田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

石狩川河岸遡行トレッキング 8

2019-09-01 20:07:48 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

石狩川・江部乙川合流点 ⇒ 深川橋 トレッキング期日 ‘19/8/29 

 前夜激しい雨に見舞われたが、朝になって雲に覆われてはいたものの雨は降っておらず、予定通り三日目のトレッキングを決行した。三日連続とあって虚弱な私の身体は悲鳴を上げていたが、それでも楽しく歩き続けた。

  夜半、車を叩く雨の音に何度も目を覚まさせられた。そんな激しい雨の降り方だったが、朝起きてみると、曇り空ながら雨は上がっていた。

       

     ※ 滝川道の駅の駐車場で見た車ですが、セダン型の車の上にBSアンテナやその他大量の荷物を積んだ車です。

 食料を買い込み、この日の出発点の石狩川堤防に向かって車を走らせた(江別乙川を渡った対岸の地点)。堤防は国道からかなり離れていた。トレッキングを終えてバスで帰ってきてから、再び長い距離を歩くのは辛いと考え、国道からあまり離れていない空地に車を停め、少し長い距離を歩いて堤防に向かった。

       

       ※ 畑の中の空地に愛車を停車し、トレッキングを始めました。

 結局、車を置いた地点から40分をかけて石狩川の堤防に立った。堤防上は前夜の雨のために路面は濡れていた。アスファルト上なのに動物の糞が固まって残っているところが数か所あった。消化のよくない糞の状態を見ると、あるいは山オヤジさんの糞(ヒグマ)だったのだろうか?

       

       ※ 堤防上は前夜の雨のために湿っていました。

       

       ※ これは山オヤジさんの糞ではないでしょうか?

       

       ※ 路上にはこのようなバッタさんも顔を見せてくれました。

 ある樋門にさしかかった時、樋門のところから激しく水が石狩川に流れ込んでいるのが見えた。昨夜の激しい雨によって、田畑の降った雨が排水されていた光景だった。そしてそこからいくらも行かないうちに珍しく石狩川の水面を見ることができた。

       

       ※ 樋門の水路から激しく水が流れているのがお分かりになると思います。

       

       ※ 珍しく石狩川の流れを目にすることができました。

 行動を開始して2時間、JR函館線の鉄橋「第一石狩川橋梁」と交差したが、その手前辺りから堤防は砂利道に変わった。       

       

       ※ 「第一石狩川橋梁」の上を列車が通過するところに出合いました。

       

       ※ 堤防は砂利道に変わりました。

 鉄橋を越えると、あろうことか堤防そのものが無くなってしまった。このあたりは地形図においても堤防が繋がっていなかった不安なところだった。どうしたものか?と一瞬試案をしたが、よく見るとサイクリングロードが伸びていた。堤防の往く道を遮られたので私はサイクリングロードを往くことにした。サイクリングロードはなんと田んぼの間を縫うように続いていた。

       

       ※ サイクリングロードはこうして田畑の間も通っていました。

 しばらくサイクリングロードを進んでいると、サイクリングロードが堤防の上に上がった。再び堤防が現れたのだ。堤防とサイクリングロードがしばらく並行して走っていたが、サイクリングロードが今度は堤防の内側(石狩川側)に向かって伸びていた。堤防を行こうか、サイクリングロードを進もうか、しばらく迷った。その時、ネットで検索してみると、サイクリングロードが深川まで伸びていることを確認できた。この時点でも堤防がずーっと続いていると確信できなかったので、サイクリングロードを往くことにした。サイクリングロードは確かに続いていたが、あまり自転車が走った形跡が見られなく、道路の整備も行き届いていないように見えた。

       

       ※ 腰を下ろして小休止を取ったところです。こうして腰を下ろすことができる場所は貴重です。

       

       ※ サイクリングロードは写真のように柵をめぐらせて続いていました。

        

        ※ 堤防の内側に造られたサイクリングロードですが、やや荒れているように思われました。

 やがてサイクリングロードは妹背牛橋のところまで来たとき、妹背牛橋を渡るようにという指示が看板に掲示されていた。その指示通りに妹背牛橋を渡って、右岸に出た。右岸では堤防とサイクリングロードが並行して走る立派なアスファルト舗装がなされた道へと変わった。この道で、唯一老年のサイクリストと出合った。   

       

       ※ サイクリングロードは、この妹背牛橋を渡って対岸に移りました。

       

       ※ 妹背牛橋の上から石狩川の流れを写しました。

       

       ※ サイクリングロードで唯一出合った老年サイクリストです。

       

       ※ 雲が近くに山の麓に低く垂れこめていました。

 その先へ行くと再び堤防とサイクリングロードが分かれていたが、私はこれまで通りサイクリングロードを進んだ。サイクリングロードはやがて「向陽橋」、続いて深川留萌自動車道が走る「深川大橋」の下を通過した。「深川大橋」の橋げたのところに腰を下ろすのに適したコンクリートがあったので、大休止を取ることにした。スタートから14キロ進んでいた。

       

       ※ 「向陽橋」を下から眺めたところです。

       

       ※ こちらは「深川大橋」を下から見上げたところです。

 再びサイクリングロードと堤防が合流した。そしてまたしばらく行くと両者はまたまた分かれるところがあった。今度は深川がかなり近づいたことから、堤防はしっかり整備されていると考え、堤防に進む道を変えた。

 深川の街が近づいてきたことを感じながら進んだが、堤防の外にはソバの畑だと思われる光景を見ることができた。

       

       ※ 深川市の市街地に近づいたところで見たソバ畑です。

 

 さらに行くと、河岸が整備されサッカー場、野球場などが目に入った。その向こうにはゴールに設定した「深川橋」も視界に入った。その「深川橋」の手前には堰がある。そのことは冬のスノーシュートレッキングの際に知っていた。その堰のところへ寄ると、石狩川の水が豪快に音を立てて落ちていた。そして12時10分、この日のゴールの「深川橋」に到達した。

       

       ※ 深川市街地の河岸に造成されたサッカー場や野球場です。

       

       ※ 「深川橋」近くの堰を滑り落ちる石狩川の流れです。

       

       ※ この日のゴールに設定した「深川橋」です。

 深川橋からあまり遠くないところに、深川のバスステーションがあることを分かっていた。そこから車を置いたところまでバスで帰った。今回は三日共帰りにバスを利用した。このバス代がバカにならなかった。この日は530円だったが、毎日大同小異のバス代がかかった。もうお分かりだと思うが、私の「石狩川河岸遡行トレッキング」の進む方法は、スタート地点近くに車を置いて、そこからトレッキングを開始して、終えるとバスで車まで戻り、次のスタート地点に車を移動するという、まるでシャクトリムシのように進む方法である。けっして効率の良い方法ではないが、一人で進むにはこれ以外の方法が思い付かない。

 私はこの日、田畑の空地に停車しておいた車をピックアップし、札幌へ帰ってきた。

 

トレッキング時に出合った野の花たち  花の名は残念ながら自信をもって記すことができません。

       

       

       

        

 この日の総歩行数・距離  33,200歩 21.5km