きょうはまあ過ごしやすい一日だったと思います。 こんな書き方しかできないなんて、我ながら情けないことです。 間もなく午後10時になりますが、まだきょうという日は終わっていないのに、日中の天気をはっきりとは思い出せないのです。 これが歳を取るということなのでしょうか。
(午前9時15分頃)
きょうは午後から公開講演会を聞きに行ってきました。 大学ですよ、放送大学宮城学習センターの公開講演会です。 その名もずばり 「魚の『超』能力」 です。 このチラシをどこで見たのでしょうか。
はっきりしませんが、メディアテークかどこかの市民センターだと思います。 魚の大好きなニンゲンとしては、これは是が非でも何が何でも行かねばならぬと思った次第です。申し込不要ではなく申し込必要でした。
講師は、東大の準教授から東海大学海洋学部教授を経て、現在は東北大学の教授ということです。東海大学の水産学科食品科学専攻です。養殖マグロは近畿大学か、でも東海大学の海洋学部は水産関係では有名ですよね。
何とも魅力的な枕言葉です。 でも残念なことに、パワーポイントでの説明でしたが、手もとに渡されたのは詳しいレジメだけで、全てである必要はなかったですが、重要な事柄についてはパワーポイントのコピーもつけて資料にしてほしかったね。
でないとやや薄暗い中で、講師の説明を聞きながら、パワーポイントの文面を写していくというのは、もう若くはないのですからかなり厳しいものがあるわけです。 まあ今更愚痴を言ってもはじまりませんので、メモをしたところだけでもみなさまにお知らせしたいと思います。
魚とは; (一般的に) ①脊椎動物の内四肢動物でないもの ②鱗(うろこ)があること ③鰭(ひれ)を使って移動するもの ④体温が環境水温であること
人類は魚類の末裔; ①魚類は最初の脊椎動物 ②体の構造は共通点が多い ③体液の組成は海水に似る ④胸ビレ腹ビレは手足の原型 ⑤魚類の一部は陸上への進出を試みた ⑥陸上職物が手助けをしてくれた ⑦進化の過程でエネルギー浪費型に
現在の魚の勢力図; ①現在約3万種(全脊椎動物の半数以上を占める) ②淡水魚は約1万2千種 ③スズキ目約1万種 スズキ亜種約3,200種 ④軟骨魚類は約900種
魚にできて、ヒトにできないこと; ①低温でも死なない ②高温でも茹らない ③高圧でもつぶれない ④ふやけない、脱水症状にならない ⑤宙を舞う ⑥高速で泳ぐ
魚と人の関わり; ①魚は人の迫害を受ける ②魚は人に仕返しをする ③魚は人に反省を促す ④魚は人に将来を案じさせる
その他いろいろな名言?がありましたので箇条書きに;
・魚は紫外線を感知できる(ヒトの目には見えず、異性の判別にも役立つ)
・魚は頭の上に第3の目がある
・魚は全身で味を感じる 嗅覚はかなり鋭い
・魚は人の感性を刺激する
・美味しい魚は人を幸せにする
・魚が人を健康にする DHA EPA
・美しい魚は心を和ませる
・風変わりな魚は人のロマンをかき立てる
最後に講師が説明しなかったら質問しようかなと思っていた 『痛み』 について、魚は痛みを感じないのか?;
・魚には表情をつくる筋肉がない
・素手で触れるとやけどする
・ストレスにはめっぽう弱い
・音よりは振動に敏感
・痛みは生きていくうえでの必須の感覚
ということから ⇒ ニンゲンの目には痛みを感じないと映るだけ 魚は苦しんでいる(=人の目には活きがいい) 苦しみ方がニンゲンと根本的に違う
そこから今欧米では、魚も他の動物と同じように扱うべきという考え方が出てきている。
講師は、「魚は『人知れず』最後を遂げる」ということが気に入っているようでした。