田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ラグビージャパン力負け しかしドーム内には労いの拍手が!

2019-10-21 17:55:18 | スポーツ & スポーツ観戦

 日本が初めて進出したラグビーWCの準々決勝戦 対南アフリカ戦は残念ながら南アフリカの力の前に屈した戦いとなった。札幌ドームのパブリックビューイングで観戦したが、場内が沸く場面はほとんどなく、静かな観戦となった。しかし、試合終了後には私たちに感動を与え続けたラグビージャパンに労いの大きな拍手が起こった!

       

       ※ この日、札幌ドームのパブリックビューイングには6,000人強のラグビーファンが詰めかけたという。

 あのように押し続けられ、ボールを支配され続けるラグビージャパンの姿をこのワールドカップで初めて見る思いだった。それほど南アフリカチームの圧力は圧倒的だった。スクラムで、ラインアウトで、モールで、全てが日本を上回っていた。完敗と称されても仕方がない敗戦だった。

      

   ※ 会場はご覧のように人工芝が除かれていて、私たちはフィールドの向こうのモニターに映る試合を観戦しました。

 それでも前半だけを見れば日本はよく健闘したと言えるだろう。試合開始早々の相手トライ1本に抑えて、日本はPG(ペナルティゴール)を決めて3対7として試合は動かなかった。

      

      ※ 試合前には会場に前明治大学ラグビー部監督で、現在北海道ラグビーフットボール協会W杯準備委員会委員長

       を務める丹羽政彦氏が駆け付けていました。

 日本の田村がPGを決めたとき、場内は少し沸き立ったが、私は動かなかった。それは日本のトライの時に取っておこうと思ったからだ。私が思わず腰を浮かして声援を送ったのは、前半に福岡が独走態勢に入りかけたときは思わず「イケーッ!」と画面に向かって叫んでいた。

      

      ※ 前日、高校ラグビー全国大会出場を決めた山の手高校ラグビー部の生徒が駆け付け、観衆と一緒に

       「ビクトリーロード」の歌を斉唱しました。

 後半に期待したが、残念ながらフィジカルの違いを見せつけ、日本の反則を誘いPGを着々と決め、後半には2トライも奪い、3対26のスコアでノーサイドの笛を聞いた。その笛を聞いた札幌ドーム内は誰からともなく拍手が起こり、それが場内に伝わり大きな拍手の渦となった。それはラグビージャパンが予選リーグで見せた素晴らしい戦いぶりに対する感謝の、そして労いの拍手だった。

      

      ※ 私の席のすぐ近くに陣取った熱心(?)なお母さんは鉢巻き姿に応援旗を振って熱心に応援していました。

 私は前日、ネット上で感動的な記事を目にしていた。それはアメリカのスポーツ紙ESPNが伝える記事だった。その記事とは「観衆の心を鷲掴みにするラグビージャパンの勇敢な戦い方に、我々は日本に何度も何度も恋に落ちた」と伝えていた。続けて記事は「今や彼らの思わず目を奪われるラグビーと、生来の無私無欲ぶりで、彼らほどどの国の人々にとっても2番目に応援することになったのだ」…。この記事は、世界のラグビーファンがいかにジャパンラグビーの虜になったかを如実に伝えている。日本国内だけでなく、世界のファンを虜にした日本のフィフティーンの戦いぶりに改めて大きな拍手を送りたい。

     

     ※ ノーサイドの笛を聞いた直後の会場内のファンです。この直後に皆さん立ち上がり拍手が会場内を包みました。

 ラグビーWC日本大会はまだまだ続く、日本の快進撃は止まったけれど、世界の強豪たちの戦いの姿を目に焼き留めたいと思う。

 


全日本ボクシング選手権大会

2019-10-20 09:24:05 | スポーツ & スポーツ観戦

 10月16日から本日20日まで札幌市において「全日本社会人大会」及び「全日本女子大会」が開催された。私は昨日、今日と二日間僅かずつであったが、会場の北ガスアリーナで観戦した。ところが!

                

       ※ 大会名が記された看板です。絵は日本ボクシング連盟のアニメキャラクターだそうです。

 本日の投稿はラグビーWCの日本対南アフリカ戦のパブリックビューイングのことをレポしようと予定していたが、予定を変えて全日本ボクシング選手権大会のことをレポートすることにした。(パブリックビューイングの予定を変更したわけではない。ラグビーについては明日レポートすることにする)

        

        ※ 昨日行われたジュニア女子の軽いクラスの準決勝の対戦です。

 ボクシング大会が札幌で開催されることを知っていたわけではない。新聞のスポーツ予定欄に小さく載っていたのが目に止まったのだ。スポーツ大好きな自分にとってはボクシングも興味の対象である。昨日も本日も他の予定が入っていたが、その予定外の時間に北ガスアリーナに駆け付けてみたということである。

        

        ※ 大会会場全体の様子ですが、全日本大会としては観客はまだまだ少ない感じです。

 昨日は午後から地域のミュージックフェスティバル、本日は午前中に講座が一つ入っていた。そこで、昨日は午前中に、本日は午後から観戦したというわけである。

 ところが!! なんとも残念だったのは、両日とも私が観戦できたのは全て女子の試合だったのだ!悲しいかな男子の試合は一試合も観戦できなかった…。

 私としては昨日はともかく、最終日の本日は男子の決勝が午後から行われるだろうと予想していた。ところが私が北ガスアリーナに着いたときには男子の決勝がすべて終わり、女子の決勝が始まっていたところだった。

 特に誰かを注目していたわけではなく、社会人のボクシングとはどのようなものかを観戦体験をしてみたいというのが動機だったのだが、男子の試合を観戦できなかったのは残念だった。

       

       ※ 女子の重いクラス(ライトウェルター級)に出場した北海道の紺野佳苗選手(背中)です。

 その女子選手の出場者の中にちょっと風変わりの選手が私の目を引いた。その選手は北海道のライトウェルター級の選手で紺野佳苗という選手である。彼女の所属がなんと「札幌市立もみじの森小学校」となっていたのだ。常識的に考えれば小学校の教員である。女子の出場選手を全員チェックしてみたが、公立学校所属の選手は彼女一人だった。その彼女はライトウェルター級の決勝戦に出場したのだ。地元選手とあって大声援を受けたが、東京都の選手に残念ながらRSC負けを喫してしまい優勝はならなかった。

       

    ※ 本日の決勝戦は選手入場の際は場内を暗くし、スモークを噴き上げ、スポットライトに照らされて入場しました。

 ところでアマチュアボクシングではこのRSC(レフリーストップコンテスト)というルールがある。これは試合が一方的となりレフリーが試合続行困難と判断した場合に試合を止めてしまうこと、辞典には出ていた。ところが実際に試合を観ていると、選手が有効打を放ち相手選手の顔が大きくのけぞった場合には直ちにレフリーがストップを宣告し、試合を一時中止する。一度目は宣告を受けた選手の戦意を確認し、試合を再開するが同じ選手が二度目の宣告を受けた場合はその時点で試合は終了していた。このルールは選手の危険防止の意味もあると思われるが、観戦しているとはたしてストップするにふさわしかったのだろうか?と思えたシーンが何度かあったように思えた。反対に顔が大きくのけぞったにも関わらずレフリーの死角だったためにストップを逃れたケースもあったように思えた。ただそうした試合を観ていると、レフリーの権限は絶対のようでセコンド陣から抗議のような声を聞くことは皆無だった。

       

       ※ 昨日の準決勝では、敗戦の選手は直ちにリングの外の片隅で直ちに第三位の表彰を受けていました。

 原稿を作成する段階になって面白いことを発見した。購入した大会パンフレットを繰っていると、出場選手が男子が71名に対して、女子はジュニア(高校年代)が83名、シニアが68名ということが判明した。なんと女子選手の方が出場選手数が多いとは驚きである。しかも、最後に女子の試合をもってきたのは男子が社会人の大会であるのに対して、女子は「全日本大会」ということでアマチュアの最高峰の大会で、来年の東京オリンピック2020に直結する重要な大会だったということだ。どうりで最後に持ってくるはずである。

 


コンサ ACLの望みを絶たれる痛い敗戦

2019-10-19 18:52:01 | スポーツ & スポーツ観戦

 スポーツ観戦をして応援をしているチームが敗戦した後の帰り道ほど足が重く感ずることはない。昨夜のコンサドーレ札幌の敗戦は狙っていたACL出場を絶たれる敗戦だっただけにいつも以上に足が重かった…。

        

       ※ 対戦前に整列した両チームイレブンです。

 ひさしぶりのコンサ戦の生観戦だった。(7月20日以来)このところDAZNで観戦することが多くなりスタジアムが遠くなっていた。生観戦に飢えていたこともあり、昨夜のホーム 対セレッソ大阪戦を観戦することにした。今シーズン6試合目の生観戦だった。

 コンサは昨年J1第4位という好成績を挙げたことから、今季は3位以上になってACL(アジアチャンピオンズリーグ)に進出することをチームの目標に掲げ今シーズンに突入した。チームとしては昨季より進化したように映ったが、対戦相手も警戒して準備するためか昨季のように白星を重ねることができず、昨日の試合前で全体の8位と思ったように勝ち点を挙げられない状況が続いていた。

       

       ※ いつもの札幌の熱烈応援席です。平日夜とあって、心持ちいつもより少なめに感じました。

 

 昨日のセレッソ大阪は昨日時点で第7位と目前の上位チームを叩く好機だった。しかし、前半開始6分に大阪のエース柿谷選手にミドルシュートを許して先制されてしまった。その後、両チーム一進一退が続くものの、札幌からゴールは生まれなかった。特に後半は札幌の攻勢が続いたのだが、なんとしてもゴールを割れないまま試合終了のホイッスルを聞くことになってしまった。これで8位からの転落は間違いなく、(現在時点では本日のJ1の試合が終わっていないので順位は判明していない)札幌の残り試合が5試合ということを考えるとACL出場のチャンスは消え去ったといってよい。残念だが来シーズン以降を目指すしかない状況となった。

       

       ※ 遠く大阪から駆け付けたセレッソ大阪の応援席です。

 ただ、札幌はJ1リーグと並行して行われているカップ戦のルヴァンカップで先日準決勝において見事にガンバ大阪を撃破に、決勝に進出した。こちらは初めての快挙である。来る10月26日(土)カップ奪取をかけて川崎フロンターレと埼玉スタジアムで激突する。過去の対戦成績では圧倒されている難敵ではあるが、こちらでなんとか勝利を掴んでほしいと思う。

 なお、今季コンサからセレッソ大阪に移籍した戸倉賢選手の雄姿が見られることを期待していたが、彼の顔が見えなかった。調べてみると、戸倉選手は5月に前十字靭帯損傷で全治8か月の重傷を負っていたことが分かった。戸倉選手の回復を祈りたい。


えっ? 札幌が東京五輪のマラソン・競歩の会場に!

2019-10-18 12:53:27 | スポーツ & スポーツ観戦

 寝耳に水、急転直下の変更劇である。一昨日夜「会場変更を検討中」と報じられたかと思うと、昨日には実質的に決定の報が流れた。正式決定には段階を踏まねばならないようだが、まさに“棚からぼたもち”札幌に住む私にとっては歓迎すべきニュースが飛び込んできた!

             

           ※ 今回掲載した写真は全て今年の世界陸上カタール大会のものです。(ウェブ上から拝借)

  誰もが仰天して飛び上がるようなニュースである。開催まで300日を切った東京オリンピック2020の花形競技であるマラソン会場が東京から遥か離れた札幌に移るとは!?

 テレビメディアは一斉に批判的な論陣を張ったが、当のIOCには届かないであろうし、一昨日に「検討中」とのニュースが流れた段階で、札幌への流れは決定的だろうと思っていた。東京の関係者が憤るのは無理がないし、同情も禁じ得ないが流れが覆ることはなさそうである。

               

                   ※ 熱暑から棄権する女子マラソン選手

 札幌にとっては“棚からぼたもち”的なこの幸運を逃す手はない。千載一遇のチャンスを札幌の、ひいては北海道の飛躍の機会と捉えて準備にできるかぎりの努力をしていただきたいと思う。

 また、一市民としては東京で行われるオリンピックは遥か遠いところで行われるオリンピックと考えていた。私にとってはTV観戦するのが関の山と思っていたところに、オリンピックの花形競技の一つであるマラソン競技が目前で展開されるのをライブで観戦できるなんて僥倖の一語に尽きる。また、競歩の競技を観戦するという機会はこれまで全くなかった。未体験のこの競技を観戦できることも楽しみである。

                  

                  ※ 競歩20キロで健闘する荒井選手です。

 オリンピックの会場変更という問題についてはこれからも姦しく論じられると思われる。近年オリンピックの在り方が徐々に変貌してきているが、あるいは東京オリンピック2020はその姿が大きく変貌する契機の大会となるかもしれない予感を漂わせながら来年7月24日の開会式を迎えようとしている。その動きを注視していきたいと思う。


映画 続・深夜食堂 №250

2019-10-17 18:46:47 | 映画観賞・感想

 2015年1月に公開された前作「深夜食堂」に続き、その続編として2016年11月に公開されたものである。前作同様、深夜食堂で織りなす悲喜こもごもの人間模様が温かく描かれ、観る者をホッコリとさせてくれる映画である。

※ 映画タイトルの前にナンバーリングを付けた。この数字は私が2007年に札幌に転居後に観た映画の通算の映画の数である。「映画は最高のエンターテイメント」と考える私にとって、これからも有料・無料にかかわらずできるだけ映画を観ていこうと思っている。

           

 道民カレッジが所蔵するフィルムを定期的に鑑賞する「懐かしのフィルム上映会」の10月の上映会が10月17日(木)午後にあり参加した。

 今回取り上げられた映画は、2016年に制作・公開された「続・深夜食堂」である。映画をPRする惹句は「夜な夜な常連客で賑わう“深夜食堂”を舞台にマスター(小林稔)の作る素朴で懐かしい料理の数々と、ワケありな客たちが織りなす悲喜こもごもの人間模様を温かく綴る」となっている。

      

 “深夜食堂”…、それは都会の飲食街の一角にあり、深夜零時に開店し朝の6~7時ころまで営業する食堂である。一作目でも、続編でも映画の中では特に触れていないが、マスターの顔面にはうっすらと傷跡が残っている。つまりマスター自身がちょっとワケありの謎を秘めているところもこの映画を味わい深くしている要素の一つのようである。

      

 映画は一作目同様、マスターが作る素朴な幾品かの料理をサブタイトルとしたオムニバス形式をとっている。今回の続編では「焼肉定食」「焼うどん」「豚汁定食」のサブタイトルと共に、三つのエピソードから成っている。一つ一つのエピソードを振り返るのはネタバレになるので避けることにするが、いずれもがありそうであり、なさそうでもあるエピソードであるが、どのエピソードも観ている者をホッコリとさせるところに創り手の巧さを感じさせてくれる映画だった。

      

 また演技達者なキャストが揃えたこともこ映画が多くの観客から支持される要因でもあると思われる。出演は、主演の小林稔はもちろんのこと、一作目から続いて出演した多部未華子、余貴美子、オダギリジョー、そして今作に出演した佐藤浩市、キムラ緑子、渡辺美佐子、井川比佐志、等々。そのほかのパイプーヤーも良い味を出していた。

 はたしてこの後、続々編はあるのだろうか?


緑濃い庭に抱かれて…

2019-10-16 18:55:34 | ボランティア

 今日は私が主宰するボランティアグループの会報「近美を愛するブリリアの会」の発行日だった。ところがネタがない。毎回A4版裏表を埋めることはけっこうな難事である。困った私は、どうでもいいような一文をひねり出し、なんとか発行にこぎつけた。つまらない一文を笑いながら読んでやってください。

       

 

 緑濃い庭に抱かれて… 

 外へ出るとヒヤッとした冷気が身体を包み、一清は冬が近づいていることを感ぜずにはいられなかった。

 この日一清は二つの原稿依頼を抱え呻吟していた。あれこれと考えるのだが良い考えが浮かばない。思い余った一清は戸外をウォーキングしてリフレッシュすることで、アイデアが浮かんでくることをひそかに期待して外へ出たのだった。

 どこへ向かうか当てのない外出だったが、とりあえず近くにある札幌競馬場の庭の緑を見てこようと、競馬場へ向かってウォーキングを開始した。

 札幌都心に近い一清の住居から歩き出した街の様子はどこか取り澄ました表情に見えた。道路も建物も、アスファルトやコンクリートで固められ、道端には街路樹が立っているものの緑が豊かとはとても云えない感じだった。街中にはゴミ一つ、枯葉一つ落ちてはいなかった。しかし一清はその取り澄ました表情にどこか物足りないものを感じていた。

 一清は自らの住居に思いを馳せた。自分たちの住居には緑濃い近代美術館の前庭が目の前にある。そのことの豊かさを改めて感じていた。緑はたくさんの枯葉を産み出す。近代美術館の前の歩道は年中、落葉や枯葉が目に付いた。それらを2週間に1度ではあるが、清掃することは緑濃い庭に抱かれている者にとって、その恵みに謝する行為であるといつも思っていた。この日一清は街中を歩くことによって、自らの恵まれた環境に改めて気付かされたウォーキングだった。

 少し遠回りして約6キロのウォーキングを終えると、一清は身も心も暖かくなっていることに気づいた…。

           


 

 ※ 「一清」が誰だって?それはあくまで架空の人物です。詮索するのは野暮というものです。


  



JFA 第7回全日本O-40 サッカー大会を振り返って

2019-10-15 13:59:20 | スポーツ & スポーツ観戦

 JFA…、ジャパン・フットボール・アソシエーション(公益法人 日本サッカー協会)のことである。つまりO-40サッカー大会は日本サッカー協会主催の正式な大会だったのだ。我が息子も出場し、それを観戦した大会を振り返ってみたい。

       

 我が息子が所属する北海道代表の「オッサンドーレ札幌40」の戦績を息子の動きを交えて振り返ってみる。 

◇予選グループA 第1試合 (10/12)

    オッサンドーレ札幌40  1-0  FCプリメーロ福島レジェンド     

     (北海道代表)           (東北代表/福島県)

 この試合、センターFWで先発した息子はキレキレだったように見えた。(親の欲目?)サイドや最後列から相手ディフェンスの裏を突く縦パスに走り込むという姿が何回も見られた。残念ながらパスが通らなかったり、トラップがうまくいかなかったりして得点には至らなかった。試合は後半札幌の点取り屋(?)とMFが上手く連携して得点を挙げ、その後も押し気味の展開で危なげなく勝利した。

 

◇予選グループA 第2試合 (10/13)

    オッサンドーレ札幌40  4-0  松山クラブ2002シニア

     (北海道代表)         (四国代表/愛媛県)

 この試合は予選3試合の中でも唯一人工芝のピッチでの試合だった。また台風の余波でこの日は強風下での試合となった。この試合でも先発で出場した息子は試合開始早々に味方からのパスを受け、見事に先制点をゲットした。息子はその後前半途中に退いたが、残りのメンバーが次々とゴールを決め、4対0と完勝した。

 

◇予選グループA 第3試合 (10/13)

        オッサンドーレ札幌40   0-2  坂井フェニックスレジェンド

     (北海道代表)        (北信越第一代表/福島県)

 ここまで2試合を終え、勝ち点6で札幌はトップ、一方相手の坂井は勝ち点4で2位につけていた。文字どおり予選突破をかけての一戦だった。この試合でも息子はセンターFWで先発出場した。前半は風下だったが試合開始早々、息子がクロスバーすれすれのシュートを放ったが、相手GKが見事なセービングで弾き出し、得点に至らなかったのが惜しまれた。さらに札幌のMFがボールをゴール前まで運んだところ相手DFに引っ掛けられた。「PKだあ!」と沸き立った味方ベンチの歓声をかき消すように審判は「シミュレーション」と判断し、MFにイエローカードを示した。この辺りが、この試合の勝負の綾だったように思われる。その後風下の影響もあり、あれよあれよという間に前半に2失点を喫した。前半途中で退いた息子は、後半開始から再び登場した(この辺りがO-40大会独特のルール)ものの42歳ゆえの疲労も重なっていたのか、目立った働きができなかった。またチーム全体としてもチャンスらしいチャンスも訪れず、悔しい敗戦となった。そのことで予選敗退も決定した。

       

 以上が「オッサンドーレ札幌40」の戦いだったが、何の予備知識もない中観戦に駆け付けた私には、40歳以上の大会ならではの独特のルール(大会規定)の存在を知った。まず試合時間である。試合は前後半25分ずつの50分間が試合時間であること。交代要員が14名まで認められ、それらの選手は試合中に何度も交代が可能であることが大きな特徴だった。(他にも細かな規定があるかも)そのルールを活用して(?)札幌では息子が第一試合、第3試合では前半途中で退き、後半再び登場するケースがあった。これなどは戦術的に面白い選手起用の方法のように思われた。 

 私は息子が40歳を超えてもサッカーを楽しんでいることは知っていたが、あくまで楽しみとしてやっているんだろうと考え詳しく話したことはなかった。そんな息子が全国大会に出場するような強豪チームに所属しているとは知らなかった。ここからは若干我が息子の自慢話めいたことになり、お聞き苦しいとは思うがご容赦願いたい。

 「札幌オッサンドーレ40」がどんなチームかというと、元コンサドーレ札幌の河合選手が加わっていること自体が凄いことだが(河合選手は今春に引退したばかりである)、大会要項を見ると各チームの注目選手が紹介されている。その部分の「オッサンドーレ札幌40」関係のところを転写してみる。 

桂田直和 選手
高校卒業後、実業団チーム北海道電力サッカー部→ノルブリッツ北海道に所属し北海道リーグで長く活躍したプレーヤー。北海道リーグ得点王、アシスト王、MVPにも輝いた北海道No.1プレーヤーの1人。ドリブル、パス、シュートどれをとっても一級品で、懐の深いプレーが特徴。当チームではエースで司令塔。チームを勝利に導くプレーをいつも見せてくれる。今季リーグ戦では得点王とアシスト王の2冠王に見事に輝く。

豊澤孝樹 選手
名門、仙台育英高校出身で全国大会出場の経験があり、宮城県選抜にも選ばれた選手。社会人になってからは北海道札幌市にてプレーを続け、札幌リーグアシスト王、北海道社会人サッカー選抜大会MVPにも輝いた選手である。視野が広くキックも正確で技巧派タイプ。攻守の要でもあり、決定的な仕事をいつもしてくれるチームの中心選手である。

山中健樹 選手
札幌市内の強豪高校を卒業後、大学サッカーを経て、北海道社会人サッカーリーグの上位リーグで長くプレーを続けている。テクニシャンでありながら、豊富な運動量と献身的なディフェンスでいつもチームを助け、そしてゴールに結びつくプレーをしてくれるサイドアタッカーである。今大会期待のルーキー。

  いずれも錚々たる球歴(サッカー歴)である。対して、我が息子は上記の選手のような華々しい球歴などまったくない。道東の片田舎で小学校以来ボールを蹴っていたが、高校に入って道東から代表で北海道大会には度々出場はしていたが、1・2回戦止まりのチームだった。大学は道内では強豪の一つと目される大学に入った。そこで、私は入部を勧めたが息子は頑として拒否し、街のクラブチームに所属しサッカーを楽しむ程度だった。それがオーバー40歳代とはいえ、道内でも強豪のチームの一員になぜ所属できたのだろうか?

 ここからは私の推測である。息子の特徴は脚が早いことである。サッカーのFWとしては大きなアドバンテージである。おそらく街のクラブチームでプレーしていてその脚の早さが目立ったのではないだろうか?それでいろいろなチームから誘いがあったのではないかと想像される。事実、時々親子でサッカーの話をしたとき、話すたびにチーム名が変わっていたような気がする。華々しい球歴はなくとも、40代にして道内の強豪のチームのレギュラーの座を獲得していることを父親としてはちょっぴり誇らしく思う。

      

 それにしても40代でサッカーを本格的に楽しめるということは、さまざまな条件をクリアしたうえでないと続けられないのではないかと想像する。勤務先においては中堅としてそれなりの重要なポジションを担っており、職場の理解なしにはサッカーを続けることなど無理だろう。また、家庭においても子育て真っ最中の年代で家庭(奥さん)の理解なしでは到底サッカーなど続けられないだろう。さらには、健康面においてもピッチを走り回る若々しい体力が求められる。おそらく「札幌オッサンドーレ40」に集った25名の選手はそうした条件をクリアされた方々なのだろうと思われる。息子も幸い、そうした条件をクリアできているようだ。

 今回は残念ながら目標には届かなかった「札幌オッサンドーレ40」だが、また来年挑戦するのだろうか? JFAのHPを眺めてみると、O-40、O-50、O-60と各年代別の全国大会が設定されているようだ。はたして息子はこれからも長くサッカーを続けていくのだろうか?親としては楽しみでもあり、若干心配でもある…。

 以上、ちょっぴり親爺の自慢めいたお話を披露しながら、大会を振り返ってみました。最後までお読みいただきありがとうございます。

 


激戦!ラグビージャパンの余韻に浸る

2019-10-14 20:16:28 | スポーツ & スポーツ観戦

 メディアは対スコットランド戦の最後の攻防を「魂の24分間」と表現した。日本ゴール前でスコットランドの最後の猛攻をしのぎ切った日本のディフェンスは、日本のラグビーの歴史を創るために全身全霊でしのぎ切った24分間だった…。

       

 昨夜の激戦から一夜明けて、新聞各紙は台風の報道と共にラグビー一色の感さえあった。それほど日本のラグビーにとっては価値ある一勝だったということが言える。

 昨夜の対戦は先制点こそスコットランドに奪われたが、その後日本が主導権を握り今大会で流行語にもなりつつある“オフロードパス”で1トライ、2トライ目を奪った。“オフロードパス”…、相手のタックルを受けながらも味方にパスを繋ぐパスをいう。1トライ目の福岡から松島へのパス。そして堀江、ムーア、トゥポウ、そして稲垣に繋いだ2トライ目は全てのパスが“オフロードパス”だった。そして3トライ、4トライ目は福岡選手の芸術的ともいえる技と素晴らしい脚力から生み出されたものだった。

 攻撃にばかり目を奪われてしまうが、「魂の24分間」も素晴らしかった。日本陣奥深くでスコットランドの猛攻を日本FW陣は何度も何度も身体を張って防ぎ切った粘りは見事なものだった。観戦していた全ての日本人が固唾をのんで見守った24分間ではなかったろうか!? かくしてラグビージャパンは重かった歴史の扉を開き、初めてベスト8に進出した。かくなる上はさらに高みを目指した戦いを続けてほしいと念願したい。

 ところで未曽有の人気に沸くラグビーWC2019日本大会だが、日本ラグビーの人気もうなぎのぼりである。その人気に乗って、というよりはそれより早くから日本ラグビーの

             

 トップリーグのプロ化が日本ラグビー協会副会長の清宮克幸氏を中心に準備が進められているという。日本のラグビーを真に世界の強豪国に押し上げるために、そしてラグビー人気を定着させるためにプロ化はぜひとも必要だろう。サッカー界がそうであったように…。そのプロ化のためには課題もたくさんあると聞いている。その一つが全国展開するためには北海道にもチームが必要となるが、はたして現在受け皿のない北海道(札幌)でチームが誕生するのか?課題は山積していると思うが、ラグビージャパンのようにぜひ壁を突破してプロラグビーが発足し、北海道にもチームが誕生してほしいものである。

 次戦、準々決勝決勝戦 対南アフリカ戦でのジャパンの勝利を願って応援したいと思う。


凄いぞ!ラグビージャパン 残念!オッサンドーレ

2019-10-13 22:27:52 | スポーツ & スポーツ観戦

 本当のところラグビージャパンはスコットランドに分が悪いと思っていた。ところがところが、素晴らしい展開ラグビーで4トライをゲットし、見事に勝利した! 一方、函館の札幌オッサンドーレ40は、優勢と思われていた最後の試合を落とし、残念ながら予選敗退となってしまった。 

 まずは、終わったばかりのラグビーWC大会の日本 対 スコットランド戦は手に汗握る熱戦だった。後半始めまでは28対7とリードし、セフティーリードかと思われたが、さすがにスコットランドだ。後半追い上げられ1トライ1ゴールの7点差まで追い上げられ、いつ追いつかれるかハラハラドキドキの後半だったが、なんとかしのぎ切り28対21で勝利した。凄い日本のフィフテーン、いや31人だった。私自身まだ興奮冷めやらぬ状態でキーボードを叩いている。詳しくは後日改めてコメントしてみたい。

       

 一方、函館である。今日は午前と午後の2試合が予定されていた。今日の第一戦、対四国代表の愛媛県には力の違いを見せつけ、4対0で完勝した。我が息子も先制点を叩き出し、チームはかなり良い状態と見えた。

 ここまでオッサンドーレは予選グループAの1位で、勝つか、あるいは同点でも決勝トーナメント進出という状況だった。第一戦に勝ったことで、私は決勝トーナメント進出を確信し、明日に備えてホテルを予約した。

 お昼を挟み、予選第3戦で北信越代表の福井県と対戦した。ところが、強風が吹く中で風のいたずらも手伝い相手に先制点を与えてしまった。するとこれまで失点0だったチームは動揺したのか歯車が狂いだし、なんと続けて失点してしまった。後半風上に立っても効果的な攻撃が見られず0対2で敗戦という思いもかけない結果に終わった。う~ん。予定が狂ってしまった。私はホテルをキャンセルし、ラグビーWCを家で観戦するために、大慌てで函館から帰宅し、TV観戦を終えたところだ。こちらも後日、少し詳細に振り返ってみたい。 


JFA 第7回全日本O-40 サッカー大会

2019-10-12 17:31:10 | スポーツ & スポーツ観戦

突然ですが、函館に来ています。
なんで遠く函館まで40歳代のおっさんのサッカーを見に行かなきゃいけないの?と訝られるかもしれません。それはこの大会に北海道代表として出場している「札幌オッサンドーレ40」の一員に我が息子も所属しているからです。
その試合が先ほど終了し、福島代表を見事1対0で退けました。我が息子はFWとして出場し、得点には絡むことができませんでしたが、チームの一員として、思っていたより若々しい走りをしてチームに貢献していました。
息子の全国大会を観戦するのは、35歳の時福岡で開催されたマスターズ以来です。その時は予選敗退でしたが、本大会において「札幌オッサンドーレ40」は昨年第3位となり、今年は優勝を狙っていると、鼻息も荒いので期待がもてます。
チームのことを詳しくは分からないのですが、実業団でバリバリやっていたような選手の集まりのようです。その中に、コンサドーレ札幌で長く主将を務めていた河合竜二選手も加わっているのだから本気で優勝を狙っているようです。
明日も予選リーグ2試合があるので観戦する予定です。ただ、今日も間断なく雨が降り続く悪コンディションでした。明日台風の影響でさらに悪天候になるのではと心配です。

添付した写真は試合前のオッサンドーレのイレブンが円陣を組んでいるところです。雨のため試合中は撮ることができませんでした。