神納橋 ⇒…⇒ 旭橋 トレッキング期日 ‘19/9/16
この日のトレッキングルートはレポそのものが難しい。予想していた通りルートは通行禁止となっていた。そのため「神居古潭」から「伊納駅」までワープしなければならなかった…。その部分については敢えてシークレットにしておきたい。
この朝、目が覚めたのは6時と意外に熟睡することができた。したがって、朝の諸行事を済ませ、スタート地点の「神納橋」のたもとに立ったのは7時15分だった。サイクリングロードという表示はどこにもなかったが、直ぐにその地点は分かった。車もその始発点に停めることができた。
※ 旭川サイクリングロードの始発点(終点?)に車を駐車して、いざスタート!
この日の天候も昨日同様に雲が厚く空を覆い、雨もポツポツ落ちていたので雨具を装着してのスタートだった。コースそのものはサイクリングロードなので舗装もされていて歩きやすかった。
※ スタートして直ぐにこのような注意書きの看板が立てられていました。
※ 秋の様相を呈し始めたサイクリングロードの様子です。
ここで旭川サイクリングロードの通行禁止について触れておく。旭川サイクリングロードは、以前のJR函館本線が石狩川沿いを走っていたが、現在の石狩川から離れたところに新しい線路を敷いたことを契機に、旧線をサイクリングロードとして整備したもので、サイクリストには人気のコースだったという。ところが平成22年(2010年)にコース途中で崖崩れが発生して通行禁止措置が取られたのを契機に現在まで通行禁止となっているということだ。(ずいぶん長期間の通行禁止措置である)
スタートしてしばらくは淡々としたコースが続く。このルートの見ものである石狩川が大きな岩の間を縫うように激しく流れる様子も見られない。唯一、見ものだったのは早くも一部の木が紅葉しているのを見ることができた。ルート内には何か所かのトンネルがあると聞いていたが、その第一のトンネルを通過した。
※ サイクリングロードの中にはこうしたトンネルの箇所もありました。
※ 早くも紅葉が始まった樹木もありました。
※ こうした木の実もいろいろと見られました。これは栗の実でしょうね。
そしてスタートから1時間も経った頃だったろうか、黒いSL(蒸気機関車)が展示してあるところに出た。その横には旧神居古潭駅があり、ちょっとした公園になっていた。ここは対岸から橋が架かっており、観光名所の一つになっているようで、私が通ったときもSLを撮っている観光客がいた。ここでようやく石狩川の流れもちらっと見ることができた。
※ 三連(だったかな?)のSLが展示されていた旧神居古潭駅構内です。
※ 旧神居古潭駅の駅舎です。休憩所となっていましたが朝早いため閉鎖されていました。
※ 旧神居古潭駅のホーム跡です。
※ 川向の神居古潭の集落から架かる橋です。
さらに進んでいくと、一台の車が寄ってきた。見るとパトロールの車だった。車の担当者は「この先は通行止めになっています」と注意を受けた。私は「その通行止めのところまで行ってみます」と答え、さらに前進した。すると、パトロールの方が言っていたように前方に大きな柵が造られていた。私は前進することを諦めざるを得なかった。
※ このような頑丈な柵が設けられていて前進することはできませんでした。
ここから、私は突然「伊納駅」にワープしてしまった。この区間についてはあえてシークレットとする。
スタートから約3時間を経過して「伊納駅」に着いた。当初の計画ではこのシリーズ第2日はここが目的地だった。しかし、まだ午前10時半である。これは今シリーズの最終目的地である「旭橋」まで十分行けると踏んだ。
※ 錆が浮いてちょっとうら寂しい「伊納駅」の駅舎です。
伊納駅からは休止しているサイクリングロードを淡々と進んだ。途中からは堤防に移ったり、さらには堤防とサイクリングロードを兼用しているところを通ったりしながら進んだ。
※ 川向と伊納の集落を結ぶ「伊納大橋」です。
※ サイクリングロードは、この堤防の左側の低いところを走っていました。
難関は旭川市内に入ったと思われた「近文大橋」のところだった。「近文大橋」を通過すると突然のようにサイクリングロードが寸断されていた。近くで頭首工造成工事のようなものが行われており、そのために堤防やサイクリングロートは一時壊されてしまったようなのだ。突然進むべき道がなくなってしまった私は、周りを右往左往して抜け道を探したのだが、そうしたところは皆無だった。進退極まって私が出した結論は?工事中のところが休日のために工事が行われていなかったため、そこを通らせてもらった。僅かな区間だったが、無事に工事区間を通って堤防に辿り着いた。
※ 旭川市内の外れにに位置する(?)「近文大橋」です。
※ 「近文大橋」の近くでは、このような工事が行われていました。(この日は休業日)
その部分を過ぎると、後は楽勝だった。堤防も整備され、さらには堤防の内側にも市民の散策用の道路が設けられていたため、何の苦労もなく13時25分に目的地である「旭橋」に到達した。
※ 石狩川と忠別川(美瑛川)の合流点です。下側が石狩川です。
※ 堤防上でドローンを飛ばしている二人組に出合いました。
※ 旭川市内に入ると、堤防の内側にもこのような立派な散策路が続いていました。
※ ゴールに設定した旭川市内の中心部に位置する「旭橋」です。
さて、これからのことを思うと石狩川河岸遡行の夏版はこの先意外と困難ではないかと想像される。というのも、上流に向かうにしたがって田畑や人家が疎らとなっていき、堤防そのものが整備されていないということが想像される。そうした場合に進むべき道が無くなったり、国道を歩かされたりするケースが増えてくるのが予想される。地形図をよく読み取りルートを選定していくことが求められてきそうである…。
この日の総歩距離 27.8km