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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

石狩湾新港を観る!

2019-08-25 17:19:52 | 講演・講義・フォーラム等

 石狩湾新港を船とバスを駆って、内からと外から観て回る機会を得た!初めての機会とあって、観るものすべてが新鮮で心楽しいひと時だった。

       

      ※ 港湾の代表的風景の一つである荷揚げ用の大型クレーンです。

 8月23日(金)午前、いしかり市民カレッジが主催する「発展する石狩湾新港の役割」という講座に参加した。いしかり市民カレッジに参加するには、車で往復2時間近くを要するのだが、興味ある講座を開講していることが多く、内容によって時折り参加している。

      

      ※ 講座開始前のレクチャーです。説明している方はいしかり市民カレッジの運営委員のお一人です。

 

 本講座は2回連続の講座なのだが、今回が1回目ということで、テーマが「北海道の国際物流を支える港湾の役割」と題して、タグボートによって石狩湾新港湾内を巡り、併せてバスで新港沿岸に展開する各企業などの様子をバスの車窓から見て回るという内容だった。

      

      ※ 石狩湾新港管理組合の職員の方の説明を受けながら港の施設・設備を見て回りました。

 タグボートは本来人を乗せる船ではないので、定員が11名と少ないため、受講者を3班に分けて乗船させ湾内を巡った。私は第3班だったこともあり、初めはバスで沿岸を巡る班だった。案内は今回の見学会全体を引き受けたであろう「石狩湾新港管理組合」の職員の方が行ってくれた。それによると、石狩湾新港の沿岸全体の面積は幅10km、奥行き3kmで、3,000haということだった。その面積は札幌ドーム570個分に相当するという。新港工業用団地には735社が土地を取得し、そのうち659社が実際に進出しているそうだ。内訳は、リサイクル関連、エネルギー供給、コンテナ航路、各種貨物の物流基地として機能しているとのことだ。私たちはそれらの各種施設を巡って歩いたのだが、バスで通り過ぎるだけだったので、深く印象には残らなかったのは少々残念だった。

       

      ※ 車窓から撮った一枚です。写真はガラスの砕片ですが、船への積み上げを待っています。     

 いよいよ私たちがタグボートKAMUI号(丸?)に乗船する番がやってきた。

       

      ※ タグボート「KAMUI」です。他に石狩湾には2隻あるそうです。    

 救命胴衣を着け、私たちが案内されたのは甲板から3階にあたる操舵室だった。

      

      ※ タグボート内でも管理組合の職員の方が説明してくれました。

 そこから管理組合の職員の方の説明を聞きながら湾内を巡った。コースは花畔埠頭から中央埠頭を展望しながら東埠頭まで巡るというコースだった。

      

      ※ 石狩湾新港には近年風力発電の施設が増えてきているようです。

      

      ※ 荷揚げを待つ鉄くずです。東南アジア方面に輸出しているとのことでした。

      

      ※ ロシアから輸入する液化天然ガスの貯留タンクです。

      

      ※ 移動ドックだとの説明を受けました。

 タグボートから液化天然ガスのタンクとか、相当に発電能力を持つ発電所、移動式のドック、荷揚げ用クレーンなどを見て回った。乗船時間約20分、下船のころには雨が激しく降るコンディションに変わった。

 下船後には、岸壁に積み上げられたコンテナ(ドライコンテナ)の中を覗いたり、そのコンテナの積み下ろし用のブルドーザーの実演、そしてマイナス30℃のリーファーコンテナの中に入る体験などもさせてもらった。

      

      ※ 岸壁に積み上げられたコンテナ(ドライコンテナ)です。

      

      ※ ドライコンテナの内部です。児童生徒だと100人は軽く入るそうです。

      

      ※ そのコンテナを船に積み込むブルドーザー(名称不明)です。

      

      ※ リーファーコンテナという温度を自由に設定できるコンテナの背後です。

 いずれもが個人的にはけっして体験することのできないことを体験させていただくことができ大満足の見学会だった。

 当初、このブログを「石狩湾新港を視る!」としたのだが、印象としては詳しく視るというよりは、港湾の設備をいろいろとたくさんの施設などを観せていただいた感が強かったので「石狩湾新港を観る!」とした。

 次回は「最先端の物流センターを見学しよう」というテーマで「ホクレンパールライスセンター」と「エースいしかり第7物流センター」を見学することになっている。こちらもとても期待大である。