今年もまた、私たちの夏の出会いが昨日、本日と二日間にわたって行われた。今回で22回目の会合である。わずか5人の会合であるが、一人も欠けることなくここまで続いてこられたことを内心誇らしくも思っている。
「この会は、網走地方の片田舎である○○小学校にある時期(昭和61~平成4年頃)、必然のなせる業か、それとも偶然の悪戯か、名もなき5人の教師が巡り合った。」との書き出しで始まる会の趣旨が書かれている。5人はただ単に意気投合しただけではなく、仲間を募り教師業に関する自己研鑽のグループを作り定期的に研修を深めていった。5人はそのときの中心メンバーだった。時は過ぎ、5人はそれぞれ別の地に散っていたが、誰からともなく「年に一度、あの日に帰りたい」という声が沸き上がり、2000年の年末に○○小学校のある町に集ったことが始まりだった。以来、一年も欠かすことなく今日まで「サークルアメーバの会」は続いている。
※ パワースポット巡りでは北海道神宮にもお参りしました。
会発足から22年も経つと、それぞれのメンバーも年齢を加え、今年はメンバーの最年少の二人が来春には定年定職の年齢となってしまった。そこで今回の幹事役を担った会の三男坊のN氏が二人に記念品を用意して無事の退職(すると思われる)お祝いした。そしてN氏がたてた今年のAMOEBA MEETINGの内容は次のとおりだった。
〔8月3日〕
◇札幌市内の三大公園巡り(中島公園、円山公園、大通公園) & パワースポット巡り
◇大通公園ビアガーデンでの懇親交流
◇スポーツバーでサッカーJ1リーグ「札幌 vs 広島」戦をパブリックビューイングで観戦
〔8月4日〕
◇エルプラザの一室で各自の一年間の実践交流
◇駅地下の飲食店街で昼食交流
というスケジュールだった。
※ 大通りビアガーデンでの懇親交流の様子です。
この会の最大の特徴は単なるノスタルジーに浸って懇親交流するだけでなく、それぞれの一年間の実践をレポート提出することを約束事としていることである。当初は全員が現役だったため教科指導法や学級経営に関するレポートだったが、徐々に学校経営に関するレポートになり、最近は退職した者が多くなり自己の周りに関するレポート多くなってきたのはいたしかたないことである。そうした状況にあって今年提出されたレポートは…。
◇S氏「再び教壇に立ってみて」
◇Y氏「退職を半年後に控えて」
◇N氏「第二の職場での工夫と今後の生き方」
◇T氏「自治会長の仕事を進めるにあたって」
※レポート名については内容を類推しやすいように一部手を加えている。
そして私は、今年初めに完成した「冬の石狩川河岸を遡る~6年間の取り組みを振り返る」についてパワーポイントを使用して発表した。
※ エルプラザのある一室において、各自のレポートを交流しました。
それぞれが今与えられている環境で、真摯に生き方を模索していることが伝わってきた。そうした仲間のフロントランナーとして恥ずかしくない生き方を提示しながら、私もまた彼らから元気をもらいたいと思った今年のAMOEBA MEETINGだった。なお、この会は全員が元気でいるかぎり、これからもできるだけ永く続けようと約束して解散した。