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あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

冬待ちトンボの子守り歌

2009-11-24 23:09:23 | ひとりごと
こう続けて晴れの日が続くと
なんだか晩秋から早春へと一足飛びのような気がして
朝のヒメ様との散歩はキラキラ輝いて、一日への躍動を感じ…
そんな晴れの日は、時としてミルク色の朝となる事が多くなって来る。


霧にしっとりと濡れたヒメジョオン…素朴で清楚なのは花言葉通りかな。

いつもの散歩道は枯れ草色にと季節は変わり、路傍の雑草はすでにもぬけの殻で
生きる者すべて寝入ってしまったように静まり返っているような気がする。


何を考えているのだろうかトンボは。

そんな中枯草に、まだいたんだね…。
シッカリとつかまっているトンボは来る冬を待っているかのよう。


同じ場所へと二匹も三匹も…ただ黙って枯草にしがみついている。

昨日も暖かかったし、まだいると思っていたよ。
他の生き物たちは、次の世代へとバトンタッチして、すでに眠りに就いているというのに
さすがのシジミチョウも姿を見る事が出来なくなってしまっていた。
トンボ 残された時間を精一杯に昇華しようとしているのか
せめて、もう一度あの青い空を自由に飛び回ってから眠りに就きたいと…。


ようやく朝の陽射しが輝き始めた!

ヤゴから羽化して、広い大空を力いっぱい飛び回った。
夏の暑さに木陰でひとときの休息をとったり
群れなして、いろんな場所へと…そんな思い出に浸っているのだろうか。


朝日を一杯に浴びて

すでにボロボロになってしまった翅を動かしもせずに
遠いあの日を夢見、そんな思いが冬を前にした朝日に輝いて
精一杯に生きて来た勲章のようにも見えてしまう。


濡れそぼっていた翅も少しずつ乾いていくようだね。

今日も一日暖かい日になりそうだよ。
乾いた翅を羽ばたかせて思いっきり行く秋を楽しんで
そして次の世代へと命を繋ぎ…ゆっくりと眠りに落ちていければいい。


冬を待たずして一瞬のきらめきを満喫出来ればいいのだが…。




コメント (20)
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