降る降ると言われていた雪も、まだ見ないpochiko地区だけど
季節は師走の半ばになろうとしている…。

いったいどうしたのだろう…毎年11月の末か
遅くても12月の初めには届いていたのだけど…今年はまだ届かないでいる
ばぁちゃんの亡くなった兄の戦友であるおじいさんのしめ縄飾り。
現役の頃はタクシーの運転手をして、何かの折りにはいつもお願いしていたものだった。
タクシー会社を定年退職されてから始めた、家庭菜園としめ縄作り。
かれこれ20年か30年か、最初はとてもかっこうもつかないしめ縄だったけど
年を追う毎に段々と腕をあげて、毎年自分の作ったしめ縄を持ってくるのが
師走になった事を感じさせる出来事だったのだが…。

この時期にまだ咲いているワイルドストロベリーの花
ばぁちゃんが倒れてからも、毎年必ず持って来てくれて
ばぁちゃんの顔を見て、おれよっか若いのに…なんだべなぁ~と
それでも少しずつ耳も遠くなり…いつまで作られんべかな~なんて
作る数は少なくなっていたのだけど、必ず我が家には来ていた。
それがそのおじいさんの元気さのバロメーターだったのか
変わらず今年も来るものと思っていた…我が家の来年様!
夫も心配そうに体でも壊したのだろうかと案じながらも
年末ギリギリになってからでは、良いものが無くなると
早々に玄関先のしめ飾りだけは買って来たけど
(っていうか、こう言う事だけは早い夫^^;)
見れば価格の割には豪華そうだけど、どうも軽薄そうな気がしないでもない。

どうも安っぽい様な…事実安かったのだけど^^;
なんと言っても、持って行く家の事を思いながら
玄関と神棚と車用にと、神聖な場所と下界を区別し
新年に悪気が入らないようにとの思いがこもった
おじいさんのしめ縄には敵わない事だ。
神棚に飾るしめ縄は、ひょっとして…いやいや遅くなっちまった~~とか言って
持って来てくれるかもしれないと、買わずにいたけど
やっぱりこれも買った方が良かったのか
12月もすでに今日は13日だものね~。

ワイルドストロベリーの実
ばぁちゃんがこの12月の誕生日を迎えたら満86歳だから
もうすでに齢90は越してるだろう、そのおじいさんは
引退しちゃったのだろうか…つい新聞の死亡記事欄に名前を探して
出てないとホッとしたものだった。
しめ縄をもらって、年末には好きな日本酒を届けていたけど
また年末には夫と立ち寄ってみようか、おじいさんの家へ…と。
という事で、今日の一枚!落ちていた紙を使った蓑虫くんをUP!
