田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

石狩川河岸遡行トレック 11 ライブレポ①

2020-09-10 04:04:19 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

 ずーっとその機会を探っていたのだが、気温が高かったこともあり、さらには体力の劣ろえの自覚もあり、なかなか踏み出せないでいた。

 しかし、私の中ではなんとか今年中に「石狩川河岸遡行トレック」を完成させたいと思っていた。そこで多少の不安を抱えながらも一歩を踏み出してみることにした。

 これから車を駐車予定の当麻町の道の駅まで走り、そこからバスで旭川まで戻り、昨年ゴールした「旭橋」からのスタートを予定してします。気候のコンディション、体のコンディションと相談しながら無理せずに少しずつ上流を目指したいと思います。

 今回もまたまとまった投稿はできそうにないので、ライブレポという形で一日に何度か投稿しようと思っています。お付き合いしていただければ幸いです。

 それでは行ってきます。


札幌でしかできない50のこと〔17〕狸小路商店街

2020-09-09 16:20:11 | 札幌でしかできない50のこと

 札幌では最も歴史がある(?)商店街「狸小路商店街」である。あらゆるジャンルの商店、飲食店が軒を並べ、その猥雑感が魅力の一つである。時代の推移に伴いその姿を変貌し続けながらも、今なお札幌の中心商店街であり続ける狸小路商店街を改めて訪れてみた。

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№040は「狸小路商店街」である。

 「狸小路商店街」について、「札幌でしかできない50のこと」のガイドマップでは次のように紹介している。

 ※ 写真は各丁目ごとにじゅん追って紹介していくことにします。まずは狸小路1丁目商店街です。

   

   

   ※ 1丁目商店街は、狸小路でも端になるためか閑散とした感じが漂っていました。

 「1873年(明治6年)に誕生した。全長約900mのアーケード型商店街。チェーン店から個人経営の飲食店まで200店ほどが軒を連ね、ノスタルジックな雰囲気を醸し出す。狸小路5丁目にある狸神社は、商売繁盛や恋愛成就といったご利益がある。また、7丁目にはシンガポール料理店や居酒屋など、飲食店が集まる」と紹介されている。

   

   ※ 2丁目になるとやや人影が見えるようになってきます。

 私は買い物で「狸小路商店街」を訪れることはあまりないが、映画館に行ったり、イベントに参加したり、街へ出るために通ったりと、これまで何度も訪れていた商店街だったが、今回9月の某日にブログの作成のために改めて訪れてみた。

   

   

   ※ 3丁目は一部工事中とあって、キッチンカーのような店が数店出店していました。

 私は1丁目商店街から7丁目商店街に向かって歩きながら、周りを眺め、写真を撮りながら歩いた。8月に訪れた時は商店街が賑やかに飾り立てられていたが、この日はそうした装飾品はすっかり取り払われ、少し寂しい感じのする商店街だった。

   

   ※ ボケた写真の多い拙ブログですが、これは酷すぎる!最も賑やかな4丁目を写したつもりですが…。

   

   ※ 4丁目商店街の通路に行列が…。

   

   ※ 行列の先を覗いてみると「カレーぱんだ!」とのこと。カレーパンは今ブーム?

 コロナ禍の前はいわゆるインバンド客が押し寄せ、商店街の半分は外国人ではないかと思われた光景もすっかり様変わりしていたが、日本人の買い物客も多くはなかった。

 私は何度も訪れているとは言っても、「狸小路商店街」について深く考察したことはない。そんな私から見て、1丁目から7丁目まで7つの商店街を見ると、大きく3つくらいに分かれそうかな?と思う。

   

   

        

    ※ 5丁目には狸神社が祭ってあります。上の写真はそのご本尊?

   

  ※ ディノスサッポロが閉館して寂しかったが、ここに新たに「サツゲキ」が誕生しました。

 一つは、3・4・5丁目あたりが中心に近いとあってやはり一番の賑わいを見せているかな?と思われる。この界隈はいわゆる各種さまざまな商店が軒を並べている感じがある。

 続いては二つ目は、1・2・6丁目はやや寂しくなり、出店している業種にも飲食店とか、古着屋さん、老舗の店などやや雑多な店構えが多くなり、界隈を通る人たちの数もやや少ない感じがしている。

   

   ※ 7丁目はアーケードからして他とは一線を画しています。

   

   ※ 通りがちょっと暗い感じがしますが、それがディープ感を一層深めます。

   

   

   

   ※ 他の商店街では見られない商店や飲食店が並びディープ感を深めてくれます。

 最後にちょっと特殊なのが7丁目商店街である。ここまで来ると俄然飲食店が多くなる。その飲食店も韓国やシンガポールなどマニアックな店が多いような感じを受け、猥雑感を感じさせる。私は以前に狸小路の先達に連れられてそうした店の一つに案内されたが、独りではとても入店する勇気が持てないでいる。

 と「狸小路商店街」を理解しているが、あるいはまったくの誤解かもしれない。

 いずれにしても、札幌地下街の商店街などと比べると、種々雑多の店が軒を連ねて醸し出す猥雑感が「狸小路商店街」の魅力のような気がする。私は歴史の古い江戸の街の駅を降りたところにある雑然とした商店街が好きである。歴史の浅い札幌にあって、比較的古くから商店街を形成した「狸小路商店街」が少しはそうした雰囲気を醸し出しているところが魅力に思える。時代と共に、姿を少しずつ変えながらも、札幌の中心街の商店街として逞しく変貌し、生き残ってきた「狸小路商店街」はこれからも札幌市民に、そしてインバンド客に愛されながら逞しく生き続けていくのだろうと思っている。                                                                                             

《狸小路商店街 概要》

〔住  所〕札幌市中央区南2条・3条西1~西7丁目

〔電  話〕011-241-5125(札幌狸小路商店街振興組合)

〔営業時間〕店舗による

〔定休日〕店舗による

〔駐車場〕契約駐車場有り

 


北海道議会傍聴 & 情報高ダンプレ議場コンサート

2020-09-08 18:17:37 | ステージ & エンターテイメント

 北海道議会の本会議を初めて傍聴した。そして、その後その議場で行われた札幌国際情報高校吹奏楽部の「北海道議会議場コンサート」を楽しんだ。

 北海道議会の本年度第3回定例会の本会議が本日スタートしたが、初めて北海道議会を傍聴した。議会と名のつくものは初めての傍聴だったが、なんだか少しはぐらかされた思いだった。

   

   ※ 新議場に着席した北海道議会議員の方々です。

   

 ※ 知事席に着席した鈴木直道知事です。知事の机だけ少し奥行きがある机となっています。

 というのも、本日は定例会の開会日とあって、セレモニー的要素が強かったからだ。案件は、①会議録署名議員の指定、②会期の決定、③道側からの提出議案の説明、の3件のみだった。①、②はすでに双方で了解されている案件、③は知事が議案について説明するだけ、ということでかかった時間はわずか15分。午前10時の開会された議会は早々の散会となり、傍聴していた私は「あれっ?」という感じだった。

   

   ※ 議案説明をする鈴木知事です。

 議会の仕組みをよく分かっていない私だが、道側から提出された案件は、この後案件ごとに各委員会の審議に付され、そのうえで全体会議において一般質問が交わされた上で決定をみるということなのだろうか?

 さて、私の本当の狙いは、その後に議場で開催される「議場コンサート」を聴くことだった。ところが議会が想像以上に早く終わったものだから、12時15分から開催されるコンサートまで2時間も待たねばならないことになった。非常に退屈したが、先日議会を見学した際に「議会図書館」があったことを思い出し、そこで雑誌などを繰りながら時間をつぶした。

 議場コンサートは今回で47回目だという。今回招かれたのは「札幌国際高校吹奏楽部」である。国際高校の吹奏楽部は、他の高校の吹奏楽部とは一線を画し、「dance & play」を標榜する、いわゆる「奏者全員が踊りながら演奏する」ことで名を知られ、大変な人気を博している吹奏楽部である。高校生自体にも大変な人気のようで今年度の部員数は142名だったと聞いている。本日はそのうち1・2年生のみ95名が出演した。

   

   ※ 議場内、議員席までいっぱいに整列した情報高吹奏楽団員のメンバーたちです。

 厳重なコロナ対策を施したうえで、12時15分コンサートは開始された。私は議員さん方は議場の自らの席で聴くものと思っていたが、知事も議員も傍聴席から聴く体制だった。というのも95名もの人数が踊りながら演奏するには馬蹄形の空間だけでは狭すぎたからのようだ。

 演奏された曲目は、若い人たちが踊りながら演奏するだけにノリの良い曲が多かった。渡されたリーフレットに曲目の紹介がなかったため、耳から聞くだけで全てを把握することはできなかったが、「サタディーナイト」、「コールミー」、「パプリカ」、「YMCA」、「勝手にシンドバット」、ディズニーのスプラッシュマウンテンのテーマ曲「ジッパー・ディー・ドウー・ダー」などと聞くと、おおよその雰囲気は判っていただけると思う。ともかく最初から、最後まで、聴いているお客さんはもちろん、演奏する自分たちもがハッピーになる時間を共有することに彼らは全力を傾聴していることが伝わってくるステージだった。

 

 ※ ダンプレのスタイルで演奏する様子を写しました。(3枚)

   

   

   

 これまで何度か聴く機会のあった札幌国際情報高校の吹奏楽部の演奏だが、いつも感心するのは、あれだけ体を激しく動かしながらの演奏でも、演奏自体が確かなことにいつも感心する。やはり基礎的なことはしっかりと訓練を受けていることをうかがわせてくれる。そこがしっかりしていないと、やはり吹奏楽部として存在意義が問われかねない。

   

   ※ 傍聴席から演奏を聴く人たちです。最前列は議員さんたちのようです。

   

   ※ YMCAの曲に合わせて振り付けをする鈴木知事です。(右側)

 しっかりとした演奏の上に、聴いている人たちも、演奏している自分たちも楽しくなるユニークな演奏形式を これからも維持し、発展していってほしいと思ったコンサートだった。


札幌市のパークゴルフ場めぐり〈21〉屯田西公園コース

2020-09-07 15:41:28 | 札幌市のパークゴルフ場巡り

 「屯田西公園コース」は野球場や陸上競技場、テニスコートなどを備えた広い屯田西公園の片隅に設えられた狭い小さなコースだった。ホールが小高くなった丘の上に設定されたりしたトリッキーなコースだったが、地域住民の手作り感を感じさせる心温かなコースだった。  

 「屯田西公園」は新琴似地区の中心部に位置するところにあり、野球場、陸上競技場(サッカー場)、テニスコート、ウォータースライダーなどが揃った広大な運動公園である。

   

   ※ 「屯田西公園」の位置を示す地図です。

 パークゴルフ場はその公園の一角にあった。私が想像するには、先に運動施設の揃った公園として誕生した後、パークゴルフが盛んになったことで公園の空き地を巧みに利用する形で造成されたのでは?と思われるパークゴルフ場の造りだった。コース全体は敷地の隅っこを利用するように大きく左に折れ曲がり、そこを折り返してくるような形で設計されている。

   

※ 屯田西公園り案内図ですが、パークゴルフコースは右手陸上競技場の隅に設けられています。

 コースは総延長が311mと示すように全体に小さなパークゴルフ場で、最も長いホールでも50mだった。                                                                

 面白い!と思ったのは、第1ホールと第9ホールが第1打を打った後、そのままフェアウェイを歩けないように白いロープが張られていたことだ。プレイヤーは横のロープが張られた通路を歩かねばならないようになっていた。これはフェアウェイの芝を護るための措置なのではと思われた。ただ、その割には芝の状態はけっして良い状態とは思えなかった。

   

   ※ 第1ホールですが、行く手にロープが張られ横の通路を通るようになっています。

   

   ※ ご覧のようにコースは決してキレイに整備されているわけではありません。

 また、前記したようにホールの位置が中には小高くなった丘の上や中腹に設けられていたことである。これまでもそうしたコースに出会ったことがあるが、慣れていない者にとってはやっかいなホールだった。

   

   ※ 時には写真のように丘の上にホールが設定されていたところもありました。

 「屯田西公園コース」のもう一つの特徴は、コースの脇に明らかに住民(あるいは利用者?)の手によると思われる花々が植えられていたことである。なんとなく心が温かくなる光景である。もし、私の想像どおりであるならば、地域の利用者たちによって小さくとも温かく守り育てられているパークゴルフ場なのだと思われた。

   

   ※ コースの脇には写真のように花々が列になって植えられていました。

《コース概要等》

〔住      所〕北区屯田4条9丁目

〔コース概要〕・9ホール、パー33 総延長 約311m

〔休      日〕第2・4水曜日

〔利用時間〕7:00~日没 〔駐車場〕有(56台)

〔プレー料金〕無料

〔問い合わせ〕管理運営委員会☎080-6085-7253

〔訪問日&私の成績〕20/09/04  31/33 


久々に札響のフルオーケストラを堪能!

2020-09-06 16:45:44 | ステージ & エンターテイメント

 私には珍しく連日のクラシック鑑賞である。札響を聴くのは昨年末の「札響の第九」以来である。久々に聴くフルオーケストラはやはり良かったぁ…。また、キタラのホールに響き渡った倉岡陽都美さんのソプラノも圧巻だった。

 本日(9月6日)午後、札幌コンサートホールKitara大ホールにて「やっぱり音楽が好き! Kitaraファミリーコンサート ~奏でよう明日への響き~」と題するコンサートが開催され参加してきた。

         

  このご時世であるから、座席は一つずつ空けた形だったが、休日で低料金だったこともあり、ホールはほぼまんべんなく埋まっていた。

 出演は指揮/円光寺雅彦さん、管弦楽/札幌交響楽団、ソプラノ/倉岡陽都美さん、コーラス/札幌オペラシンガーズ、オルガン/吉村怜子さんという多彩なメンバーだった。

  

 演奏曲目もまた多彩だった。それを記すと…、

 ① J.S.バッハ/オルガン協奏曲 ト長調 BWV592より 第1楽章

 ② コープランド/市民のためのファンファーレ

 ③ ハーライン/星に願いを

 ④ アンダーソン/舞踏会の美女

 ⑤ アンダーソン/プリンク・プランク・プルンク

 ⑥ ヘンデル/組曲「水上の音楽」第2番より アラ・ホーンパイプ

 ⑦ ヘンデル/歌劇「リナルド」より 涙の流れるままに

 ⑧ 久石譲/映画「もののけ姫」より もののけ姫

 ⑨ 久石譲/映画「となりのトトロ」より さんぽ

といったぐあいに、いかにもファミリーコンサート向けの小曲を並べた選曲と感じられた。

 その中、1曲目は吉村さんの独奏、2曲目は札響の金管部門と打楽器、3曲目から札響のフルメンバーによる演奏となり、3曲目、6曲目、8曲目には倉岡さんのソプラノが加わり、最後の9曲目には札幌オペラシンガーズが加わるという形でのコンサートだった。

 管楽器の抑え気味の澄んだ音、弦楽器の囁くような音から、激した音まで、自在に操るプロの音は聴いていて何とも心地良い。

  

 そして圧巻は倉岡陽都美さんのソプラノだった。ソプラノ歌手に多い堂々たる体躯で、キタラのパイプオルガンの奏者席からホール全体に響き渡る朗々たる声量は「さすがぁ!」と思わせるものがあった。

 指揮者の円光寺雅彦さんが話していたが、指揮者も、奏者も、歌い手も、やはり聴いてくれる人がいるからこその音楽家たちである。ステージ上の音楽家たちの表情もどことなく張り切っていたように私には見えた。

※ コンサートはもちろん写真撮影はNGである。使用した写真は全てウェブ上から拝借したものです。


PMF Connects LIVE 大通公園

2020-09-05 17:21:25 | ステージ & エンターテイメント

 夏から秋へと移る狭間、北海道ならではの高い空と爽やかな気温の下、これ以上は望めないほどのコンディションの中で久方ぶりのクラシックミュージックを堪能した。いや~、やっぱり生の音楽はいいですねぇ~。

   

   ※ コンサート中の撮影はNGのため、聴衆の入場前に会場をパチリと…。

   

   ※ ステージの屋根の上を写すと青空が広がっていました。

        

        ※ 本日のコンサートのリーフレットです。

 本日(9月5日)午後1時から、大通公園西6丁目野外ステージにおいて、PMF修了生による野外コンサートがあり、久しぶりに生でクラシックミュージックを堪能した。

                

 「connect」とは、「連結する」、「結合する」、「接続する」と訳される。つまり本コンサートの意味は、今年のPMFはコロナ禍のために中止となってしまったが、次年度以降もPMFを継続していくためPMF側と市民との結び付きをこれまで以上を深めよう、という意味を込めて開催されたものと解釈する。

 本コンサートは、これまでのPMFの修了生がユニットを組んで出演した(無償?)ステージだった。

 出演と主な演奏曲目は次のとおりである。

 〔1〕金管五重奏

  ・バーンスターイン「ウェストサイド・ストリー」組曲から

       

       ※ 金管五重奏の5人のメンバーです。

 〔2〕フルート四重奏

  ・モーツァルト「フルート四重奏曲 第3番 ハ長調K.Anh.171(285d)」から

          Ⅰ.Allegro     Ⅱ.Andantino

       

       ※ 全員が名古屋フィルのフルート四重奏のメンバーです。       

 〔3〕弦楽四重奏

  ・モーツァルト「ディヴェルティメント へ長調 K.138」から

          Ⅰ.Allegro   Ⅲ.Presto

   ・チャイコフスキー「眠りの森の美女」から ワルツ ほか 

       

       ※ 札幌出身者2人を含む弦楽四重奏のメンバーです。

いずれもが「PMFアカデミー」を終了し、現在いずれもがプロの奏者として活躍している方ばかりである。十分な力量を備えた音はいずれも十分に聴き応えのあるものだった。

 そうした中でも私が特に素晴らしいと思えたのが「フルート四重奏」のステージだった。

 四人はもちろんPMF修了生なのだが、現在所属しているところが全員名古屋フィルハーモニー交響楽団なのだ。しかも四人は名響において、それぞれのパートの首席、副首席奏者を務めている実力者ぞろいだったのだ。また金管の後の、木管(フルート)の演奏は一層柔らかな音が私の耳に優しく入ってきた。

   

   ※ 私の席から後方の客席を写しました。定員は250名ということでした。

 それにしても今日はコンディションに恵まれた野外コンサートだった。当初は台風9号の余波で雨や風が心配されていたのに、予報とは真逆で青空が広がり、風は微風、気温は暑くもなく涼しくもなく…。(あっ、その要因の一つは大通6丁目広場は、大木がたくさん繁っていて、客席のほとんどは日陰となる好条件なのです)本当に心地良い中でクラシック音楽に浸れたコンサートだった。 

                                          


札幌でしかできない50のこと〔16〕中国料理 布袋

2020-09-04 15:56:42 | 札幌でしかできない50のこと

 「中国料理 布袋」はごくごく普通の街中にある食堂である。建物もかなりくたびれている。ところがこのお店が近隣のサラリーマンに大受けなのである。それは料理の味とボリュームが他を圧倒しているからと思える。札幌の庶民の味の代表としてランクインしたことに納得である。                      

   

   ※ ご覧のようにけっしてオシャレではない「布袋」の外観です。

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№032は中国料理の「布袋」である。

 「布袋」は札幌市の中心街に近い南1条西9丁目、電車通りに面したところに店を構えている。その建物はかなりくたびれていて、お世辞にもきれいな店とは言いかねる。そんな店が平日のお昼時になるとサラリーマンが列を作って並んでいる光景を私は何度も目にしてきた。私自身もこれまで2度ほど入店して麺類を食しているが、やや濃い目の味付けとボリュームに圧倒されたことを記憶している。

 今回、「札幌でしかできないこと」にランクインしていたことから、改めて訪問することにした。私が訪れたのは午後1時過ぎだったが、平日ではなく土曜日だったこともあり待つこともなく入店でき、すぐに座席に座れたが、それでも店内は満席に近い状態だった。

   

   ※ 店内も典型的な街中の庶民的な食堂です。

 店内もきれいとは言い難い。そして厨房も丸見えなのだが、そちらも雑然とした中で調理人が3人ほど忙しく立ち回っていた。

 メニューは中華のありふれた食堂のように多彩なメニューが用意されているが、私はガイドブックが「ザンギは食べておく」という推奨文に従い「ザンギ定食」(940円)を注文することにした。「ザンギ定食」にはAとBがあった。A定食はザンギが7個、B定食はザンギが4個に「小麻婆」が付くという。私はザンギを7個も食する自信がなかったので「ザンギ定食(B)」をお願いした。

    

   ※ 店内には高名な方なのでしょうか?「布袋」の額が飾られていました。

 しばらくして出された「ザンギ定食(B)」のザンギを見て驚いた。一個のザンギの大きさが想像以上に大きかったからだ。定食であるからザンギのほかに、ご飯、みそ汁、小麻婆、モヤシとキャベツのサラダ、お新香が付いていた。お新香を芸術的な薄さにカットしていたのにはちょっと苦笑した。

   

   ※ 私がオーダーしたザンギ定食(B)です。

   

   ※ ザンギ一個がこの大きさです!

 それはともかくとして、ザンギの大きさには圧倒された。味の方は塩加減がちょうど良く美味しかったのだが、美味しく感じたのは2個目までだった。残り2個はかなり無理をしてお腹に押し込んだ感じだった。

 他の人はと見ると、やはり若い人たちは勢いがある。7個も平気で食べている人たちがいた。私はザンギ4個をようやく押し込んだが、麻婆の方はほとんど残してしまった。

 私が座っている間もお客は次々と店内に入ってきた。さらにはテイクアウトのお客さんもかなり目立った。

 というように、「布袋」は札幌の庶民の味としてかなり有名な店である。札幌を訪れた観光客が立ち寄るかと言われれば、「?」であるが、少なくとも札幌市民からは高い評価を得ている店であることは間違いない一店である。                                                                                         

   ※ 店内には「布袋」が監修するおみやげ(?)も販売されていました。                                      

《中国料理 布袋 概要》

〔住  所〕札幌市中央区南1条西9丁目1

〔電  話〕011-272-4050

〔営業時間〕月・火・木・金 11:00~21:30

      水       11:00~14:00

      土・祝     11:00~21:00

〔座 席〕24席(カウンター6席、テーブル18席) その他2階に宴会場有

〔定休日〕日・第3土曜日

〔駐車場〕無


北海道議会の新議事堂を見学しました!

2020-09-03 17:05:11 | 札幌(圏)探訪

 本年5月25日に移転、使用を開始したという北海道議会新議事堂を見学する機会を得た。建設にあたってはいろいろと物議を醸しだした新議事堂であるが、先代の良さを継承しつつ、新たな館が完成したのを機に見学することができた。                                                                                       

   ※ ウェブ上から拝借した道議会議事堂の完成図です。実際にはこのアングルからは旧議事堂があるためこのような写真は撮れません。   

   

   ※ 私が実際に撮った北海道議会議事堂の写真です。                                                                                       この半年間以上、講座と名の付くものは一切が中止となり、講座受講が生活の中心であった(?)私の生活は芯棒が定まらないふにゃふにゃしたものだった。

 そうした中、会員の一人となっている「北海道生涯学習協会賛助会員の集い」が開催された。その「賛助会員の集い」の内容が「北海道議会新議事堂見学」だったのである。

 北海道議会の建設にあたっては、旧議事堂が老朽化と耐震対策のために建て替えが必要となつたが、多額の予算(約100億円?)を必要とすることから民間との共用とか、簡素化とか、さまざまな議論が道民の中からも起こって迷走を続けた。また、完成間際には喫煙室設置の問題でもマスコミを賑わせるなどの問題が噴出する中、このほど完成をみたということである。

 外観は正直言って「あまり特徴のない建物だなぁ」という感じであった。もっとも、それは並列する北海道庁舎との釣り合いを意識されたのかな?という感じも抱かせた。

   

   ※ 私が見たかぎり、建物を示す表示はこの入口の表示だけだったようです。

 ガラス戸に「北海道議会議事堂」と大げさではなく、さりげなく書かれたドアを入ると「道民ホール」という大きなエントランスだった。エントランス正面は多少予算をつぎ込んで飾りガラスなどを使い冬の北海道をイメージしていると説明員から説明があった。面白いと思ったのは、エントランスの天井部分の照明であるが、不規則に照明が並んでいるように見える。それは「北斗七星」の星の並びに倣っているとのことだった。

   

   ※ 入口を入って直ぐの「道民ホール」です。

   

   ※ 「道民ホール」の天井の照明の並びは北斗七星の並びに倣ったのだそうです。

   

   ※ 「道民ホール」の一角に掲げられていた有名書家の書です。

   

   ※ 旧議事堂が解体され、周辺が整備された後の完成予想ジオラマです。

 一階エントランスの奥には、道民も自由に利用できる「北海道議会食堂」があり、私たちも見学後にそこで昼食をいただいた。

   

   ※ 明るくなった「北海道議会食堂」です。

 その後は、6階までエレベーターで上がり、道議会傍聴席の見学、5階に下りて議場見学と続いた。先代の道議会でも議場が馬蹄形になっているのが特徴だったが、新議事堂でもそれを引き継ぎ馬蹄形を採用しているのが大きな特徴だった。この形は47都道府県議会の中でも唯一の形式だという。馬蹄形の特徴は、道議会議員と道の理事者が対面形式となるのではなく、同じ列に着席するところに大きな特徴があるとの説明だった。

   

   ※ この一枚もウェブ上から拝借した一枚です。馬蹄形がよく見えます。

   

   ※ こちらは私が撮った一枚です。議長席の背後の装飾が印象的です。

   

   ※ 傍聴席です。一度くらい傍聴に訪れてみようかと思っています。

 議場の天井には北海道の開拓時代から引き継がれる「七光星」のマークが象られ、そこから光が注がれるデザインとなっていた。新装なって機能的で快適な議場において議論を大いに戦わせ、より良き北海道の未来をデザインしてほしいものである。

   

   ※ 議場の天井に象られた「七光星」です。

   

   ※ 議場内で説明を聞く「賛助会員の集い」の参加者たちです。

 その後、10部屋もあるという委員会室の一室を見せていただくとともに、議会図書室(閲覧だけは道民も利用可能とのこと)を見学させていただき、議事堂見学を終えた。

   

   ※ 比較的小さな委員会が開催される委員会室です。男性は説明をいただいた方です。

   

   ※ 道議会図書室です。一般道民も閲覧だけは可能とのことです。

   

   ※ 図書室に併設されていた議員が調べ物をしたり、文書を作成したりする個室です。

 そして最後に、生涯学習協会のご厚意で「議会食堂」で昼食をいただき解散となった。

 議場見学の際、私が「旧議会では議場中央部でコンサートを開催してしましたよね」と説明員に問いかけると、新しい議場においても受け継がれるとのことで、「早速9月8日、12時15分より札幌国際情報高校の演奏会が行われる」とのことだった。時間が許せば駆け付けたいと思っている。


札幌市のパークゴルフ場めぐり〈20〉東屯田川遊水地コース

2020-09-02 16:13:56 | 札幌市のパークゴルフ場巡り

 「東屯田川遊水地コース」は「屯田川雨水貯留池コース」よりさらに石狩市よりの境界にある遊水地の周囲に造られたコースだった。無料のコースだが、整備が行き届いた素晴らしいコースだった。

   

   ※ Aコースのスタート地点に立つ東屋から第2遊水地の水面が望めました。

 「東屯田川遊水地コース」は、東屯田川が発寒川に合流する地点にある二つの遊水池のうち第2遊水池の周りに造られていたコースだった。

   

   ※ 東屯田川遊水地コースの位置図を取り込むことができました。発寒川(太い水色)の向こうは石狩市です。

 「遊水地(池)」とは、「洪水時に、河川から水を流入させて一時的に貯留し、流量の調節を行う池・湖沼。また同様の目的で使う空き地・原野など」を指すそうだ。(なお、この場合「地」とも「池」とも表すそうだ)

 「遊水地(池)」には、「雨水貯留池」と違い水が湛えられていたが、前日一日中雨が降ったにもかかわらずコースそのものに雨はほとんど溜まっていなかった。

 「東屯田川遊水地コース」は無料コースには珍しく18ホールを持つコースだった。(これまで私が体験したコースで無料コースの上に18ホールを備えていたのは「鉄興公園コース」のみだった)

 また、コースの整備が行き届いているうえに、ホールが適度の長さになっている点も好ましく感じた。ホールの長さが、79m、68m、64mとけっこう距離のあるホールも多くプレーをしていて気持ちよかった。

 私はAコースをプレーして終了しようと思っていたが、気持ちが良かったこともあり、そのままBコースもプレーさせていただいた。

  コースは、その前に訪れた「屯田川雨水貯留池コース」と違い、地元の方々がかなりプレーをされていて、人気のほどがうかがえた。無料でこれほどのコースであれば、再訪したいという気持ちもあるが、いかんせん我が家からは遠すぎる!残念ながら再訪はないかな??

 ※ 「東屯田川遊水地コース」はともかく気持ちの良いコースだった。いらない説明は省き、写真を羅列することで、コースの魅力を感じ取っていただきたい。

   

   ※ 右手にちょっと遊水地が顔を覗かせています。

   

   

   

   

   

《コース概要等》

〔住      所〕北区屯田町1058番地

〔コース概要〕・18ホール、パー66 総延長 約905m

〔休      日〕木曜日

〔利用時間〕日の出~日没 〔駐車場〕有(20台)

〔プレー料金〕無料

〔問い合わせ〕北区土木部☎771-4211

〔訪問日&私の成績〕20/08/31 ・Aコース32/33 ・Bコース 31/33 

 


札幌でしかできない50のこと〔15〕札幌大通地下ギャラリー500m美術館

2020-09-01 16:37:37 | 札幌でしかできない50のこと

 地下鉄大通駅とバスセンター前駅を結ぶ地下コンコースを利用して、美術館に仕立てるという卓越したアイデアは新進気鋭の芸術家たちの格好の作品発表の場となっているようである。

   

   ※ 500m美術館の始まりには、このようなギャラリー名が表示されています。

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№009は札幌の地下鉄大通駅からバスセンター前駅まで通ずる地下通路を活用した「札幌大通地下ギャラリー500m美術館」である。

   

   ※ 500m美術館は、地下2階コンコースから、さらに下の地下3階の通路にあります。

 「500m美術館」(略称)は2006年から「さっぽろアートステージ」の美術部門として期間限定で開催されていたものを2011年11月から常設化し、通年を通じて展示・観覧ができるようになったということである。かくして「500m美術館」は日本最長の美術館として誕生したということである。

 以来、「500m美術館」は、定期的にテーマを設定して展覧会を行ってきた。現在は5月16日から11月18日までを期間として「反骨の創造性」と題して4人の芸術家たちの展覧会が開催されていた。

        

        ※ 今次展覧会のテーマを表示したリーフレットです。

 4人の芸術家とは、坂巻正美、藤木正則、鈴木涼子、露口啓二という4人であるが、門外漢の私にとっては初めて聞く名前ばかりだった。

 4人はそれぞれ自分の作品に対するテーマ(題名)を掲出していたが、それによると…、

 ① 坂巻正美氏は「けはいをきくこと…北方圏における森の思想シリーズ『羆(シシ)に生(な)る』2020と題して、羆の毛皮に包まれた猟師(かな?)たちの全身像を写し出した等身大の写真などを展示していた。

   

        

 ② 藤木正則氏は、「魔法の国(台北)の空にはためく/Ver.500と題して、大きな旗の実物を展示するとともに、その旗を立てているところの写真を展示していた。

   

 ③ 鈴木涼子氏は、last breath(最後の呼吸~私の訳)と題して、森林の中(と思われる)写真を展示していた。

   

 ④ 露口啓二氏は、「『On_沙流川』より」と題して、沙流川の流れを写した写真を展示していた。

   

 そして全体のテーマが「反骨の創造性」である。門外漢の私にはそれら具体的な展示物とテーマとが結びつかないのである。展覧会の片隅には「反骨の創造性」に関して説明するリーフレットが置かれていたが、それを読んでも私にはちんぷんかんぷんである。ことほどさように、私にとっては芸術家たちの言説は理解しがたいことがこれまでも多々あった。そのことが一層、私が美術館から遠ざかる一因となっているのだが…。

   

 ※ 500m美術館はご覧のように地下通路の片側の壁面を利用して展示スペースとしています。

 まあ、私のことはどうでもよろしい。判る人は判っているのだから…。美術館という敷居の高い展示場とは違い、新進気鋭の芸術家たちにとってはもう少しハードルが低い発表の場となっているのではないだろうか?「500m美術館」がそうした発表の場、そして市民が気軽に芸術に触れる場として、これからも在り続けてほしいと願いたい。          

《札幌大通地下ギャラリー500m美術館 概要》

〔住  所〕札幌市中央区大通西1丁目~大通東2丁目

     (地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前を結ぶ地下コンコース内)

〔電  話〕問い合わせは011-211-2261(札幌市文化振興課)

〔照明点灯時間〕7:30~22:00(無休)

〔観 覧 料〕 無料