音楽の楽しみ方っていろいろだなぁ~思った。先ず何より自分たちが楽しみ、そしてその楽しみを他の人たちと分かち合いたいと発表の場を求める。そんなアマチュアの方々の音楽を楽しませてもらったカルチャーナイト2023だった。
カルチャーナイトとは、北国札幌の夏の夜を楽しもうと、公共施設や文化施設、民間施設を一夜だけ開放し、市民に地域の文化を楽しんでもらおう2003年から始まったイベントである。私は毎年このイベントを楽しみにしている一人で、毎年訪れる施設を予め決めて、そこを訪れて楽しんでいる。
今年はそのカルチャーナイトが7月21日(金)夜開催された。
今年は俄然「北海道知事公館」のプログラムが多彩であると考え、知事公館だけに絞って訪れ、楽しんだ。その多彩なプログラムであるが、知事公館の場合は1・2階の応接室、食堂、2階の会議室と4つの部屋をフル動員して実に11ものプログラムを用意していた。さらには、屋外の公館エントランスや庭園を利用して「竹あかり」を灯す催しも同時開催された。
※ 会場の一つとなった1階食堂の様子です。
※ 歴史ある知事公館らしい椅子が用意されていました。
私は11のプログラムの中から主としてアマチュアミュージシャンたちのコンサートを中心に楽しんだ。
そのコンサートとは…。(出演時間の順に、「 」内がステージ名、その後にミュージシャン名を記した)
※ 出演された方々の写真を撮りましたが、窓を背にしたステージだったために、出演された方々の表情を捉えることができませんでした。
◆「YAYOIと愉快な仲間たち」/YAYOIと愉快な仲間
◆「ギターと沖縄三線のアコースティックライブ」/AER(アエル)
◆「日本の伝統楽器にふれる夕べ」/琴アンサンブル「彩の会」
◆「ミニコンサート 私たちの道」/マードレ マードレ
◆「夏のバロック」/テ ヴェール
以上のステージを楽しんだ。知事公館内では、このほかに読み聞かせや、朗読、あるいは北加伊道(ほっかいどう)カルタを楽しむ会、などが同時開催されていた。
私が楽しませてもらった5組のコンサートは持ち時間30分間の中でそれぞれが精一杯のパフォーマンスを披露してくれた。音楽的にはステージ名からもお分かりになると思われるが、それぞれが実に多彩であり、力量的にもまたそれぞれであったが、皆さんの真剣な演奏は感動的だった。
その中でも、私が最も感動をもらったのは「マードレ マードレ」のステージである。「マードレ マードレ」は8名のご婦人の方々のコーラスである。外見から伺うかぎり、若いご婦人の方もいたが、かなり年配の方も数人混じっているというグループだった。その声が実に若々しく、各パートのバランスも良く、コーラスの実力が十分に感じられたのだ。それもそのはず「マードレ マードレ」は、今年の全国家庭婦人コーラス大会(正式名がどうかは不明)に出場が決まっているという実力グルーブなのだった。全国大会での健闘を期待したい。
※ 「マードレ マードレ」のリーダーと目される方ですが、司会も音声のほうも素晴らしかったです。
そして最後に知事公館を出て、庭に展示された「竹あかり」を楽しみ帰路に就いた。今年のカルチャーナイトも十分に楽しませてもらった。