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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

歌で巡るニッポンの名城

2022-07-28 15:58:40 | 講演・講義・フォーラム等

 さすがにマスメディアで活躍されている方である。単に国内のお城を紹介するだけでなく、お城に関わった歌(歌謡曲)を織り交ぜながら紹介するという手法が受講者を飽きさせない。シニア世代を対象とした講義の在り方を示された思いだった…。

   

 7月26日(火)午後、かでる2・7において「ほっかいどう学」かでる講座の今年度第4回目の講座が開講された。テーマは「歌で巡るニッポンの名城~姫路城から五稜郭~」と題してエッセイストのたかやまじゅん氏が講義を担当された。

         

 講師のたかやまじゅん氏について私はほとんど知識がなかった。ただ、一昨年の同じかでる講座で「映画音楽で甦る 映画の名作の風景~北海道に映画館が上陸し122年~」と題して映画音楽をバックにして名作を振り返りながら北海道の映画の歴史を流ちょうに語ってくれたことを思い出していた。(その時の投稿はこちら⇒

  今回、あらためてたかやま氏のことを調べてみると、道内のラジオ番組などに出演し、映画や城、あるいは広く文化財などについてコメントしたり、イベントにおいてコーディネーター的役割を果たしている方だと知った。

 今回も豊富な写真資料などを提示しながら、合間に城をテーマにした歌を挿入し、2時間にわたって流れるように日本の城を私たちに語ってくれた。たかやま氏は相当の城マニアらしく国内のかなりの城を巡って歩いておられることが話の端々から伺うことができた。

   

 私はその流ちょうな語りに、私はメモすることも忘れ聞き惚れてしまい、残念ながらたかやま氏のお話を再現することができない。ただ、お話を聴きながら改めて日本の都市の街づくりはお城を中心として形成されてきたことを感じさせてくれた。城が、あるいは天守閣が、城下に住む人々にとって一種のシンボルであったことの証であろう。

   

 私の数少ないお城体験(岡山城、大阪城、名古屋城、金沢城、青葉城、弘前城、など)でも、城跡が公園化され街の観光名所となり、市民の憩いの場になっていることを体験してきた。特に一昨年に訪れた弘前公園は広大な敷地が整備されていたのが印象的だった。ことほど左様に城のない北海道に住む人間としては、城跡を眺めるたびに一種の憧れのようなものを抱いていた…。

 たかやま氏の話に移ろう。紹介された城をめぐる歌の多さには改めて驚いた。それらのレコードジャケットを集めるだけでも大変だったろうと想像された。講義の中で流された歌手は舟木一夫、三橋美智也、都はるみ、こまどり姉妹、…等々懐かしい名前のオンパレードだった。やはりお城の歌というと演歌っぽい歌となってしまうようだ。

   

 たかやま氏のお話を伺い、北海道人以外は日常の生活の中にお城の存在が色濃く影響していることを伺わせてくれる今回の講座だった…。

(正確に言うと、北海道にも松前城、五稜郭といったお城は存在するが、それは道南地域に限られたことで北海道全体としてはやはりお城とは直接関係なく街が形成されたと言うことができる)



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