみて、それぞれの方のお話を思い出しているが、やはり功成り名を遂げた方々である。どれもが聴き応えのあるお話だった。その中でも印象に残るのは、池上彰氏、保阪正康氏の含蓄に富んだお話だった。違った意味で印象深いには将棋の加藤一二三氏である。飄々としたマイペースな話し方は独特であり、人々の心を鷲掴みにした片鱗に触れることができた。
また、お話を聴いて日が浅いということもあり、札幌新陽高校の荒井優氏の教育の対する考え方、その考えを実践する学校経営には大きな将来性を感ずることができた。
こうした講演会はほとんどが無料での開催なのも魅力である。(もちろん申し込みは必要だが…)ところが最近はこうした有名人の講演会が有料で開催されることも多くなってきたようだ。そうなると年金族には辛いところだが、そうしたトレンドが遅くやってくることを願うばかりである。