右岸は左岸に比べると、全体にあっさりした感じの河川敷が広がっていた。その理由は何なのだろう?と歩きながら考え続けた私だった…。 今回で札幌市の50,000㎡以上の都市緑地めぐりは一応の終了である。
豊平川緑地(南区・豊平区・中央区・東区・白石区)
1,237 ,932㎡(ドーム24.7個分) 探索日 ‘20/07/08 & 10
※ 昨日と同じマップを順番を反対に並べました。マップ⑧の国道274号線が渡る「豊水大橋」から右岸編をスタートしました。
「豊平川緑地」の右岸は「豊水大橋」から上流の「五輪大橋」に向けてのウォーキングだった。「豊水大橋」と聞いてもピンとこない方もいらっしゃると思われる。札幌市の北34条を東西に走る「札樽道(札樽バイパス)」が豊平川を渡る橋である。その「豊水大橋」から真駒内公園が近くにある「五輪大橋」までの間の右岸を歩いたということである。
※ 「札樽バイパス」が走る「豊水大橋」です。
「豊水大橋」からしばらくは河川敷には何も見当たらず、前に進んでいると何やら工事中の橋が見えた。マップ上で該当する橋は無い。「はて?」と思いながら進んでいると、堤防上に工事関係者の姿が見えた。私は堤防まで上がり「マップ上では見当たらない橋ですが?」と尋ねた。すると「新しい橋の建設中です」との答えが返ってきた。そして完成予定は令和5年3月で、橋の名は仮称「北24条大橋」としているが、現在名称募集中とのことだった。
※ マップにはまだ載っていない仮称「北24条大橋」が建設工事中でした。
※ 橋の下を通ると、ご覧のようにまだ骨組みだけでした。
仮称「北24条大橋」通過後、テニスコート(2面)と少年野球場(1面)が目に入った。続いて「環状北大橋」を過ぎるとちょっとした公園風の広場があったが、その向こうに名称は定かではないが人車が通らない「水道管橋」が豊平川を横切っていた。
※ 札幌市内をぐるっと環状に走る道路が渡る「環状北大橋」です。
※ 河川敷に時にはこうした休憩広場がありました。後方は水道管橋です。
※ 移動可能なバックネットくらいしか設備されていない簡素な野球場です。
さらに「北13条大橋」を挟んで、ゲートボール場、パークゴルフ場(9ホールの小型のもの)、テニスコート(2面)が散在していたが、そのどれもが広い河川敷の中にポツンと存在しているといった感じであった。
※ やや閑散としたパークゴルフ場です。後方は「北13条大橋」です。
豊平川に目をやると、この日の好天も手伝い釣り人が豊平川に釣り糸を垂れているのが見えた。
※ 豊平川に目をやると、釣り人が釣り糸を垂れていました。後方は「上白石橋」です。
そして「上白石橋」、「JR鉄橋」を過ぎると、河川敷にはいよいよ何も施設はなく、ただただ広い芝生とサイクリングロードが伸びている光景となった。ところどころにあるベンチでは上半身裸になって日光浴をしている人が目立った。
※ ともかく右岸は このような景色を目にすることが多かったです。
※ 好天も手伝い、こうして日光浴をされている方が目立ちました。
「東橋」、「水穂大橋」、「南1条大橋」と都心に近い橋を次々と潜り抜けた。
※ 国道12号線が走る「東橋」です。道路標識のように左折すると北1条通に通じます。
※ 「水穂大橋」ですが、河川敷が狭くなり、ランニングロードとサイクリングロードが並行して走るだけで河川敷はいっぱいです。
河川敷には何も見当たらなかった。何かの施設を設置しようと思えば設置できるだけの面積はあるように思える。なぜ何もないのだろうか?私は一帯が冬の雪捨て場となっていることは承知している。しかし、たとえ冬には雪捨て場として利用するとしても、夏季間はそこがサッカー場や野球場、あるいは人々が憩う空間となっても支障はないのでは?と思うのだがどうなのだろうか?何かもっと別の理由が存在するのかもしれない。
「南1条大橋」を過ぎとる二つの特殊な橋が豊平川に架かっていた。一つはNTTの電話線を渡す橋「でんでん大橋」、もう一つは水道管を渡す「豊平川水管橋」だった。
※ 「てんでん大橋」です。その隣には「水管橋」も並んでいました。
その後、「豊平橋」、「南7条大橋」、「南大橋」、「幌平橋」、「南19条大橋」と次々と現れるが、河川敷には時折ベンチや東屋、あるいはテニスコートが現れるが大半は広い芝地の河川敷が広がるだけだった。
※ このようなテニスコートが右岸では2か所で目にしました。
※ 広い芝地が広がっているのですが、これは冬の雪捨て場に利用するため?
「南22条大橋」が近づいた時だ、私が豊平川で目にする5番目のパークゴルフ場(9ホール)があった。
※ 豊平川河畔5か所目のパークゴルフ場です。
その後も「ミュンヘン大橋」、「藻岩橋」と現われるものの景色は変わらなかった。
※ 時には写真のような休憩所の造営物もありました。後方は「ミュンヘン大橋」です。
※ ともかく右岸はこのような景色が延々と続きました。
「五輪大橋」まで残りは人道橋の「藻岩上の橋」だったが、マップ上にはゲートボール場があるとなっていたが、私には認められなかった。「藻岩上の橋」を過ぎると真駒内川が石狩川と合流するためにコースは自然と真駒内川沿いの堤防に押し上げられた。
※ 真駒内川が豊平川に合流するところです。
※ 河川敷の散策路はとうとう前方で終点となり、堤防上に押し上げられました。
※ 豊平川の支流、真駒内川の流れです。
そして真駒内川に架かる橋(橋名不明)を渡り、「豊平川さけ科学館」の横に出て、「豊平川緑地」めぐりを終えた。
※ 右岸のゴールとした「五輪大橋」の袂に建つ「豊平川さけ科学館」の建物です。
これで札幌市の50,000㎡以上の21ヵ所全ての「都市緑地」めぐりを終えた。めぐり終えて、一口に「都市緑地」といってもさまざまなタイプがあることが分かった。振り返ってみて、粗くいって4つのタイプに分かれそうだ。そのような観点に立って、明日「都市緑地」めぐりを振り返ってみたい。