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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

石狩川河岸遡行トレッキング 6

2019-08-30 18:15:28 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

奈井江町 ⇒ 石狩川・空知川合流点  トレッキング期日 ‘19/8/27 

 昨年10月9日以来の石狩川河岸遡行トレッキングである。昨年の到達点の奈井江町から再開した。天候は薄曇りのトレッキング日和だった。久しぶりの河岸トレッキングを楽しんだ。

 朝5時過ぎ自宅を出て、前回の終了地点となったJR奈井江駅に向かった。奈井江駅は石狩川にけっして近くはないのだが、前回はまでは現地までの行き帰りにJRを使用したことから止むを得ない選択だった。

      

      ※ 朝のJR奈井江駅の駅舎です。

 奈井江駅前には通勤者用のためか広い駐車場があるため、車を駐車するためには好都合だった。7時15分、用意を整えて早速トレッキングをスタートさせた。

      

      ※ 奈井江の市街地から真っすぐ石狩川に向かって道路が伸びていました。

 まずは遠い石狩川河岸に向かって直線の道路をひたすら西に向かって(石狩川に向かって)歩を進めた。手持ちの地形図では石狩川河岸に到達する前に「三日月沼」があることになっていた。この沼も石狩川の捷水路工事(河川ショートカット工法)によって生まれた沼だと思われる。その「三日月沼」をカメラに収めようと沼に接近を試みた。しかし、沼は予想していたよりは渇水が進んでいるのか、僅かな水面を見せてくれるだけだった。

      

      ※ わずかに顔を覗かせた「三日月沼」の水面です。

 奈井江駅から45分かけてようやく石狩川の堤防に至った。石狩川はさすがに日本三大河川の一つである。堤防上はしっかりとアスファルト舗装された道が伸びている。そして川面から堤防の間も広く確保されているため、これまで同様、石狩川の川面を望むことはできなかった。

      

      ※ アスファルト舗装された石狩川の堤防です。遠くに砂川火力発電所の2本の高い煙突が見えます。

 堤防の外側には穀倉地帯空知の水田が広がっていたが、秋を間近にして稲の穂が色づき始めた光景が見事だった。遠くには北電の砂川火力発電所の高い煙突を望みながらのトレッキングが続いた。

      

      ※ 黄金色に色づきつつある水田地帯です。

      

      ※ 路上に佇む(?)カタツムリです。前日の雨で舗装上に出てきたものと思われます。

      

      ※ 徐々に近づいてきた砂川火力発電所です。結局私は発電所の袂を歩くことになりました。

 行動開始後2時間、「東圧貯水池」に至った。歴史を少し調べてみると、昭和14(1939)年に砂川市に東洋高圧北海道工場を建設し、アンモニアや硫安の製造を行っていたそうだ。最盛期には従業員・家族等で一万人を超えていたという。その後紆余曲折を経て、現在は北海道三井化学株式会社として営業を継続しているようだが往時の面影は今はない。昔、車で国道を走っていると「東洋高圧」の敷地が延々と続いていたのを記憶している。

      

      ※ わずかに顔を覗かせた「東圧貯水池」です。

 その「東圧貯水池」を過ぎると小さな河川(豊沼奈江川)にぶつかり、迂回を強いられた。堤防は現金なものである。豊沼奈江川の堤防になったとたん土の堤防に変わった。砂川火力発電所のところに架かる「北電橋」を渡り、再び石狩川の堤防に至るまで2キロ以上迂回を強いられたのではないだろうか?

      

      ※ 豊沼奈江川の堤防に変わったとたん、堤防は草と土の堤防に変わりました。

      

      ※ この「北電橋」まで1キロ強迂回させられることになりました。

      

      ※ 「北電橋」を渡り、再び石狩川河岸へ。川向の堤防を見ながらこちらの堤防を石狩川に向けて歩きます。

 時計は11時を指していた。私は「砂川オアシスパーク」に到達していた。「砂川オアシスパーク」は別名「砂川遊水池」と称するように、石狩川の水量の調節機能を担っているようだ。その遊水池を砂川市民の憩いの場として整備したのがオアシスパークである。今回は堤防側から遊水池を遠望するだけだったが、以前砂川市のフットパスコースを歩いた際に反対側から整備されたオアシスパークを見学した記憶がある。

      

      ※ わずかに顔を覗かせる砂川遊水池」です。もっと近寄っても良かったのですが…。

 ここで少し早かったが、昼食休憩地として靴を脱いでリラックスし、大休憩を取った。

 休憩の後、堤防の内側の整備されたグランドやサーキットのようなものを眺めながら「砂川大橋」の横を通過すると、砂川市が公園として整備している「北光沼」に至ったが、周りが樹木で囲われていたため水面は見ることができなかった。

      

      ※ 「砂川大橋」です。冬の時はこの橋を渡って、砂川市内へ入りました。

 砂川市の市街地を過ぎ、アスファルト道路(堤防)を進んでいくとスマホのGPSでは空知川との合流点付近に来ているのだが、残念ながらやはり雑木林に遮られてそこのところは見ることができなかった。そのまま進むと、JRの鉄橋の前になにやら橋のようなものが現れた。傍へ寄ってみても道路ではなく、川向とを繋いで何かを輸送するための橋のようだった。そこを過ぎるとJR函館本線が渡る鉄橋(第一空知川橋梁)に至った。

      

      ※ この写真の前方あたりが石狩川と空知川の合流地点だと思われるのですが…。

      

      ※ この横断する橋が何の目的の橋なのか?私には想像が付きませんでした。

      

      ※ JR函館線が空知川に架かる「第一空知川橋梁」です。ここをこの日のゴールとしました。

 私はこの日のゴールをこの場に設定して、翌日は鉄橋の川向からスタートすることにした。

 この地点から国道に出るまでの距離が長く大変だったが、国道に出てバスで奈井江駅前まで戻り、砂川の銭湯で汗を流し、この日の宿泊地「砂川道の駅」(ハイウェイオアシス館)に停車した。

 この日の総歩行数・距離  36,750歩 23km