あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

戦々恐々…雄国沼湿原

2008-07-31 23:33:47 | プチドライブ・地域の事
昨日は5月に上棟式を行なって以来、何ヶ月ぶりかに職人さんが来ない日だったし
夫は日勤で朝から出社、しかも天気は晴れて心なしか爽やか。
これは私に何処かへ行けという神の思し召しか…。

そんな事で久々に車でお出掛け…プチドライブを決行した。
もちろん急な思いつきなので行き先は不明。
取りあえず喜多方から米沢辺りか、それとも喜多方方面の介護友にでも電話しようか
そう思いながらひたすら国道118号線をお馴染み省吾さまのBGMと共に…。

途中標識を見上げたら、雄国沼方面と書いてあり
この間来られたブログ友さんが雄国沼湿原へ行こうとしたが道を間違えて云々。
そんな事を思い出して、車は急遽雄国方面へと右折する事にした。






国道を右折してしばらく行くと、雄国沼湿原方面の案内標識が…。
標識に従い車は山間の道を快調に走っていく。
途中タバコの畑だろうか? この辺りでは見る事のない植物の畑を横目に
道はだんだん狭まっていく…果たしてこの道で良いんだろうか?

そんな思いが頭をもたげる。

しかも道路の真ん中に子供の頭位の石が転がってたり
道路の一部が陥没してたり…果たして行ったは良いが帰って来れるのだろうか。
道は崖っぷちをクネクネと曲がっており対向車の姿も見えないでいる。





道…間違えてないよなぁ~運転に全神経を集中させる為に省吾さまのBGMは止めた。
なんの音も聞こえない…ただ車の坂道を登るエンジン音だけが山道に響いて
ますます不安が募る…こんな緊張感は日暮れの滝を見に行った以来の事だ。

ようやく一台の車とすれ違い、雄国沼湿原へ行かれたのですか?と聞くと
そうですよ…と答えてくれ、やっぱり道は間違ってないようだとひと安心した。
が、いつになったら雄国沼湿原へ着くのか皆目検討もすかずに
車はのろのろと山沿いの曲りくねった道を…しかも慎重に進んで行く。


目的地は雲を突き切った先にあるようだ…もう少しだ!

いつ辿り着くか分からない思いに焦りが出てきた頃、営林署の車発見!
雄国沼湿原へ行きたいのですが、まだ先でしょうか?と聞いたところ
ここから10分くらい先のところです。と、教えてもらったら俄然元気が出た。


展望台から望む雄国沼湿原の風景

ようやく着いた~~! 雄国沼湿原 すでに辺りは霞がかかり始めていた。
駐車場には思いがけず10何台かの車が停まっており、展望台にはお年寄りのご夫婦が。
近づいてひと言ふた事言葉を交わして、展望台脇の階段から湿原へと降りて行った。
約200メートルくらいだろうか、丸太で作られた階段に両脇には山野草。
頭の上で聞こえるウグイスの声…探したけど姿を見つける事は出来なかった。



途中何組かの家族連れとすれ違ったが、失礼ながらお年寄りが多いのには意外で
ご夫婦連れで、ず~~~っと全部回って来たんですよと微笑みながら
スキーのストックのようなものを杖代わりに、寄り添うように歩いて行く
そんな後姿がやけに目に焼きついてしまった。



湿原には木の橋が延々と雄国沼を見渡せるように…そう約2キロくらいか
その橋の上を歩きながら沼の景色は、あいにく小雨が降り始めて鉛色に霞んでいた。
晴天の沼は確かに美しいだろうが、小雨にくすんだ様な沼も捨てがたいと
負け惜しみではないが…今度は晴れた日にリベンジかな。

橋を三分の一ほど行ったところで雨は少しずつ強くなって来たので
諦めて下りてきた階段をゆっくりと、っていうか生きも絶え絶えに戻ってきた。
太もも筋肉痛決定だと思ったが、意外と今日はなんでもなく
ひょっとしたら筋肉痛は一週間後くらいかも…(~_~;)



という事で、鉛色した雄国沼湿原




コメント (32)
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