昭和の雰囲気が感じられる庶民的な食堂ということで「かでる講座」でエッセイストの和田由美氏推薦してくれたところだったが、私的にはやや期待外れだったかなぁ…、という印象だった。
※ 現在の「ゆりや食堂」の店の前の様子です。
和田由美氏「かでる講座」において「昭和の懐かしグルメ」と題してお話されたが、そのなかで「札幌の街では老舗が次々と消えていく」と嘆かれたが、その中で昭和の雰囲気を失わずに今なお残している店として「よりや食堂」を推薦された。「ゆりや食堂」を調べてみると我が家から近いことが分かり、さっそく駆け付けてみた。
「ゆりや食堂」は2年前まではいかにも昭和の食堂といった外観だったのだが、そこから現在のビルの1階に移転している。店の構えは以前の雰囲気をたたえてはいるが、店内はやはり小ざっぱりとした感じで、特に昭和を意識しているような感じはなかった。私がうかがった時には午後1時を過ぎていたのだが、3~4組の客がおり、それなりに繁盛している店のようにうかがえた。
※ 店内客席から厨房を見たところです。
和田氏は「ゆりや食堂」の特徴は、いわゆる普通の食堂のメニューと共に、小親子丼とか、小チャーハンといった量が半分のメニューがサイドメニューとしてあるということだった。そこで私は「小ラーメン」(450円)と「小チャーハン」(300円)を頼んだ。
※ メニューの一部です。この倍くらいの品数がありました。
やや時間をおいて出てきたラーメンもチャーハンは思っていたより小盛りといった感じだった。ラーメンは塩とも醤油ともいえるあっさり味のラーメンだった。チャーハンの方もごく普通の味といった感じのものだった。
店は調理担当の主人と、接客担当の女性(店主の娘さん?)の二人で切り盛りしているようだったが、女性の接客にはややがっかりさせるものがあり、そのことが料理の味の評価にも関連してしまったようにも思った。
せっかく周辺の方々からは支持されている店のようなので、もう少し晴れやかに、明るく接客されるともっと繁盛するのではと思われたのだが…。
※ 以前の店の前の写真です。前の店のイメージを現在の店にも残しているようです。
【ゆりや食堂 データー】
札幌市中央区南1条西19丁目1-254 ドレイジャータワービル 1F
電 話 011-621-4911
営業時間 11:00~19:00
定休日 日曜日、祝日
駐車場 無
座 席 カウンター 4席、テーブル 5 × 4 = 20席 計24席
入店日 ‘21/04/25