そんな事いったって、笹の葉を採って来てくれればいつでも作るのだが
口で食べたいと言うわりには、一向に笹の葉を採って来てくれる気配なし!
まぁ そんなとこで、重い腰を上げたのがつい先日。
さて笹の葉もGETで来た事だし、今日はいよいよ笹まきを作る。
一晩水に浸しておいたもち米をザルにあげて水を切っておく。
茶の間でテレビを見ながらで巻きたいので
水を切ったもち米と水洗いした笹の葉と
笹まきを縛る『い草』を畳屋さんから貰った畳の端を割いて
梱包に使われた大きなプチプチを広げた上に並べる。
別にプチプチの出なくても良いのだが、他に敷く物が無かっただけの事(笑)
まず…。
一晩水に浸したもち米を、笹を三角に丸めた中に入れる。
別な一枚をかぶせて蓋にする。
蓋にかぶせた両端を折り込み三角に閉じる
紐をかけるのだが、私のは自己流なのでその辺は適当にという事で
ビニールの紐でも良いのだが、何となく味気ないような気がしないでもない(^_^)b
五個ずつにまとめて縛る。
で、茹で上がりだが、売られているものは色合いがキレイだ。
だが、こんな具合に色が変わるくらいまで茹でると、おはぎの半殺しに近い状態で
我が家はその方が好きだ…好みによる。
黄な粉でどうぞ、召し上がれ(* ̄▽ ̄*)ノ"
ちなみに、私の手首にある青いバンド。
決して肩凝りに効く代物ではなく、サッカー応援グッズだ。
我が家では、夫は笹の香りが良いと何もつけないで食べる派。
醤油をつけて食べる派もいるが、やっぱり黄な粉が一番美味しいように思う。
笹巻きは、もともとは非常食だったという話だ。
昔から農作業や山に入った時のおやつとしてよく食べられていたようで
調べてみると山形でも作られているようだが
もち米を笹の葉でまき上質の灰汁『「木灰」それも絶対に楢の木のもの。』で
ことこと煮た黄色い餅で、黒みつときな粉をまぶして食べるようだ。
同じ様なものでも、住む地域によって微妙に違うのが面白い。
また福島では会津方部だけなのだろうか?
中通りの友人は、こんなふうにして食べる習慣がないと言っていた。
古からクマザサの殺菌効果を知り、長持ちする笹巻きや笹もちを作って利用してきた。
笹巻きもそうだが、搗き立ての餅なども笹の葉に包んで食べた記憶もある。
なかなか固くならずに笹の香りが移って美味しく
先人の食べ物に対する知恵は素晴らしいと思った…。