このところ霧の深い朝が続いている。
立冬を迎えた今日も、お昼が過ぎてもハッキリとはせずに
そろそろ天気が崩れてくるのかもしれない…と思っていたら
かなり冷たい雨となった。
こうしてひと雨ごとに冬に近づいていく。
ここ最近、夫のお弁当を作り6時40分には出勤する夫を見送り
それからヒメさまへの散歩へと出掛ける事が多くなった。
遠くの景色がぼんやりと朝の風景
朝の短い時間、新婚の息子とよっちゃんの時間を大切にだよね^^
ジャケットを羽織り、待ちかねたと喜ぶヒメと
まだ眠っているような、いつもの散歩コース。
タンポポやケイトウが咲き乱れていた花の道は
今はすっかり刈り取られて、妙に寒々しさを覚えるなか
残されていたラズベリーだけの赤さが眩しい気がする。
畑はまだ手繰られていない枯れたキュウリが一本二本。
すっかり寂しくなってしまった花の散歩道
残されていたラズベリーの赤
誰もいないまだ眠っている朝
砂利道から大きい通りの歩道を歩けば
大豆だろうか黒豆だろうか、抜かれて逆さに干されて
カラカラに乾いたら、豆ぶち(打ち)されるはず。
大豆だったら味噌を煮たりとか、黒豆だったら煮豆かな。
そんな事を考えながら、少しずつ集団登校や出勤の車が多くなっていく。
たわわに実った柿は収穫される事なく、野鳥たちが恩恵に預かるのだろうか。
濡れたノコンギクと晩秋色のどこかの家の垣根とか
ゆっくりと堪能して家に戻れば、息子とよっちゃんは出勤の支度で
コタツに残されたノリスケの手だけがぬくぬくと…(笑)
ノリスケのおてて
晴れた日には見られない秋の過ぎて行く様は
モノクロームの世界の中にこそあるのかもしれないな。
青空の中に紅葉を見るのも、薄手のカーテン越しに見る様な景色もまた一興。
ゆっくりと秋が流れて行く様な気がする。
今日の一枚 庭先に舞い降りたゴイサギをUP!