あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

真冬に春先取り~~フキノトウ味噌

2010-12-21 22:08:29 | 食べ物 レシピなど
今年もあと十日を残す事となった。
たいした雪も降らずに、時々晴れの日もあったりで
磐梯おろしの風は冷たいけど、陽のあたる場所はいかにも冬うらら?

今朝も厳しい寒さだったものの、晴れの一日となったが
夕方には底冷えのする冷たい風で…皆既月食は見れずじまいだった。


晴れそうな朝にヒメの散歩へ行く夫

先日の事…今年の畑仕事も終り、夕方の日差しに誘われて
庭の辺りを所在なさげに歩いてみれば
ちょうど庭の西側の、いつもの夕日があたる場所に春を見つけた。


すでにたくさんの蕗の葉が青々と…。

何年か前に道端から持ち帰ったフキノトウを
庭の隅っこに植えたのだけど、年々増殖して他の草花を脅かせていく。
そのフキノトウ…春を待たずにっていうか、これから雪の季節になると言うのに
毎年律儀に顔を出してくれているのは嬉しいことだ。

春先に顔を出すフキノトウよりも丸っちくて…というか
年内に発生するフキノトウは「冬季花蕾」と呼ばれ
春に顔を出すものと違い蕗本体に一個しかつかなく貴重らしい。





蕗の薹…名前の由来は「冬葱(ふゆき)または冬黄(ふゆき)」からで
冬にでる浅葱色の植物(または冬に黄色い花が咲く)という意味だと検索の結果!
ちなみにアイヌの民話ではフキの下住んでいる小人を「コロボックル」って言うんだよね♪

そのままにしとこうか…と思ったけど
せっかくのフキノトウだもの、このまま朽ち果てさせるよりはと
キッチンバサミでひとつふたつと…カゴに数個の収穫で
どうしようか、天ぷらも美味しいけど、ここはひとつフキノトウ味噌を作ろうと決めた。



考えてみたら、ここんとこ毎年冬にフキノトウ味噌を作ってる様な気がする。

ゴミを払って水洗いして、沸騰したお湯に入れると春が香り始める。
とっても清々しい香りで…ヒメの散歩を終えて帰って来た夫が
良い匂いだと、柄にもなく春を感じるなって(笑)

サッと茹でて細かく刻んで、油を少しにフキノトウを炒め
ミリンを入れて味噌を入れて…先ほどとは違う春の香り。
作る過程によって、いろんな春に変わって行く香りに
これはご飯が進み過ぎるぞと、マズイなぁ~メタボ予備軍の私。









このほろ苦さは大人の味だね。
それでも大人の味だと言えば、塩辛でさえも好物となる孫太郎。
果たしてこのフキノトウ味噌の大人の味は如何なもんかと
生意気にも、ご飯にちょびっと乗せたのをパクついていた(笑)



という事で、今日の一枚 綿毛も飛んでしまったセイダカアワダチソウをUP!


雪こそないけど、すっかり冬を感じさせる…。


コメント (30)
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