よくあちこちのブログで取り上げられているので
以前から欲しいとは思っていたが、去年の事…ヒメさまとの散歩で見つけて
家に持ち帰って鉢に植えて一年を過ごした。
最近になってようやく花が開いて
しかも2本だったのが嬉しい事に3本に増殖していた。
そして今年…またもや農道で見つけた1本のネジバナ。
これも早速お持ち帰りして鉢に植えた。
しっかり根ついたら、前のと同じ鉢に植え替えようかと思っている。
「ネジバナ」というくらいだから、ねじれて花が咲いているのだが
面白い事に、このネジバナは右巻き左巻きがなくて半々の割合で咲いているらしい。
しかも! 中にはねじれていないネジバナもあるとか…一度お目にかかりたいものだ!(笑)
ネジバナは小さな雑草ながらランの仲間で
アップで見ると、イッチョマエに実に美しい形をしている。
種はすごく小さく、埃のように空中に散布されるのだが
ただあまりにも小さいので、発芽に必要な栄養分を持ち合わせていないらしい。
そこで、ひとつ…このネジバナは考える!
さて、自分の種族を増やすにはどうしたもんかと…?
ネジ花の種には、ラン菌というカビの仲間を呼び寄せる菌があり、
自らの体にカビを寄生させてしまい
種の中に入り込んだ菌糸から逆に栄養分を吸収して発芽し
さらに、そのカビを分解吸収して成長に必要な栄養分にしてしまう。
そんなふうにして、ネジバナは黙々と繁殖している。
雑草の中にひと際目立つが、思いの他ひっそりと咲くネジバナ。
何が悲しくてネジバナと名付けられたのだろうか。
何々蘭とかの名前だったら、雑草とはみなされなかったものを。
農道の片隅で、除草剤とか草刈り機だとかに一生を終えてしまうんだろうな。
という事で、逃げ水現象が起きるくらい暑かった…風景をUP!
蜃気楼の一種で、晴れた暑い日にアスファルトの道路などで遠くに水があるように見える現象。
近づいてもその場所にたどり着けず、水が逃げていくように見える。