言葉が似ていて、いずれも血液をさらさらにする作用を持っている為によく間違えられる。
ご他聞にもれず、我が家のばぁちゃんも間違えていた。
脳梗塞で倒れる前に、心臓のカテーテル手術をしているので
心臓病=ワーファリンだと思っていたらしく
ワーファリンは納豆やクロレラなどのビタミンKをたくさん含むものを食べると、
効き目が弱くなるので、納豆やクロレラは食べられないと
あんなに好きだった納豆を食べなかった。
因みに、バファリン(バファリン81mgやバイアスピリン)は
特に食べ物に注意する事はない。
在宅介護を始めてしばらく経ってから
ある健康雑誌で納豆の何かの成分が脳梗塞に脅威的に効いた記事が載っていたので
納豆が食べられないんなら無理だろうな…と先生に聞いてみたところ
別にワーファリンを飲んでいるわけではないから構わないが
取りあえず病院で出した薬を飲んでいれば必要ないと思いますが…って。
まぁ 医者としたら、そういう返事はごく当然の事だと言える。
だけど、ワーファリンは飲んでないって?
ばぁちゃんはワーファリンを飲んでるから納豆は食べられないって
間違いなく言ってたよなぁ~?
先生に詳しく聞いてみたところ
『それはバファリンと間違えたのでしょう。
バファリンは特に食べられない物ってはありませんよ。』
あらら…ばぁちゃんったら、いったい何の為に好きな納豆を我慢してたんだか(笑)
そういうもんなんだよね。
だから、年寄りに薬の管理は任せておいてはいけないんだな。
だいたいからして、ばぁちゃんが入院生活を終えて
在宅介護になる時も、ばぁちゃんの部屋を片付けていたら
出てきた出てきた、訳のわからない薬があっちからこっちから…。
ちゃんと飲んでたんだろうか? そのバファリンや血圧の薬とか。
当時まだ70を過ぎたばっかりで、まさかそんなに薬を溜め込んでおこうとは。
考えてみれば、脳梗塞の発作は3回目でダウンしてしまったばぁちゃん。
脳の病気をすると、普通の人より早くボケやすいんだ、と聞いた。
そっから考えたら、もう少し早目に私が薬の管理をすべきだったかな?
という事で今日の一枚、電車の通る風景
ヒメとの散歩の帰り道で、夕日と電車と…しかもDr野口の電車だし!